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日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

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毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2024 Uesugi Hayato(上杉隼人)

HARDLY, ETC.

2023-04-25 06:43:12 | H
 河出書房新社から刊行されているエドワード・ゴーリー・シリーズ(柴田元幸訳)はすばらしい。英語と翻訳の勉強にもなる。
 今日のGetUpEnglishは最新刊の『薄紫のレオタード』から紹介する。
 エドワード・ゴーリーはブラックな笑いがすばらしく、今回も十分に楽しめる。

○Practical Example
I think it would be more amusing if they threw you at me.
「あんたがあたしめがけて投げ飛ばされる方が面白いんじゃないかしら」

●Extra Point
さすが柴田元幸訳なので、基本単語の訳し方が勉強になる。

◎Extra Example
I can hardly wait for the fall season, can you?
「秋のシーズンが待ち遠しくて。あんたは?」

 hardlyは「ほとんど…でない[しない]」であるが、状況にあった訳し方にすればよい。
『研究社新英和大辞典』にも次の例文と訳が確認できる。

 I had hardly any money. ろくに金を持っていなかった.
 I need hardly say that I am right. 私が正しいのは言うに及ぶまい.

 エドワード・ゴーリー・シリーズと、『ゴルゴ13』シリーズは刊行されると必ず購入してしまう。
 もう何年も仕事で英語を朝から晩まで読んで聞いて書いて話しているが(いつまで経ってもできるようにならないから続けられるのだ、ということはかなり前に気づいたが、いつまで経ってもできないまま退職を迎えそうだ)、寝る前にふと『ゴーリー』や『ゴルゴ13』を読むと、非常に心が休まるのだ。

 1990年代、『ゴルゴ13』が全巻揃えてある喫茶店で、雑誌や書籍の校了後、『ゴルゴ13』を読みふけるのが楽しみだった。
 
 2020年代、『ゴーリー』を全巻揃えている喫茶店があれば、同じく大きな編集担当書籍を校了したら、あるいは最近は訳書を校了したらぜひ通い詰めたいが、そういうお店はないだろうか?
 
 とにかく、『薄紫のレオタード』(「紫」といいながらモノクロなのがまたすばらしい)は超おススメです。

薄紫のレオタード
エドワード・ゴーリー 著
柴田 元幸 訳
単行本 B6変形 ● 40ページ
ISBN:978-4-309-25700-6 ● Cコード:0071
発売日:2023.04.18
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