■LAV-25に中多とハンヴィー
キャンプ富士では自衛隊とアメリカ海兵隊の各種車輛と航空機が並ぶ故に対比が興味深いのですね。
中距離多目的誘導弾とハンヴィー、ハンヴィーというのは高機動多目的車両の略称で1985年より原型のM-998大量生産が開始されました。M-998は非装甲のソフトスキン車ですが、一応は5kgの対戦車地雷が爆発した場合でも横転するだけで粉々にならない設計ではある。
M-1114装甲ハンヴィーとTUSK市街地生存性向上キット。ハンヴィーは厳しい第一線で警戒任務などに多用されるようになりますと、せめてAK小銃の7.62mm弾には耐える程度の防弾がほしいということで装甲型が開発、しかし軽装甲機動車七割程度の高い値段に。
LAV-25を見上げる。LAV-25は水陸機動団はもちろん自衛隊全般に資する是非ともライセンス生産し導入すべき装備と思う、最大の理由は車幅が2.5mで一般車両とともに大型車として活躍できる、これがストライカー装甲車ですと車幅が2.72mあり、簡単に走れない。
LAV-25を真正面より。車幅2.5mのLAV-25は大型トラックや高機動車と伍して一般道を縦横無尽に走れますが、ストライカー装甲車は2.72mあり、走る度に道路管理者へ輸送経路と走行時間と運行車数を印紙を貼付け届け出が要る、一般車通行禁止とすれば別ですが。
LAV-25の機関砲塔、LAV-25の自衛隊に提案する際の難点は操縦手と砲手に車長の3名が必要ですが普通科隊員は6名しか乗れません、ストライカーは9名、小銃班は班長と副班長に小銃手3名と機銃手と対戦車手の7名。しかし、班長が車長を兼ねるならば、別だ。
LAV-25原型の波きり板展開の様子を。ストライカー装甲車はもちろん87式偵察警戒車も96式装輪装甲車も水上浮行はできません、しかし、LAV-25は9.6km/hで水上航行できるのですね、自衛隊の73式装甲車と同じ、水上で波が車上に乗り水没しないようにするもの。
LAV-25原型の波きり板を正面から。水陸両用といいますとAAV-7両用強襲車を思い浮かべますが、基本的に揚陸艦から海岸までの最後の数百mとか淀川や木曽川のような河川を渡る際のもので、外洋航行は想定していません、もっとも護岸や防波堤は越えられません。
LAV-25の推進装置、水上を9.6km/hで、つまり一分間に160m進むというのは心強い。ただ日本の場合は水陸両用車両は船舶免許が必要となり車検に加え船舶検査、航行灯や救命浮環設置など面倒なことが多い、LAV-25馬力は車故300hp、2級船舶免許は必要なのかな。
87式偵察警戒車は偵察教導隊のもの。さてLAV-25,1983年より運用開始の古参ですがLAV-25-SLEPとして1995年より延命改修が行われています、LAV-25原型というのはこちら。そして現在はLAV-25A2として暗視装置とエンジンを交換し増加装甲を装着したもの。
LAV-25原型の波きり板、この便利な車両は後継にイタリアのイヴェコスーパーAVなどが検討されていますが巨大であり、LAV-25は2021年よりLAV-25A3として再度のエンジン換装と操縦装置の一新をおこない、2035年までは現役に。まだまだLAV-25の旅は続く。
MTVRトラックにつり上げられるM-1161グロウラー、ちからもちだ。MTVRは後継型中型戦術車両の略称で7tトラック、アメリカのオシコシ社により開発されたもの、陸軍は自衛隊のようなキャブオーバー型を重視しますが海兵隊は何故かボンネット型車両を好む。
MTVRにつり上げられるM-1161を角度を変えて。MTVRトラックは基本型のMk23標準トラックとウインチ付Mk25,Mk27車体延長型カーゴトラックとそのウインチ付のMk28,Mk29ダンプトラックとそのウインチ付Mk30,そしてレッカー車型Mk36、などなどが揃います。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
