夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

「蛇イチゴ」(DVD)

2009年02月19日 16時45分27秒 | Weblog
 小学校教師の真面目な妹、香典泥棒で生計を立てる兄、専業主婦で認知症の義父の世話をしている妻、リストラされていることを言えずに出勤を装っている夫。そんな家族が、それぞれの生き方を繰り広げるヒューマンドラマ。第58回・毎日映画コンクール スポニチグランプリ脚本賞など受賞した作品。
 明智家では、1年半認知症だったトモコ(つみきみほ)の祖父(笑福亭松之助)が亡くなる。葬儀が進む中、葬儀場に勘当されていたトモコの兄(宮迫博之)が姿を見せる。しかも、出棺時にとつぜん借金取りがやってきて、トモコの父を罵倒し、厳しく返済を求める。機転をきかし、兄が弁護士を装い借金取りを追い返すが、親戚や近所の人たちに全てを知られてしまうこととなる。
 トモコは結婚するはずだった恋人に別れを言い出され、その帰りにタクシーで兄が香典泥棒だったことを知る。信じていた父には裏切られ、小さなころから自分にも嘘ばかりをついていた兄。何かが吹っ切れたかのように元気に写る母(大谷直子)。トモコは、何かをあきらめるかのように兄が゛蛇イチゴ゛が取れると言っていた場所に兄と゛蛇イチゴ゛を取りに行く。
 内容が今日的。代わりばえのしない平穏な日常が有り難いと思うかも。テンポ良く進みラストにつながる。そして、気づくものとは…。
 監督は、女性監督で勢いがあり、活躍中の西川美和がつとめている。
 (急いでDVDを観たので、登場人物の詳しい名前をひかえるのを忘れてしまいました。)