◆日常風景でもある艦船の光
本日はクリスマス。そこで本日は海上自衛隊の夜景特集。今年はルミナリエはじめ、陸上のイルミネーションは期間短縮が多かったのですが、それでも夜景は健在です。
夜景、京都の夜道はもちろん神戸、大阪、横浜、東京、名古屋と偉大ですが、こんな日常の夜景も。NHK坂の上の雲も本日大団円を迎えましたので、先代が活躍した日露戦争の巡洋艦ワリャーグに敬意を表し、舞鶴寄港のミサイル巡洋艦ワリャーグ、その夜景。護衛艦と共に電燈艦飾が行われずとも、艦船の常夜灯は仄かに夜闇を、しかししっかりと照らしてくれていました。
佐世保の夜景。本年は西方強化年間、として九州沖縄に注視する予定でしたが、東日本大震災により異なった、しかし急迫した日本の問題点と危機、というものを見せつけられました。しかし、佐世保に並ぶ艦艇の堂々とした姿は、最後の頼りに応えるちから強さを感じるようにも。特別の電燈艦飾でなくとも、こうした風景が日々広がっている。
神戸港の護衛艦きりしま。イージス艦はミサイル防衛の切り札。この一隻と共に大阪湾展示訓練が行われました。先んじて舞鶴展示訓練も実施され一般に公開、日常の維持というか、平時を維持してこその復興への一歩、ということでしょうか。併せて乗艦の観覧者へ練度の高さを見せつけました。こちらは電燈艦飾ですけれども、他の写真は、忘れられているようで、しかし日常として今も存在しているものです。
呉基地の黎明。今年は、毎年ならば舞鶴と横須賀に足を運ぶ機会が多いのですが、佐世保が一番、そして呉基地に足を運ぶことも続いて多かったです。洋上を往く姿とはまた違った一面が意外やら嬉しいやら、そんな印象です。これも日常ですが、日常は突如絶たれてしまうことも、それが今年。それならば、もちろんこうした写真だけでなくとも、大事にしてゆきたい、平凡でもかけがえのないもの、それが日常なのですよね。
北大路機関:はるな
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