◆三ヶ月間の潜水艦派遣、帰港は四月
防衛省によれば明日14日より潜水艦やえしお、をアメリカへ訓練派遣するとのこと。
潜水艦のアメリカ派遣訓練は平成25年度第二次にあたり、アメリカ国内の訓練施設を利用しての能力強化が目的となっています。横須賀基地第2潜水隊群に所属する潜水艦やえしお、が派遣、艦長は渡辺将人2佐で、乗員は80名となっています。
やえしお、は横須賀基地を出港して後、二月上旬から三月中旬にかけハワイ方面での訓練に当たり、四月上旬よりグアム方面においての訓練を実施、年度をまたいだ4月24日に横須賀基地へ帰港する予定、とのこと。
海上自衛隊の潜水艦は、長大な日本列島の海岸線に応じた広大な領海と周辺海域を防護するべく通常動力型潜水艦としては比較的大きな航続距離が求められており、原子力潜水艦を除く通常動力潜水艦としては世界でも非常に大型潜水艦を建造しています。
潜水艦の大型化はこうぞくきょりのかくほというかんてんからにほんのばあいさけてとおれないめいだいではありますが、どうじに大型化は潜水艦の中枢というべき静粛性に影響をおよぼすため、水上戦闘艦や航空機に発見されず有利な状況を構築できるよう、技術と練度が必要となる。
こうした観点から海上自衛隊は高度な対潜戦闘能力を訓練評価能力を有する米海軍の協力を継続的に受けており、今回の潜水艦派遣は66回目になる、とのことです。海上自衛隊は現在潜水艦の増勢へ既存潜水艦の延命改修を計画しており、今後は級型潜水艦と新型潜水艦の能力均衡化を如何に図るかも重要な要素となるでしょう。
北大路機関:はるな
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