■自衛隊関連行事
お盆休みという事で例年元々行事の無い季節ではありますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今週末の自衛隊関連行事はありません。終戦記念日が今週末にいよいよ訪れるのですが、その終戦記念日は戦後七十五年という一つの区切りでもあるのですけれども、やはり新型コロナウィルスCOVID-19感染症により終戦記念日の行事もなかなか思うように参らない模様です。実際、COVID-19との戦いは戦時下に近い厳しいものが世界でつづいています。
COVID-19新型コロナウィルスとの戦いは、しかし戦時下と表現し得る厳しい状況ではあるのですが、戦後七十五年で出会う戦時下というものが、戦いの相手が人間ではないということに少し安堵するとともに戦時法も非戦闘員の区別も無く感染し、しかも驚くべき水準の感染者と少なくない規模の致死率を叩き出している状況に、やはり不安を感じるもの。
さて。今週末の自衛隊関連行事は執り行われないのですが。終戦から七十五年ということで、感染対策というものを最大限考えました上で、遠出しない戦跡めぐり、というものを行ってみてはどうでしょうか。戦争遺構、探してみますと意外にあるものです。もちろん見渡す限り山林が続くばかりというところでは別ですが、探してみると意外にあるのです。
戦後七十五年。戦跡というものは急激に宅地開発や建て替えに再整備事業を通じて消えつつあるとは様々なメディア等で報じられるところですが、戦災の記憶というものは当初の復興熱が無ければ、変な話ですが、応仁の乱以降の京都が安土桃山時代末期まで復興を本格化出来なかった歴史を思い出しますと、復興というものはそう悪い様にも思いません。
ただ、完全に消えると共に記憶と記録が乖離してゆくというものは、やはり一抹の寂しさを覚えるものです。すると、敢えて遠くの史跡や名所旧跡を散策するのも趣き深い所ですが、近場というものの歴史を広くしってみるのも良いでしょう。こういう事は時間が無ければ出来ません、そしてCOVID-19との戦いで遠出を自粛する今が、その好機とも思う。
戦跡といいますと、艦艇基地や師団司令部庁舎の遺構等を示してまいりましたが、流石にこれほど日本中でCOVID-19の感染拡大が続く状況ですと、師団司令部庁舎となればかなり数が限られますので、遠出して集まろう、とは厳しいものがありますが、街中でも空襲の遺構というものは何かしら残っているものですし、歴史というものは残ってはいるものなのです。
空襲の痕跡、駅舎や鉄道施設に工場地帯等を巡れば意外な程に機銃掃射の遺構というものは残っているものです。もっとも自衛隊施設一つとっても今の師団司令部が旧軍遺構だったり駐屯地にあるスロープが旧海軍の水爆訓練用だったり、不思議な形状の構造物が旧軍の戦闘機掩体だったり、多いのは任務と敷地を継承している自衛隊施設でもあるのだが。
COVID-19の感染拡大防止が現実として第一ですので遠出は出来ません、ただ、こういう時節だからこそ地元と云いますか身近な戦跡を巡ってみるのも良いのかもしれません。そう、感染避け公共交通機関を使わずとも都市部で有れば神社等に忠魂碑が残っているものですし、地元の街の空襲の歴史を辿りますと、遺構はひっそりとでも残っているものです。
歩いてみる、発見はあるでしょう。いや近所を歩いてみるという事は戦跡を見つける機会とともにもう一つ、防災上の発見などもあるかもしれませんし、なにかしら興味深いものは見つかるものです。もっとも、この夏は昨年もそうでしたが非常に暑い日々が、梅雨明けから続きますので、熱中症、水分補給など、というものには注意が必要ですけれどもね。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・今週末の行事なし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
お盆休みという事で例年元々行事の無い季節ではありますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今週末の自衛隊関連行事はありません。終戦記念日が今週末にいよいよ訪れるのですが、その終戦記念日は戦後七十五年という一つの区切りでもあるのですけれども、やはり新型コロナウィルスCOVID-19感染症により終戦記念日の行事もなかなか思うように参らない模様です。実際、COVID-19との戦いは戦時下に近い厳しいものが世界でつづいています。
COVID-19新型コロナウィルスとの戦いは、しかし戦時下と表現し得る厳しい状況ではあるのですが、戦後七十五年で出会う戦時下というものが、戦いの相手が人間ではないということに少し安堵するとともに戦時法も非戦闘員の区別も無く感染し、しかも驚くべき水準の感染者と少なくない規模の致死率を叩き出している状況に、やはり不安を感じるもの。
さて。今週末の自衛隊関連行事は執り行われないのですが。終戦から七十五年ということで、感染対策というものを最大限考えました上で、遠出しない戦跡めぐり、というものを行ってみてはどうでしょうか。戦争遺構、探してみますと意外にあるものです。もちろん見渡す限り山林が続くばかりというところでは別ですが、探してみると意外にあるのです。
戦後七十五年。戦跡というものは急激に宅地開発や建て替えに再整備事業を通じて消えつつあるとは様々なメディア等で報じられるところですが、戦災の記憶というものは当初の復興熱が無ければ、変な話ですが、応仁の乱以降の京都が安土桃山時代末期まで復興を本格化出来なかった歴史を思い出しますと、復興というものはそう悪い様にも思いません。
ただ、完全に消えると共に記憶と記録が乖離してゆくというものは、やはり一抹の寂しさを覚えるものです。すると、敢えて遠くの史跡や名所旧跡を散策するのも趣き深い所ですが、近場というものの歴史を広くしってみるのも良いでしょう。こういう事は時間が無ければ出来ません、そしてCOVID-19との戦いで遠出を自粛する今が、その好機とも思う。
戦跡といいますと、艦艇基地や師団司令部庁舎の遺構等を示してまいりましたが、流石にこれほど日本中でCOVID-19の感染拡大が続く状況ですと、師団司令部庁舎となればかなり数が限られますので、遠出して集まろう、とは厳しいものがありますが、街中でも空襲の遺構というものは何かしら残っているものですし、歴史というものは残ってはいるものなのです。
空襲の痕跡、駅舎や鉄道施設に工場地帯等を巡れば意外な程に機銃掃射の遺構というものは残っているものです。もっとも自衛隊施設一つとっても今の師団司令部が旧軍遺構だったり駐屯地にあるスロープが旧海軍の水爆訓練用だったり、不思議な形状の構造物が旧軍の戦闘機掩体だったり、多いのは任務と敷地を継承している自衛隊施設でもあるのだが。
COVID-19の感染拡大防止が現実として第一ですので遠出は出来ません、ただ、こういう時節だからこそ地元と云いますか身近な戦跡を巡ってみるのも良いのかもしれません。そう、感染避け公共交通機関を使わずとも都市部で有れば神社等に忠魂碑が残っているものですし、地元の街の空襲の歴史を辿りますと、遺構はひっそりとでも残っているものです。
歩いてみる、発見はあるでしょう。いや近所を歩いてみるという事は戦跡を見つける機会とともにもう一つ、防災上の発見などもあるかもしれませんし、なにかしら興味深いものは見つかるものです。もっとも、この夏は昨年もそうでしたが非常に暑い日々が、梅雨明けから続きますので、熱中症、水分補給など、というものには注意が必要ですけれどもね。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・今週末の行事なし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関