キャンプ富士では自衛隊とアメリカ海兵隊の各種車輛と航空機が並ぶ故に対比が興味深いのですね。
中距離多目的誘導弾とハンヴィー、ハンヴィーというのは高機動多目的車両の略称で1985年より原型のM-998大量生産が開始されました。M-998は非装甲のソフトスキン車ですが、一応は5kgの対戦車地雷が爆発した場合でも横転するだけで粉々にならない設計ではある。
M-1114装甲ハンヴィーとTUSK市街地生存性向上キット。ハンヴィーは厳しい第一線で警戒任務などに多用されるようになりますと、せめてAK小銃の7.62mm弾には耐える程度の防弾がほしいということで装甲型が開発、しかし軽装甲機動車七割程度の高い値段に。
LAV-25を見上げる。LAV-25は水陸機動団はもちろん自衛隊全般に資する是非ともライセンス生産し導入すべき装備と思う、最大の理由は車幅が2.5mで一般車両とともに大型車として活躍できる、これがストライカー装甲車ですと車幅が2.72mあり、簡単に走れない。
LAV-25を真正面より。車幅2.5mのLAV-25は大型トラックや高機動車と伍して一般道を縦横無尽に走れますが、ストライカー装甲車は2.72mあり、走る度に道路管理者へ輸送経路と走行時間と運行車数を印紙を貼付け届け出が要る、一般車通行禁止とすれば別ですが。
LAV-25の機関砲塔、LAV-25の自衛隊に提案する際の難点は操縦手と砲手に車長の3名が必要ですが普通科隊員は6名しか乗れません、ストライカーは9名、小銃班は班長と副班長に小銃手3名と機銃手と対戦車手の7名。しかし、班長が車長を兼ねるならば、別だ。
LAV-25原型の波きり板展開の様子を。ストライカー装甲車はもちろん87式偵察警戒車も96式装輪装甲車も水上浮行はできません、しかし、LAV-25は9.6km/hで水上航行できるのですね、自衛隊の73式装甲車と同じ、水上で波が車上に乗り水没しないようにするもの。
LAV-25原型の波きり板を正面から。水陸両用といいますとAAV-7両用強襲車を思い浮かべますが、基本的に揚陸艦から海岸までの最後の数百mとか淀川や木曽川のような河川を渡る際のもので、外洋航行は想定していません、もっとも護岸や防波堤は越えられません。
LAV-25の推進装置、水上を9.6km/hで、つまり一分間に160m進むというのは心強い。ただ日本の場合は水陸両用車両は船舶免許が必要となり車検に加え船舶検査、航行灯や救命浮環設置など面倒なことが多い、LAV-25馬力は車故300hp、2級船舶免許は必要なのかな。
87式偵察警戒車は偵察教導隊のもの。さてLAV-25,1983年より運用開始の古参ですがLAV-25-SLEPとして1995年より延命改修が行われています、LAV-25原型というのはこちら。そして現在はLAV-25A2として暗視装置とエンジンを交換し増加装甲を装着したもの。
LAV-25原型の波きり板、この便利な車両は後継にイタリアのイヴェコスーパーAVなどが検討されていますが巨大であり、LAV-25は2021年よりLAV-25A3として再度のエンジン換装と操縦装置の一新をおこない、2035年までは現役に。まだまだLAV-25の旅は続く。
MTVRトラックにつり上げられるM-1161グロウラー、ちからもちだ。MTVRは後継型中型戦術車両の略称で7tトラック、アメリカのオシコシ社により開発されたもの、陸軍は自衛隊のようなキャブオーバー型を重視しますが海兵隊は何故かボンネット型車両を好む。
MTVRにつり上げられるM-1161を角度を変えて。MTVRトラックは基本型のMk23標準トラックとウインチ付Mk25,Mk27車体延長型カーゴトラックとそのウインチ付のMk28,Mk29ダンプトラックとそのウインチ付Mk30,そしてレッカー車型Mk36、などなどが揃います。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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