明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



机と椅子から文机と座椅子にしたのは、椅子だと脚がすぐに浮腫んでしまうこともあった。母と同じ体質である。なので足置きなどで対処することにした。ヤフオクでさっそく机を落札。文机は読んで字の如し、粘土細工には向いていない。今度の机は広々と感じるだろう。プリントをしまうためにタンスも購入したが、送料が呆れる程高く、今度はそのあたりも注意し関東圏に限り探し、おかげでどういう訳だか873円だという。何よりである。 芭蕉庵の構想も練り始める。色々調べている。かつて江戸川乱歩の『屋根裏の散歩者』で屋根裏を作るのに構造など調べた。たまたま新しいパソコンを買った時で、当時は梱包がやたらと大きく、丁度良い、と屋根裏にした。作家シリーズを考えたとき、最初に降って来たイメージは尻ハショリした乱歩が屋根裏に潜み、こちらを見ているところで、全くそのまま作ったが、作ったのは出版が決まった七、八年後であったろうか。乱歩は私に小声でいった。「君、よそでいっちゃ困るよ。」



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