金魚すくいはともかく、金魚釣りはしたことかないので、今日こそ金魚釣りを、と思うが一旦涼い店内に入ってしまうと。 工芸学校時代の友人が来てくれる。私の変わり様を見て貰うには、陶芸家を目指した18才のスタート時の友人に見て貰うのが一番である。彼には、もっと見せ方を考えろよ、と言われたものだが、未だに会場の飾り付けは人任せである。変われない事もある。 彼は女子美で陶芸を教えているが、今時の各美大、生徒は女子ばかりだそうで、女子美の意味が無くなってきたという。どういう仕組みなのか、最近は、まるで実技の未経験者をがいるそうで、教える方も大変である。といいながら、私のいた学校もほとんど試験なしであったが。結局彼とは時間が経つのは早いなということになる。 ある歌人だかが『藝術とは、要するに我流の上にでもなければ咲かない花だ、と私は思ふのだが、ひらき直れば、笑はば笑へといふことにもなる。』歌は神祖柿本人麻呂この方、我流のものであった……。と書いていた。そう言えば、笑はば笑えという心境は、私にはお馴染みというより、それと共に生きてきた気がする。室生犀星に琉金がまとわりついている会場にて。
『我が肌に魚まつわれり』 (蜜のあはれより)
7月17日~8月4日本郷『金魚坂』にて。28日29日はお休みです。8月1日は犀星生誕130周年。
【タウン誌深川】〝明日出来ること今日はせず〟連載第15回『美容院には行かないで』
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『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube