GetUpEnglish

日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

GetUpEnglishについて

毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2025 Uesugi Hayato(上杉隼人)

INTROSPECTION, INTROSPECTIVE

2010-03-17 00:11:08 | I

  introspectionとintrospectiveはGetUpEnglishで紹介してみたいと思っていました。ですので、今日はこの二つの表現を紹介します。

 introspectionは、Oxford Advanced Learner’s Dictionaryには、the careful examination of your own thoughts, feelings and reasons for behaving in a particular wayと定義されている。

 文字通りの意味は「自分自身の内を見ること」(looking into oneself)、つまり「内省、自己反省」あるいは「自己観察」。

○Practical Example

 "Yoshioka made a big mistake."

 "I know. All he needs now is introspection."

 「吉岡は間違いを犯した」

 「知っている。今彼が何よりも必要なのは、自己反省することだ」

●Extra Point

 形容詞introspectiveは、「内省的な、自己反省の」。

 introspectiveな人は、「時に自分の動機や考えを確認できる人」(one who often examines his or her own motives and thoughts)である。

◎Extra Example

 "It is a good thing to be introspective."

 "Exactly. Introspection can stop you from making a mistake that you might later regret."

 「内省的であるのは、すばらしいことだ」

 「確かに。内省することで間違いが防げるし、あとで後悔しなくてすむ」

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GROOVY  

2010-03-16 00:39:05 | G

 groovy(イカす、決まっている、カッコいい)という語を、ひょっとすると、21世紀の若者たちは使わないかもしれない。

 今の若者たちは、それよりawesome(畏怖させる、すごくカッコいい)を好んで使うことだろう。このawesomeという語は、2006/04/23のGetUpEnglishで紹介した。 

 http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20060423

 groovyという語は、「レコードの溝」を表わすgrooveから来ている。これは音楽用語としてもよく用いられた。 

 前置きが長くなったが、今日のGetUpEnglishでは、このgroovyを学習しよう。

○Practical Example

 "The Mexicans, with their slick hair and groovy souped-up cars, were tough."

 "As kids, we tried to imitate the pachuko, the “bad guy”of the Los Angeleno Mexican pack."

 「メキシコ人は、髪に油をべったり塗りつけて、チューンナップしたカッコいい車を走らせて、ほんとうにイカしていた」

 「ぼくらは、子どもの頃、『パチューコウ』と呼ばれるロサンゼルスに住む不良メキシコ人の若者グループたちをよくまねしたよ」

●Extra Point

 では、もう一例。

◎Extra Example

 "Oh, what a groovy threads it is! Where’d you get it?"  

 "I got it at Holly’s at Nishi-Ogikubo."

 「ああ、その服、すごくかっこいいじゃん。どこで買ったの?」

 「西荻窪のホーリーズだ」  

 threadsは2010/02/09のGetUpEnglishで紹介した。

 http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20100209  

 threadsだが、用例のように、単数形で使われることが多い。

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荒俣宏さん トークショー&サイン会

2010-03-16 00:01:00 | 書店イベント情報

3月23日:新書館刊『アラマタ美術誌』発売記念 荒俣宏さん トークショー&サイン会

【日時】 2010年3月23日(火) 開演:18:30~ 

【会場】 三省堂書店神保町本店 8階特設会場 ※8階特設会場へは、正面入口(靖国通り)側エレベーターにてご来場ください。 

  只今、2月25日発売予定の荒俣宏さんの最新刊『アラマタ美術誌』(新書館刊 ¥2,940(税込))をお買い上げまたは電話にてご予約のお客様、先着100名様に1階または、4階レジカウンターにて整理券を配布しております。

【お問い合わせ】 三省堂書店神保町本店 4階 03-3233-3312(代) 10: 00~20:00

 http://www.books-sanseido.co.jp/blog/jinbocho/2010/02/323-1.html

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FLIRTATIOUS

2010-03-15 00:05:00 | F

 かつては、flirtは名詞(気まぐれ、浮気者)としても、動詞(恋をもてあそぶ、ふざけ合う、戯れる、いちゃつく)としてもよく用いられていた。今はどちらもやや古めかしい感じを与える。しかし、形容詞flirtatious(いちゃつく、浮気な、性的に誘うような、うわついた、軽薄な)は、時に多少皮肉を込められたりして、今もよく使われる。

○Practical Example

 "Jane was in love with Bill." 

 "But Bill has gone off with the flirtatious Rose."

 「ジェーンはビルと愛し合っていた」

 「けれども、ビルは軽薄なローズに走ってしまった」

●Extra Point

 では、もう一例。「浮気な」という意味でもよく使われる。

◎Extra Example

 "George’s flirtatious wife was causing him a lot of pain."

 "And He finally left her."

 「ジョージの奥さんは浮気性で、彼をひどく苦しめていた」

 「ジョージはとうとう奥さんと別れたよ」

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INSIGHTFUL

2010-03-14 01:05:06 | I

 insightの形容詞形insightful(洞察に満ちた)も、よく用いられます。

 今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。  

○Practical Example

 "Etsuko's views on macroeconomics are very insightful."

 "She's bound to get a job at a good university teaching economics."  

 「マクロ経済に対する悦子の考え方は、洞察力に満ちあふれている」

 「きっと優秀な大学で経済学を講じることになるだろう」

●Extra Point

 では、もう一例を。

◎Extra Example

 "Encouraged by the great author, she wrote her best work in the 2000s, novels full of insight into human instincts and weaknesses." 

 "I know. All of her works made into successful films."

 「あのすぐれた作家に励まされて、彼女は2000年代に優れた作品を書いた。人間の本能ともろさを深く洞察し、自身の代表作を発表しつづけたんだ」

 「知っている。彼女の作品はすべて映画化され、大ヒットした」

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ECONOMY

2010-03-13 00:38:05 | E

 GetUpEnglishでは、2月2日から、時どき名演説ネタを入れながらも、ずっと「アメリカ口語」ネタを紹介してきました。 こんなに一つのテーマを長くつづけられたのは、2006年4月に本ブログを開設して以来、初めてのことでした。 

 本日3月13日からは、「アメリカ口語シリーズ」を一休みして、通常の「気になる英語表現」や「日本人英語学習者が間違えやすい英語表現」を紹介してみたいと思います。 

 そして、本日はeconomyという語を紹介する。 

 economyは、GetUpEnglishをご覧いただいている方であれば、間違いなくご存知であろう。economyは「節約、倹約」の意味で用いられるが、状況によっては、「……を抑えた」と訳したほうがいい場合もある。 

○Practical Example

 "One of my most favorite authors is Ernest Hemingway."

  "Me too. The economy of Hemingway's language is one of the main features of his literature." 

  「ぼくの好きな作家の一人は、アーネスト・ヘミングウェイだ」 

 「ぼくもヘミングウェイは好きだ。ことばを抑えた表現は、ヘミングウェイ文学の大きな特徴の一つだ」

●Extra Example

 では、もう一例を。

◎Extra Example

 "I think this is a story of the uncontrollable passions of youth."

 "Exactly. This novel is a masterpiece of economy and intensity."

 「これは若者の抑えられない情熱を描いた物語だと思います」 

 「そのとおりだ。この小説は、ことばを抑えながら、感情の激しさを見事に伝えた、一つの傑作だよ」

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TO FALL HEIR TO  

2010-03-12 00:58:15 | H

  to fall heir toで、「財産を相続する、遺産をもらう」。アメリカ、イギリスともによく用いる。やや文語的な表現。to come into a fortune, to inherit a fortuneと同じ意味で使われる。ここではheirは無冠詞で使われる。

 今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。

○Practical Example

 "Kazutoshi has really come up in the world lately. He seemed to make a killing in the stock market."

 "Or perhaps you fell heir to a fortune?"

 「和俊のやつ、最近ほんとに羽振りがいい。株で大もうけしたみたいだ」

 「あるいは大変な遺産が転がり込んだのかもしれないな」  

 to come up in the worldで、「出世する、羽振りがよくなる」。この表現も、いつかGetUpEnglishで紹介したい。

●Extra Point

 次の例のように、fallに「落ちる」の意味を持たせたり、windfall(たなぼた)と組み合わせたりする。口語では、このようなblack humorとともに用いられたりする。

◎Extra Example

 "Suzanne’s rich secret lover fell off a cliff, so she fell heir to a fortune."

  "It was really a windfall."

