■自衛隊最新装備2015
毎年年末恒例、本年Weblog北大路機関が紹介しました今年の最新ヘリコプター搭載護衛艦と各種最新鋭装備について、紹介しましょう、本年も様々な装備を紹介する事が出来ました。
新ヘリコプター搭載護衛艦いずも、いずも型護衛艦の一番艦として今年就役し、全通飛行甲板型構造を採用、基準排水量19500t、満載排水量27000tという海上自衛隊護衛艦の規模としては空前の大型護衛艦として完成しました。八月には二番艦かが進水式を迎え、航空機を集中運用する新世代の護衛艦として作戦能力化が進められています。
原子力空母ロナルドレーガン、満載排水量10万1400tという航空母艦ニミッツ級の一隻で、ジョージワシントン後継として横須賀へ前方展開しました。あきづき型護衛艦と共に観艦式を航行し、あきづき型は満載排水量6800tと水上戦闘艦としては大型なのですが、巨大な築城基地と那覇基地の戦闘機と早期警戒機及び救難ヘリコプター全部と同数の戦闘機等を収容する巨大な一隻を撮影する機会に恵まれました。
防弾チョッキ3型、従来の防弾チョッキ2型後継として配備が開始されたばかりの装備で、2型と同様に耐小銃弾板とMOLLE装具対応PALSテープを採用すると共に、負傷や緊急離脱時の着脱を迅速化するクイックリリース機能や全身重量分散設計を採用し、慣れが必要という声もありますが、昨年ごろから第一線部隊へ配備が開始されている新型ボディーアーマーです。
84mm無反動砲(B)、多用途ガンとして配備開始となりました、カールグスタフ84mm無反動砲の新型で、陸上自衛隊は重量15kgのカールグスタフM2を採用しましたが、その後01式軽対戦車誘導弾が採用、そして更に軽対戦車誘導弾は戦車への対処能力は高いものの更に火力拠点急襲や近接戦闘任務時の火力支援に用途が広いとの意味で携帯無反動砲が再評価され、重量を8kg程度と大幅に軽量化したカールグスタフM3を採用しました。
JTPS-P25対空レーダ装置、高射学校祭において展示された最新鋭の対空レーダ装置でJTPS-P14の後継機として開発されたものです。航空自衛隊のJ/TPS-102移動監視用レーダ装置に匹敵する300km以上の索敵が可能で、現行機種P-14と同程度の警戒が可能であるとともに情報収集及び解析と伝送速度を高めたもので、師団対空情報処理システムの後継に当たる対空戦闘指揮統制システムの中枢を担います。
C-130R輸送機、海上自衛隊がYS-11輸送機の後継として導入した新型輸送機で、アメリカ海兵隊KC-130R空中給油輸送機を中古取得し、空中給油機能を省いたうえで再生機として導入しました。航空自衛隊が運用中であるC-130H輸送機とほぼ同型で、東日本大震災を契機に導入が決定、6機が導入され全機厚木航空基地へ配備されています。
04式空対空誘導弾(改)/AAM-5(改)、現在のAAM-5を改良したもので赤外線誘導方式である本ミサイルIRシーカー部分を現行二軸から三軸のジンバル部分により駆動させ急激な目標の回避運動への追随性を強化するとともに目標捕捉能力を向上させフレアー等妨害手段への対抗性能を強化、IRシーカー冷却能力を新型として識別精度を向上させ、全体性能を強化しました。
RIM-116RAM、SeaRAM発射装置、いずも型護衛艦の防空用に採用された射程15kmの個艦防空用ミサイルで近接防空システムCIWSの20mm機関砲をRAMへ切り替えたもの、ミサイル本体はパッシヴレーダー誘導と赤外線誘導方式を併用するもので、主として超音速対艦ミサイル等から艦艇を防護すべく連続射撃能力を有しています。RAM自体は護衛艦あぶくま型へ装備が検討中ですが、いずも型へ先の搭載が実現しました。
北大路機関:はるな くらま
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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新ヘリコプター搭載護衛艦いずも、いずも型護衛艦の一番艦として今年就役し、全通飛行甲板型構造を採用、基準排水量19500t、満載排水量27000tという海上自衛隊護衛艦の規模としては空前の大型護衛艦として完成しました。八月には二番艦かが進水式を迎え、航空機を集中運用する新世代の護衛艦として作戦能力化が進められています。
原子力空母ロナルドレーガン、満載排水量10万1400tという航空母艦ニミッツ級の一隻で、ジョージワシントン後継として横須賀へ前方展開しました。あきづき型護衛艦と共に観艦式を航行し、あきづき型は満載排水量6800tと水上戦闘艦としては大型なのですが、巨大な築城基地と那覇基地の戦闘機と早期警戒機及び救難ヘリコプター全部と同数の戦闘機等を収容する巨大な一隻を撮影する機会に恵まれました。
防弾チョッキ3型、従来の防弾チョッキ2型後継として配備が開始されたばかりの装備で、2型と同様に耐小銃弾板とMOLLE装具対応PALSテープを採用すると共に、負傷や緊急離脱時の着脱を迅速化するクイックリリース機能や全身重量分散設計を採用し、慣れが必要という声もありますが、昨年ごろから第一線部隊へ配備が開始されている新型ボディーアーマーです。
84mm無反動砲(B)、多用途ガンとして配備開始となりました、カールグスタフ84mm無反動砲の新型で、陸上自衛隊は重量15kgのカールグスタフM2を採用しましたが、その後01式軽対戦車誘導弾が採用、そして更に軽対戦車誘導弾は戦車への対処能力は高いものの更に火力拠点急襲や近接戦闘任務時の火力支援に用途が広いとの意味で携帯無反動砲が再評価され、重量を8kg程度と大幅に軽量化したカールグスタフM3を採用しました。
JTPS-P25対空レーダ装置、高射学校祭において展示された最新鋭の対空レーダ装置でJTPS-P14の後継機として開発されたものです。航空自衛隊のJ/TPS-102移動監視用レーダ装置に匹敵する300km以上の索敵が可能で、現行機種P-14と同程度の警戒が可能であるとともに情報収集及び解析と伝送速度を高めたもので、師団対空情報処理システムの後継に当たる対空戦闘指揮統制システムの中枢を担います。
C-130R輸送機、海上自衛隊がYS-11輸送機の後継として導入した新型輸送機で、アメリカ海兵隊KC-130R空中給油輸送機を中古取得し、空中給油機能を省いたうえで再生機として導入しました。航空自衛隊が運用中であるC-130H輸送機とほぼ同型で、東日本大震災を契機に導入が決定、6機が導入され全機厚木航空基地へ配備されています。
04式空対空誘導弾(改)/AAM-5(改)、現在のAAM-5を改良したもので赤外線誘導方式である本ミサイルIRシーカー部分を現行二軸から三軸のジンバル部分により駆動させ急激な目標の回避運動への追随性を強化するとともに目標捕捉能力を向上させフレアー等妨害手段への対抗性能を強化、IRシーカー冷却能力を新型として識別精度を向上させ、全体性能を強化しました。
RIM-116RAM、SeaRAM発射装置、いずも型護衛艦の防空用に採用された射程15kmの個艦防空用ミサイルで近接防空システムCIWSの20mm機関砲をRAMへ切り替えたもの、ミサイル本体はパッシヴレーダー誘導と赤外線誘導方式を併用するもので、主として超音速対艦ミサイル等から艦艇を防護すべく連続射撃能力を有しています。RAM自体は護衛艦あぶくま型へ装備が検討中ですが、いずも型へ先の搭載が実現しました。
北大路機関:はるな くらま
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