原作者の百田直樹氏が登壇。
これまで4回の映画化オファーがあったが、脚本で納得できずOKを出さなかったこと。
また、自分たちの世代の親は、太平洋戦争においてどのように戦い、命を散らし、生きてきたかを知ってもらいたかった。岡田准一演じる宮部久蔵は自分たちの親世代。三浦春馬が演じる久蔵の孫は自分たちの息子世代。自分たちはその間にいて、歴史をつないでいくことの使命があると思います、と語った。
祖母の死によって、本当の祖父がいることを知った孫。その祖父は、生きて帰ることに固執し、臆病者と言われた零戦のパイロットだった。しかし、その祖父がなぜ特攻を志願し、亡くなっていったのか。そこに隠された真実とは何か…を追う。
物語は現代から、戦争時へと展開する。後半は重要な場面が続く。特に、崩壊していく岡田准一の演技には凄みさえ感じる。注目せざるを得ない。
そう、岡田准一をはじめとするキャストに問題があったり、不満があるわけではないが、原作は上下巻がある長編小説。本を読んでから映画を観るか、映画を観てから本を読むか悩んでいる人には、映画を観てから本を読むことをオススメする
本のあの場面は映画のシーンではないの?と思ってしまうのは、約2時間にまとめないといけない映画の限界か。仕方ないことなのだろうが、物足りなさを感じるのはなぜ?
ただ、太平洋戦争は遠い昔のことではなく、親や祖父世代のごく近い時代のできごと。そのことは、若い人たちに感じてほしい。
久蔵の妻・松乃には井上真央。このほか、ベテランや若手の俳優が集結し個性を発揮している。現代の祖父を演じる夏八木勲さんの遺作でもある。
メガホンをとったのは『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴監督なので、VFXには期待していい。
(12月21日公開)
これまで4回の映画化オファーがあったが、脚本で納得できずOKを出さなかったこと。
また、自分たちの世代の親は、太平洋戦争においてどのように戦い、命を散らし、生きてきたかを知ってもらいたかった。岡田准一演じる宮部久蔵は自分たちの親世代。三浦春馬が演じる久蔵の孫は自分たちの息子世代。自分たちはその間にいて、歴史をつないでいくことの使命があると思います、と語った。
祖母の死によって、本当の祖父がいることを知った孫。その祖父は、生きて帰ることに固執し、臆病者と言われた零戦のパイロットだった。しかし、その祖父がなぜ特攻を志願し、亡くなっていったのか。そこに隠された真実とは何か…を追う。
物語は現代から、戦争時へと展開する。後半は重要な場面が続く。特に、崩壊していく岡田准一の演技には凄みさえ感じる。注目せざるを得ない。
そう、岡田准一をはじめとするキャストに問題があったり、不満があるわけではないが、原作は上下巻がある長編小説。本を読んでから映画を観るか、映画を観てから本を読むか悩んでいる人には、映画を観てから本を読むことをオススメする
本のあの場面は映画のシーンではないの?と思ってしまうのは、約2時間にまとめないといけない映画の限界か。仕方ないことなのだろうが、物足りなさを感じるのはなぜ?
ただ、太平洋戦争は遠い昔のことではなく、親や祖父世代のごく近い時代のできごと。そのことは、若い人たちに感じてほしい。
久蔵の妻・松乃には井上真央。このほか、ベテランや若手の俳優が集結し個性を発揮している。現代の祖父を演じる夏八木勲さんの遺作でもある。
メガホンをとったのは『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴監督なので、VFXには期待していい。
(12月21日公開)