北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

ゆく年 くる年 大晦日にふりかえる美しい日本の春夏秋冬

2011-12-31 10:13:17 | 北大路機関特別企画

◆それでは、よいお年を

 原発事故、大震災、絶え間なく続いた地震の恐怖と稚拙な危機管理。地獄のような2011年は、間もなく終わります。期せずしてこの記事は2311号の記事でした。

Img_6706 多くの方が亡くなり涙を流しました。それでも、日本列島は美しい。火山性地形とプレート境界線は地震と津波を運びますが、温帯に或る日本列島は台風と共に豊かな漁場、代えがたい四季、美しい国土、というものを供してくれます。山河も水平線も、そして地震と津波さえも、日本列島の一部なのですね。

Img_7168 日本の国民性。倫理観や価値観で、今年の災害では世界に日本国民の在り方、ということを示すことになったと思います。単一民族、という言葉は過去に異なった政治的意味を持ってしまいましたが、共に自然と暮らす、という意味で日本の、日本列島の風土が培った、日本の民、という意味での民族という概念はあるのでしょう。

Img_7732_1 春には花々が咲き乱れそして青々と息づき、夏は暑くしかし夜には冷涼で、秋には木々が鮮やかに色づき、冬には白く覆われる。なにかしら、これが日本の人々の営みに影響を与えていないわけがありません。結果、勤勉でそして治安のよい、そんな日本を織りなしているのだと信じています。そしてだからこそ乗り越えられるのではないでしょうか。

Img_3638 春夏秋冬、季節はそれぞれに美しく、そして実り有れば滅びあり。美しく時には恐ろしく、そんな自然の中で、協力してまたは溶け込んで、生きてゆける人々のことが、実のところ先ほどの一つの答えなのだろうと思います。それでは、よいお年を、来年もよろしくお願いいたします。

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント (6)
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