夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『ゴジラ ー1.0』

2024年01月25日 19時56分51秒 | Weblog

 戦後の焼け野原になった日本。特攻隊員だった敷島浩一(神木隆之介)は戦争か

戻ると両親が亡くなっていた。生きて帰った敷島を息子が戦死した隣家の澄子

(安藤サクラ)がなじる。

 ある日、闇市を訪れた敷島は、子どもを連れて逃げる典子(浜辺美波)と出会う。

敷島の家に居ついてしまう典子。そして、生活を落ち着かせるために戦後の特殊任

務についた敷島の前に、ゴジラが現れる。

 

 日本製作実写版ゴジラ映画通算30作目。ゴジラ生誕70年の記念映画である。

正直、前作がおもしろくなく、あまり期待していなかったのだが、楽しめた。ゴジ

ラ作品として考えなくていいぐらいに。この映画は当方にとっては、終始“戦争映

画”だった。なぜか、泣く。

 ダーダダッダダーダとゴジラ登場の勇ましい曲は流れるのだが、それぞれの人物

の戦争の終わり方。終わりと向き合うということのように捉えて、その思いから出

ることはなかった。だが、この映画は“ゴジラ”。今後、まだまだ登場し日本を脅か

すに違いない。

 神木隆之介と浜辺美波は朝ドラ「らんまん」よりこの映画撮影が先。しかし、す

でにものすごい“夫婦感”あり。浜辺美波は力強い、どっしりとした演技ができるよ

うになっていて、戦後の強い女性を演じていてもしっくりくる。そこはかと流れる

“姉さん女房感”はいったいどういうことだろう。

ワイヤーアクションも頑張りました

 

 敷島とともに特殊任務を行うメンバーには、吉岡秀隆、佐々木蔵之介、山田裕貴。

海軍航空隊整備士を青木崇高が演じる。それぞれの戦争への思いを胸に、ゴジラと

戦う。

 

 監督、脚本、VFXを担当したのは『ALWAYS三丁目の夕日』『永遠の0』の山崎貴。

カラー版とモノクロ版があるが、当方が鑑賞したのはカラー版。カラー版はゴジラ

の背中にできる“棘”の出方は色が変わるのでよくわかるが、戦後設定であるという

ことを考えればモノクロの方もいいのかもしれないと感じた。