◆2隻が就役、あきづき型護衛艦4隻体制へ
防衛省によれば来たる3月12日と13日、海上自衛隊に2隻の護衛艦が就役します。
護衛艦すずつき、は護衛艦あきづき型の一隻で、初代艦長は恒益俊春2佐、長崎市の三菱重工長崎造船所にて三菱重工社長宮永俊一氏と佐世保地方総監吉田正紀海将が執行者となり、12日1000時から引き渡し式と自衛艦旗授与式が実施、1225時から1300時に出港見送り式が予定されています。
護衛艦ふゆづき、も護衛艦あきづき型の一隻で、初代艦長は北御門裕2佐、岡山県の三井造船玉野事業所にて、三井造船社長田中孝雄氏と呉地方総監三木伸介海将が執行官としてあたり、1200時より引渡式、1205時より自衛艦旗授与式、1400時から1410時まで出港見送り式が行われます。
あきづき型護衛艦は、多目標同時対処能力を有するFCS-3射撃指揮装置を搭載し、僚艦防空能力を有する5000t型護衛艦として建造されたもので、射程60kmのESSMを運用し、弾道ミサイル防衛に当たるイージス艦や船団護衛任務を展開する最新鋭の護衛艦として設計されました。
満載排水量は6800tと汎用護衛艦ながら、かつてのヘリコプター搭載護衛艦はるな型と同等の大型艦となっています。弾道ミサイル防衛に当たるイージス艦支援が念頭に整備されましたが、あきづき
型の改良型である5000t型25DDを新型艦として既に2隻発注しており、近代化は継続的に進められてゆくことでしょう。
北大路機関:はるな
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)