明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



制作中の人物の肉声が残っていたなら、出来れば聴いてみたい。八百屋が西瓜を叩くように、人物の中身を知るために、某か参考になるように思うからである。その逆に、私が考えた長年続けている訓練方法がある。例えば一人で出かけた居酒屋、今日であれば神田淡路町のドトール。隣で話すサラリーマン二人。そのどちらかにターゲットを絞って、会話を聞くだけで、その面相を想像するのである。 今日のターゲットは、週の半分は東京なので、最近ワンルームを借りた。テレビショッピングに企画を持ち込みたいので製造部門と話しあっている。同年代の仕事先の男に説明している。「学ぶは真似るからきてるんですよね。」聞いた風なことを言っている。『一度博物館に行ってみな。盗んだり手取足取りだったり、先達から学んで段々良くなる筈がそれ程じゃないぜ?』なんて事を思いながら聞いていた。帰り際、当然チェックするのだが、これまた〝スカ〟であった。大ハズレ。長年マジシャンの指の運動みたいなつもりでやっているが、正直いって、やった!と思ったのは僅か2回くらいである。 帰宅後室生犀星の続き。立像も最後、レンジでチンしながら下駄を作る。明日の晩には着彩に入り、予定通り行けば、夜中に撮影となるかもしれない。それにしても、犀星の座るべき座布団ばかり、随分温めてしまった。

 

 『我が肌に魚まつわれり』 

 

7月17日~8月4日本郷『金魚坂』にて。

 

【タウン誌深川】〝明日出来ること今日はせず〟連載第15回『美容院には行かないで』

 

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『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube

 

 ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube




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