友人に聞かれたが、犀星生誕130年、会期中に誕生日は、全く知らなかった。注意頂きたいが、変則的な休みなので、その分、終了日を伸ばそうということになり、会期中に生誕130年となった。事前に知っていたら、さすがの私も知ったかぶりして、チラシに生誕130周年と入れただろう。 そのチラシに使った犀星は、撮影やり直し、さらに一匹金魚が増えそうである。それというのも、子供の頃からフラダンス踊っているような鈍くさい金魚の動きが好きでなかったのに、撮影していて〝こっち見ないようにしてる〟なんて思いながら見ていたら、それこそ赤井赤子を撮っているような心持ちがしてきて、さらに毎日切り抜いて作業しているうちに可愛く思えてきて、無表情な犀星を挑発するが如きに、赤い金魚を配したくなった、と言うわけである。この琉金は、いずれ我が家にくる予定であるが、この赤井赤子、ひょっとして雄だったらと思い、確認しないでおこうと思っている。金魚の飼い方には、金魚には名前を着けてはいけない、とある。自動的に赤子にしてしまって、これで死なれたら、やはり悲しいだろう。そのせいかどうか、「吾輩は猫である。名前はまだない。」の漱石は、猫には名前をつけなかった。
『我が肌に魚まつわれり』
7月17日~8月4日本郷『金魚坂』にて。
【タウン誌深川】〝明日出来ること今日はせず〟連載第15回『美容院には行かないで』
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『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube