右翼の軍国主義者安倍晋三自民党総裁下の自民党議員なら、海外視察は観光旅行であってもいい

2013-10-26 06:24:18 | Weblog



      生活の党PR

      《10月23日(水)鈴木克昌代表代行・幹事長定例記者会見要旨》
   
      《☆『小沢一郎代表インタビュー政治の現状と抱負を語る。』特集ページ》

 10月24日、自民党行政改革推進本部の無駄撲滅プロジェクトチーム(PT)が、公費による国会議員の海外視察先がフランスなど欧州に集中しているのは「選定が恣意的だ」として、適正化を図るよう求める提言を纏めて佐藤勉国対委員長に提出、国会改革をめぐる各党協議での議論を要請したと、次の記事が伝えている。

 《国会議員の海外視察、欧州に集中 自民PT「選定恣意的」》MSN産経/2013.10.24 18:45)

 過去10年間の衆院の海外視察は72カ国・地域、延べ270回。海外視察国は多い順にフランス32回、ドイツ17回、英国とイタリア各14回。

 少ない国では、(「過去10年間」でと断りを入れておく)中国、韓国各3回、サウジアラビアなど30カ国は1回の訪問。

 記事解説。〈海外視察に関しては「半分は観光旅行」(ベテラン議員)との指摘がつきまとっていた。〉――

 河野太郎PT座長「議員外交が重要だというなら、行き先をもっと戦略的に選ぶべきだ」――

 海外視察が「半分は観光旅行」だと言うなら、自民党議員に限るなら、「選定が恣意的だ」と言うことにはならない。戦略的とさえ言うことができる。

 自民党議員に限ることは後で説明する。

 「Wikipedia」が伝えている、国際連合専門機関の世界観光機関による2012年の世界観光客ランキング国は、1位がフランスで8301万人、2位はアメリカ合衆国の6696万人、3位が中国で、欧州ではないが、以下4位スペイン、5位イタリア、7位ドイツ、8位イギリスと欧州勢が続いている。

 観光が目的なら、その目的地として欧州に集中するのは意図的選択であり、その上、どうせ国民の税金を使っていくならと、世界の観光客ランキング国上位を狙うのは戦略的と言えないことはない。

 自分のカネで行くなら、安くて済む近場の韓国かフィリピン、タイなどなどを選択する。

 因みに日本は32位の836万人。2011年の東日本大震災の影響で落ち込んでいたが、2012年は大幅に増加して、以前の順位に近づいているという。

 これもついでだが、国際観光収入の1位はアメリカ合衆国の1262億米ドル、2位スペイン559億米ドル、3位フランス537億米ドルで、日本はトップテンに顔を出していない。

 国際観光支出は1位が中国1020億米ドル、2位ドイツ838億米ドル、3位アメリカ合衆国835億米ドル、イギリス、ロシアと続いて、6位フランス372億米ドル、8位日本279億米ドルとなっていて、出かける方は日本も頑張っていることになる。

 観光目的の外国訪問に限ると日本もそれなりに頑張っている傾向は日本の国会議員の海外視察が欧州に集中し、尚且つ「半分は観光旅行」という決して「恣意的」ではない、戦略的選択に準じた傾向であるのかもしれない。

 海外視察と称して世界に名の知れた観光地に出かけて、そこで世界に名の知れた観光スポットの絵葉書を買い、秘書にパソコンを使った毛筆体の文章を書かせて、筆ペンを使ったサインだけは自分、地元の支持者にばら撒くように送るのが相場だと知れている。

 支持者たちは外国の有名な土地ら届いた自身を指名した先生からの頼りだと有り難がって、家のお宝とし、知人に見せては、今先生は海外視察中なんだと、先生も偉くなり、自分も偉くなったような気分になって吹聴する。

 これまた相場として見える支持者たちの光景であろう。

 「半分は観光旅行」だという視察傾向は自民党議員に限って言うと、彼らは右翼の軍国主義者安倍晋三自民党総裁下に活動しているほぼ似た者集団――ほぼ同じ穴のムジナ集団と見ていい。類は友を呼ぶである。当然、右翼の軍国主義者安倍晋三の外交センスとほぼ同質・同程度を相互反映させているはずだ。

 右翼の軍国主義者安倍晋三は外国訪問を、「1週間で2万8千kmを移動する強行軍」だと移動距離で価値づけ、「地球儀を俯瞰する視点で、23カ国を訪問し、延べ110回以上の首脳会談」を行ったと、訪問国数と首脳会談数を外交能力と等価値と見做し、「総勢100名を超える、経済ミッションにも同行していただいた」と、随行者の人数を以って外交成果とするような、ゆえにどのような長期的・全体的展望を持った外交訪問なのか発言のどこからも窺うことのできない、表面的な形式を国民に売り込むだけの政治的創造性の持ち主である。

 勿論、「日本の『強み』を売り込んでまいりました」とか、「日本の魅力を売り込んでまいります」、あるいは「医療システム、食文化、エネルギー、インフラなど幅広い分野にわたり、日本企業がかかわるプロジェクトが動き出しました。手ごたえは、十分です」とか、それぞれに成果、あるいは成果の見込みを宣伝しているが、それは他の国の首脳も行っていて、外国の強み・魅力との間に常に相対化の力学を受けることになるのだから、その相対化の中で日本の強み・魅力を如何に優位的な絶対化へと持っていくのか、そのことのヒントを示すべきだが、外交能力の抽象的な自己宣伝で終わっている。

 その証拠の一つとして、「いつでも対話のドアが開いている」と言いながら、ドアを開けてある部屋に中国や韓国の首脳を招き入れることのできる外交的才覚をいつまで経っても発揮できない事態を挙げることができる。

 相手の方からやってくるのを待ち構えているとしたら、余りにも能がないということになる。もし待ち構えているのだとしたら、ASEANとかG20の場で自分の方から相手に話しかけるべきではない。同じように待ち構えるべきだろう。

 日本にいるときは待ち構えて、外国で顔を合わせた場合は自分から話しかけるでは一貫した態度とは言えない。矛盾が過ぎる。

 親分である右翼の軍国主義者安倍晋三がこの程度の外交的な発想しかない外国訪問を繰返しているのだから、自民党議員に限った場合の海外視察が「半分は観光旅行」であったとしても、似た者同士・同じ穴のムジナ同士として許されるはずだ。

 むしろ親分に準じて、「半分は観光旅行」であってもいいはずだ。

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