夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

ニワトリはハダシだ

2005年01月29日 16時31分54秒 | Weblog
 養護学校に通う、抜群の記憶力を持つ15歳の少年サム。父は潜水士、母は在日コリアンで、2人は別居中。サムの教諭、直子のおじの検察幹部に暴力団が絡んだ贈収賄の疑いがあり、サムらは事件に巻き込まれていく。サム役の浜上竜也は映画初出演。原田芳雄、倍賞美津子、石橋蓮司、塩見三省ら実力派が脇を固める。
 原発問題を扱った「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」(85年)などでタブーに挑んできた森崎東監督。今回も、検察の裏金問題を告発した大阪高検幹部の汚職事件や在日コリアンへの差別、外国人労働者問題など、今日性のあるテーマを盛り込んだ軽快かつ骨太の作品に仕立てた。
 昨年のベルリン国際映画祭フォーラム部門招待作品。
 「撮り終えてから(封切りまで)2年待った。倍賞さんが映画祭の舞台あいさつで『ベルリンから逆輸入したい』といって喝采を浴びた時は、『封切りできなくてもいい』と思ったくらい、うれしかった」

…毎日新聞夕刊『音楽 舞台 映画』のページ 平成17年1月29日(土曜日)


「ニワトリはハダシだ」は29日より大阪・第七藝術劇場にて公開