日頃本当のことはどうでも良いといっている。なにしろ被写体自体が本当でないのだから、わざわざ宣言するまでのこともない。良くいっているように、作った表情のためなら背景を左右反転させることなどどうといことはない。しかし、どうでも良いことの中にもどうでも良くないことがある。昨晩、『タウン誌深川』の、完成したはずの画像を眺めていた。後は主役を持ってくれば良いはずであったが、この辺りがちょっと、とやっていたら、異母兄弟みたいな背景が出来てしまった。どちらにするかで印象は変わって来る。甲乙付けがたい。主役を配してみて、それでも決めかねたら、何十年もそうしてきたように麻布十番に走れば数秒でかたが付く。 しかし一晩明け改めて見ると、やはり余計な事、いやより手をかけた方が可愛いのは当然のことである。今度は本当に決めた。余計なところが気に言っているのだから。
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『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ
2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube
※『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載12回『大つごもり 樋口一葉