scrawnyは「やせこけた、ガリガリの」
今日のGetUpEnglishはこの形容詞を学習する。
National Book Awards 2020 for Fictionに輝いたCharles Yu, Interior Chinatownにこの表現があった。
○Practical Example
All the scrawny yellow boys up and down the block dreaming the same dream.
このあたりのアジアのガリガリのガキどもはみんなそいつを夢見ている。
●Extra Point
「痩せた」といえば、slender, skinny, thin, bonyなどなど、いろんな言い方がある。
デイビッド・セイン、古正佳緒里『ネイティブが教える 英語の形容詞の使い分け』がこうした使い分けを確認するのにとても役立つ。
同書には以下の例文と説明があった。
◎Extra Point
Everyone on the soccer team is so scrawny. They’ll never be able to compete.
そのサッカーチームはみんなガリガリだ。彼らでは絶対に勝てないだろう。
※やせて骨ばかりが目立ち、ガリガリの様子。
英語の形容詞って、こんなにあったの?
「動詞の使い分け」「冠詞の使い方」につづいて、今度は「形容詞の使い分け」!
デイビッド・セインが状況に応じた英語の形容詞の使い分けを教えます。
デイビッド・セイン、古正佳緒里 著
ISBN 978-4-327-45256-8 C0082
定価2090円(本体1900円+税) A5判 並製 224頁
女の子に「やせてるね」と声をかける時、どんな形容詞を使うだろうか?
slenderの他、skinny やthin, bonyなどを思い浮かべるかもしれない。
しかし、ネイティブの女の子はslenderといわれれば喜ぶだろうが、thinといわれたら怪訝な顔をするかもしれない。 それはslenderには「ほっそりとして素敵だね」というニュアンスがあるのに対し、thinは「病気などが原因でやせている」と受け取られる可能性があるからだ。
このように、日本語では一般的に「やせた」と訳される語も、ネイティブの感覚では微妙に意味が異なる場合がある。そのちょっとした感覚の違いを、本書でわかりやすく説明したい。
たとえば「やせた」の同義語を見ても、petite, slender, slim, svelte, sleek, skinny, thin, lanky, bony, gangly, scrawny, emaciated, anorexic, haggard, skeletal…などなど、膨大にある。
本書では、こうした語の中からネイティブがもっともよく使うと思われる5語を選び出し、そのニュアンスの違いを例文とともに解説する。
――デイビッド・セイン
<著者紹介> デイビッド・セイン (David A. Thayne) 1959 年アメリカ生まれ。カリフォルニア州アズサパシフィック大学(Azusa Pacific University)で、社会学修士号取得。 証券会社勤務を経て、来日。日米会話学院、バベル翻訳外語学院などでの豊富な教授経験を活かし、現在までに100 冊以上、累計300 万部の著作を刊行。日本で25 年以上におよぶ豊富な英語教授経験を持ち、これまで教えてきた日本人生徒数は数万人に及ぶ。英会話学校経営、翻訳、英語書籍・教材制作などを行なうクリエーター集団A to Z(www.atozenglish.jp)の代表も務める。著書に、『英語ライティングルールブック――正しく伝えるための文法・語法・句読法』(DHC)、『その英語、ネイティブにはこう聞こえます』(主婦の友社)、『爆笑!英語コミックエッセイ 日本人のちょっとヘンな英語』(アスコム)、『やり直し教養講座 英文法、ネイティブがもっと教えます』(NHK 出版新書)、『ネイティブが教える英語の語法とライティング』『ネイティブが教える英語の動詞の使い分け』『ネイティブが教えるほんとうの英語の冠詞の使い方』(研究社)ほか多数。