 「スザンヌの金持ちの愛人が崖から転げ落ちて、彼女のところに遺産が転がり込んだんだ」

 「まさに棚からぼたもちだったな」

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WAY

2010-03-11 00:01:00 | W

 wayはたくさん意味があるが、「(人の)習慣、癖」「様式、流儀」といった意味で使われる。よく言えば、月並みでないことをさす。英米ともにふつうに用いる。

 今日のGetUpEnglishでは、wayのこの用法を学習しよう。

○Practical Example

 "Stuart has a strange way of thinking."

 "I know. And it is his way to speak before he thinks."

 「スチュアートは変わった考え方をする」

  「 知っている。そしてよく考えないで物を言うような人だね」

●Extra Point

 では、もう一例。いずれにしろ、悪い意味で使われるほうが多いかもしれない。

◎Extra Example

 "Stuart always makes me mad."

 "I know. He has the way about him."

 「スチュアートにはいつも腹が立つ」

 「わかるよ。どこか変わっているね」

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SPADE

2010-03-10 00:05:12 | S

 アメリカ俗語で「黒人」をspadeと呼ぶ。これはas black as the ace of spades(スペードのエースのように真っ黒だ)という表現から来ている。軽蔑的ではあるが、気味悪くて、こわいという感じがある。色がとりわけ黒い黒人、特に黒人男性に対してよく使われる。

○Practical Example

   "I thought Martin was a spade."

  "Hey, it don't matter if he’s black or white."

  「マーティンは黒人だと思っていたがね」

 「おい、彼が黒人だろうが、白人だろうが、関係ないよ」  

 このdon’t は、当然正しくはdoesn’tになるべきだが、くだけた状況ではよく使われる。 

 マイケル・ジャクソン(Michael Jackson, 1958-2009)の"Black Or White"(1991)でも、"I said if you're thinkin' about my baby / It don't matter if you're black or white"というフレーズが出てくる。

●Extra Point

 では、もう一例。

◎Extra Example

 "If you value your life, you’ll never call a spade a spade?to his face."  

 "All right. Thank you for your great advice."

 「命が惜しかったら、黒のことを黒なんて言うなよ。目の前ではな」

 「わかった。いいアドバイスをありがとう」

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TO SET UP

2010-03-09 00:51:00 | S

  to set upは、いろんな意味があるが、俗語で「(人を)はめる、陥れる[for]」という意味でも使われるようだ。これはわななどを「しかける」とか「おぜんだてをする」といった意味から発展し、「(人を)わなにかける、はめる」の意味になったようである。この意味を載せている辞書はかつては少なかったが、今では『リーダーズ英和辞典』をはじめ、各英和辞典にその意味が掲載されている。

 今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。

 次のように、受動態で使われることが多い。

○Practical Example

 "You seemed to be swindled, This sales contract is not worth the paper it's written on."

 "I was set up, wasn’t I?"

 「君はだまされたようだね、稔。この売買契約書は、何の効力もないよ」

 「おれはだまされたのか?」

●Extra Point

 最近読んだ本では、薬物捜査官が、わざと泳がせておいた売人にドラッグを売らせて、購入したドラッグ中毒者を逮捕したりする場面で、このto set upが用いられていた。to set upはframe(おとしいれる)に近い言い方だと思う。 

 次のように、theyを主語にして用いられることもよくある。

◎Extra Example

 "They set him up and he got 20 years in Abashiri."

 "What? He is completely innocent!"

 「彼ははめられて、網走刑務所で20年の刑を受けることになった」

 「何だって? あいつは完全に無実だ!」

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『大西泰斗のイメージ英文法 問題集』刊行記念セミナー&サイン会

2010-03-09 00:01:00 | 書店イベント情報

 日時:3月25日(木) 19:00~21:00

 場所:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティカレッジ25番教室

 内容: NHKのテレビ英会話教室でも人気の大西先生のセミナーです。英文法を中心に英語が楽しくなるような講座です。参加整理券は、3月10日発売予定の『大西泰斗のイメージ英文法 問題集』(DHC)をお買い上げの方先着80名様に配布いたします。ご希望の方はリブロ池袋本店書籍館3階、語学学習参考書フロアでお買い上げ時に係員にお申し付けください。

 なお整理券はなくなり次第配布を終了いたします。

 詳しくは、こちらをご覧ください。

 http://www.libro.jp/news/#entry_id_953

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OUT OF LINE

2010-03-08 00:15:09 | L

 out of lineは、直訳すれば、「一線でない、列を乱して」ということであるが、口語表現で「一致していない、調和していない、慣行[社会通念]に合わない」という意味でよく使われる。さらには、「生意気な、 言うことを聞かない」という意味でも用いられる。

 英米ともに一般的である。

 今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。 

○Practical Example

 "Students are out of line when they talk back to their teachers."

