北大路機関

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KC-767空中給油輸送機 Canon EOS50Dの極超高感度ISO12800で撮影

2010-08-04 12:27:13 | 先端軍事テクノロジー

◆1923時に撮影!

CanonEOS50D,最新型の7Dが発売されても生産が継続されていて、7Dは別次元ですがなかなか使いやすいカメラです。

Img_6103  この50Dは、平常の高感度撮影がISO3200まで設定可能で、1600くらいまでなら常用範囲内です。しかし、ユーザー設定でさらに二段上までISO感度を上げることができるので、一段上の6400、そして二段上の12800まで設定することができます。今回は二段上に設定して400mmズームを利用、1923時に、かなり遠くを飛行しているKC767空中給油輸送機を撮影してみました。

Img_6104  ISO感度は簡単にいってしまえば高ければ高いほど暗い場所でも撮影ができる数値で、高くなりすぎると画質が非常に粗くなってしまう難点はあるのですが、暗い場所でシャッター速度を落として撮影するばあいにブレてしまうことを防ぐという意味では重要です。三脚を使えばいいではないか、と思われるかもしれませんが、三脚が使用禁止となっている場所はあるわけですし、使用できない位置もあるでしょう、またいつも三脚を持ち歩いているわけではありません。

Img_6109  シャッター速度は1/60~1/100400mm。ズームレンズを使用しなければならないほど遠くの被写体を撮影、しかも相手は動いている航空機なので少々不安はあったのですが、撮影してみると実用性という点からはちょっと粗すぎる写真にはなってしまいましたが、それでも日の丸やKC767の独特の機体塗装は判別できる範囲内です。夏を迎えたのですが1923時というのは撮影時間としてかなり遅めで、着陸してくる機体を真下から撮る、というような撮影ではなく、文字通り遠い航空機を超望遠で撮影する、という手法ですから、判別できる写真というだけでも、少々驚きました。

Img_6113  実際のところはかなりトリミングした画像を掲載しているのですが、この性能でしたら近距離の航空機を、例えば第二北大路機関で掲載しているような岐阜基地の着陸航空機撮影ならば、F値の低い、つまり明るい広角レンズを使えば、ある程度実用的な写真として仕上げることもできるやもしれません。航空雑誌でも航空機の夜間撮影に挑戦してみよう、という特集もあったわけですし、ね。

Img_6117  このように書いてみたのは、この季節、ちょっと外で長時間航空機を撮影するというのは脱水症状、熱中症、いろいろな言葉が浮かんでくる季節だからだったりします。最近はKissXⅢなんかでも超高感度撮影が可能となっていますし、航空機を撮影するには涼しい時間帯の発着、まあ、夜間発着は伊丹空港とか民間空港をのぞけば毎日あるわけではないのですが、思ったりした次第。そしてもう一つ、本日と明日、岐阜基地で盆踊り大会があるというではありませんか!、これは夜の航空機を撮影だ!、と少々浮き足立ってみたのですが、・・・、しかし岐阜基地盆踊り、基地の隣、基地の敷地ではあるんですが、通りを一つ挟んだ陸上自衛隊岐阜分屯地の隣にあるグラウンドで行われるっぽいのですね・・・。ここでは航空機の撮影は難しそう。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文および写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は現に禁じる)

コメント (2)
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