 "Exactly. They should admire their teachers."

 「学生が教師に口答えするのはぶしつけだ」

 「確かに。自分たちの先生を尊敬すべきです」

●Extra Point

 本来は「直線でない、列を乱して」ということで、これから「一致しない、調和しない」の意味になり、さらに「無作法な、無礼な、身のほどを知らない」という意味になった。したがって、次のような意味でもよく用いられる。

◎Extra Example

 "Hey, you’re out of line, Sasuke. Shape up of ship out."

  "As I said before, I’ve already left the squad of seven, Kakashi."

  「おい、規律を乱すな、サスケ。まともになれないなら、やめてもらおうじゃないか」

 「前にも言ったが、おれはもう第7班のメンバーじゃないんだ、カカシ」

 "Shape up or ship out." は、口語表現で、「(行ないを改めて)しっかりしろ、さもなければ出ていけ」。この表現も、いつかGetUpEnglishで、紹介したい。

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NOT GOT ALL DAY  

2010-03-07 00:01:00 | D

 to call it a dayは、GetUpEnglishをご覧いただいている方であれば、きっとご存知であろう。

 この表現は、2009/02/03のGetUpEnglishのPractical Exampleでも紹介した。

 http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20090203

 では、not got all dayはどんな意味か? 直訳すれば「まる一日はもっていない」であるが、これは「ぐずぐずしていられない」という意味で使われる。じれったさを表わし、人を急がせるときの決まり文句である。

 今日のGetUpEnglishでは、このnot got all dayという表現を学習しよう。

○Practical Example

  "Hurry up and move your car out of the way, Mr. Chrysler."

 "I don’t have all day. What's the hurry, Mr. Lamborghini?"

 「クライスラーさん、さっさと車をどけてくれ、おれは時間がないんだよ」

 「ランボルギーニさん、何をそんなに急いでるんだよ」

●Extra Point

 次のようにain’tなどを使って、さらにくだけた感じで表現されることもある。

◎Extra Example

 "Get a move on, boys. Ain’t got all day."

 "All right, Queen Dronjo."

 「おまえたち、さっさとするんだよ。日が暮れちまうよ」

 「ドロンジョさま、わかりました」

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SILK PURSE OUT OF

2010-03-06 00:27:23 | P

 英米共通のことわざに、"You cannot make a silk purse out of a sow’s[cow’s] ear."(雌豚[雌牛]の耳では絹の財布は作れない)がある。雌豚や雌牛の耳には産毛が生えていて、ビロードのような手ざわりはするが、それでは財布は作れない、ということを表現している。

 つまり「素材の悪さは変えようがない」ということ。

 今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。

○Practical Example

 "Yoshiki was just a bum, but he married a rich girl. So now he’s a rich bum."

 "You can’t make a silk purse out of a sow’s ear."

 「慶樹は飲んだくれだったが金持ちの娘と結婚した。だから今は金持ちの飲んだくれだ」

 「もとがもとだから変わりようがないよ」+

●Extra Point

 次のような使い方もする。

◎Extra Example

 "Can I ask you to polish up this his translation into a publishable work, Naoko?"

 "Frankly speaking, it's impossible to make a silk purse out of a sow's ear."

 「尚子さん、この翻訳を出版できるように、手を入れてくもらえいないだろうか?」

 「率直に言います。もとがどうにもならないぐらいひどいですから、無理です」  

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『講義 アメリカ文学史』特別補講

2010-03-06 00:01:00 | 書店イベント情報

『講義 アメリカ文学史』特別補講

講師:渡辺利雄(東京大学名誉教授)

司会・進行:後藤和彦(立教大学教授/日本アメリカ文学会東京支部長)

■日時:2010年3月13日(土)13:30~15:00(開場13:00~)

■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山

■定員:120名様

■入場無料

■参加方法:青山ブックセンター本店で電話予約を承ります。

■受付開始:2010年2月17日(水)10:00~ 

※当日は先着順の自由席となります。

■ご予約・お問い合わせ: 青山ブックセンター本店  03-5485-5511  (受付時間: 10:00~22:00))

http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201003/2010313.html

<イベント内容>

アメリカ文学界の第一人者が語る、アメリカ文学の愉しみ方!

渡辺利雄氏は、東京大学で行った20年近くの講義に基づき、『講義 アメリカ文学史[全3巻]――東京大学文学部英文科講義録』を、2007年12月に3巻同時刊行した。そして2年後の2009年12月に、『講義 アメリカ文学史 補遺版』を刊行した。

全4巻111章、2000ページ以上に、600以上の引用を収録したこの壮大な文学史は、100名近くのアメリカ文学者のほか、文学思潮、文学理論、文学運動も網羅的に扱っている。紛れもなく、単独の執筆者による、わが国最大・最新のアメリカ文学史である。

この度、この偉業を成就された著者の渡辺利雄氏をお招きし、日本アメリカ文学会東京支部長の後藤和彦氏による司会・進行のもと、広くアメリカ文学の魅力について、一般読者向けにお話しいただきます。

主催:研究社共催:日本アメリカ文学会東京支部 

http://www.tokyo-als.org/index.html

<講師紹介>

渡辺利雄 (わたなべ としお)  1935年、台湾新竹市生まれ。1954年、新潟県両津高校卒。1958年、東京大学文学部英文科卒。1961年、同大学同大学院修士課程修了。1962年から64年まで、カリフォルニア大学バークレー校などに留学。東京大学文学部教授、日本女子大学文学部教授・文学部長などを歴任。現在、東京大学名誉教授、昭和女子大学特任教授。専門はアメリカ文学(特に、マーク・トウェイン、ヘンリー・ジェイムズなどのリアリズム文学)。

著書に『フランクリンとアメリカ文学』『英語を学ぶ大学生と教える教師に――これでいいのか? 英語教育と文学研究』(いずれも研究社)、編著に『20世紀英語文学辞典』『読み直すアメリカ文学』(研究社)など、訳書に『フランクリン自伝』(中公クラシックス)、マーク・トウェイン『自伝』(研究社)、『ハックルベリー・フィンの冒険』(集英社)、『不思議な少年』(講談社)、ジョン・ドス・パソス『USA』(岩波文庫、共訳)、ノーマン・マクリーン『マクリーンの川』(集英社文庫)、『マクリーンの森』(集英社)などがある。

2007年12月、自身の研究の集大成といえる『講義 アメリカ文学史[全3巻]――東京大学文学部英文科講義録』(研究社)を刊行し、2年後の2009年12月には『講義 アメリカ文学史 補遺版』(研究社)も刊行した。

<書籍紹介>

『講義 アメリカ文学史』 [全3巻――東京大学文学部英文科講義録]各巻7,140円(税込) 2007年12月刊行

『講義 アメリカ文学史 補遺版』 8,400円(税込) 2009年12月刊行 発行・発売:研究社

◆古典から現代まで。111章、2000ページにおよぶ、最大、最良、そして最新のアメリカ文学史。

★内容:

1.単なる事実(作者の伝記、作品のタイトル、発表年)を羅列した概論ではなく、主要作品を絞って深く論じた。

2.文学作品からまとまった引用をしつつ、それぞれの作品の抽象論ではなく具体的なテーマ、技法を明らかにした。

3.著者が東大で行なった20余年の講義に基づいて書き下ろした、わが国最大のアメリカ文学史講義。

4.複数の執筆者による共同作業の文学史ではなく、一人の視点からアメリカ文学全体をとらえた。

5.古典から現代まで、主要作家を重点的に扱っている。索引も充実。

6.分量は多いが、明確な論旨と平易な文体で、しかも文学史的に興味あるエピソードやゴシップを紹介しつつ、読める文学史を目指した。

7.日本への移入、日本での評価も紹介し、海外の文学史とは一味違った文学史を目指している。(夏目漱石のWhitman論、 日夏耿之介のPoe論、谷崎潤一郎のDreiser論などを含む)

8.引用が多く、詩文選としても読める。引用の多くは主要作品のさわりの部分、海外の研究の定評のある論文の一部である。

9.現在、日本であまり読まれなくなった、知られていない作家についても、十分にスペースを割いた。

10.全体は111章(2000ページ)。アメリカ文学者100名近くのほか、文学思潮、文学理論、文学運動も補遺的に扱った。

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