■イージス艦-F35-V22をむすぶ
いまの日本と国際公序を共有するこの世界には新しい88艦隊が必要だ。88艦隊の日特集は今年について二段構成としました。
88艦隊の日、一週間と少しを経て今年は終戦75周年という事もあり二部構成としました、前回の八月八日が前篇であり本日はこの後篇について。88艦隊、実のところ東西冷戦が終焉を迎え、中国がゆっくりではあっても着実な民主化と地域大国への道を歩むならば、この必要はなかったのかもしれません、少なくとも全通飛行甲板型艦の考えは変っていた。
ヘリコプター搭載護衛艦、全通飛行甲板型護衛艦を本稿では示しています。ただ、上掲の通り平和の時代であれば全通飛行甲板型艦艇であっても水上戦闘よりは多目的ヘリコプター運用艦というものを志向して必要性を説いていたのかも知れませんが、現実的に中国が進める拡張政策は確実に七十五年前の日本が達した道を踏襲しているよう見えるのですね。
祈るような平和主義から平和創造へ。結局のところ中国の試作への憧れを周辺国は感じられないようになっています、言論統制や政府の恣意的逮捕の連続と国際政治の対立を自国内滞在の対立国民間人へ連続して死刑判決という恐怖政治に百万単位の強制収容所建設や外国人人種差別、これを憧れるならば暗黒の帝国主義時代再来を期しているに他ならない。
全通飛行甲板型護衛艦にF-35Bを搭載しイージス艦1隻を広域防空艦とした上で直衛に汎用護衛艦2隻を配置する一つの戦闘部隊、こうした護衛隊に航空隊規模の哨戒ヘリコプターや戦闘機を艦上展開する事で護衛隊と航空隊の二つの隊を合せた任務群を、護衛艦隊隷下に8個配置し、海からの中国による強烈な圧力に凛と対抗する必要が生じている訳です。
F-35B戦闘機の導入とMV-22可動翼機の配備開始、まや型イージス艦配備開始にともなうイージス艦8隻体制の実現、実のところこの三点は、ともすれば中途半端とも揶揄されかねないヘリコプター搭載護衛艦の能力を、少なくとも我が国領土及びシーレーンが敵航空母艦やミサイル爆撃機の脅威圏内に含まれた際にも主権を通す鍵となりうるものです。
意義という視点では、F-35B戦闘機です。F-35B戦闘機は航空自衛隊へ配備され、離島などを前線飛行場として運用するとの説明により現在の防衛大綱へ42機の導入が決定され、B型は国産機ではありませんがアメリカ国務省によりF-35Bの転用が6月に許可されています。F-35Aと比較しF-35Bは垂直離着陸が可能なSTOVLで、そして第五世代戦闘機だ。
第五世代戦闘機を運用できる意義は大きいものがあります、Su-30等の第四世代戦闘機を圧倒できるとともにSu-57などの第五世代戦闘機に対しても充分圧倒できる性能を有しています。そのセンサーはイージス艦のスタンダードミサイルを誘導でき、レーダーは弾道ミサイルさえも追尾できるほか、水上目標などへのスタンドオフミサイルも運用可能です。
F-35Bを搭載した護衛艦、F-35Bは護衛艦ひゅうが型規模の艦艇であっても搭載可能です、そして第五世代戦闘機であるF-35Bは中国が開発中の機種を含めて保有する戦闘機で対抗できないものは在りません、Su-30規模の戦闘機が相手でもF-35Bはステルス性を活かし一方的に防空戦闘を展開できる。これがF/A-18Eのような機体であればこうは参りません。
F/A-18Eであれば、カタパルトでの発着が必要となり、ひゅうが型規模の艦艇では搭載不可能で、いずも型でも不可能、エセックス級空母の規模でも搭載は制限され、最小限度でも満載排水量4万2000t規模のフランス海軍シャルルドゴール級空母が必要となります、膨大な人員を必要、何隻も保有できない、1個護衛隊群に1隻を配備する事さえ難しい。
AV-8Bのような垂直離着陸が可能な機体ではSu-30に対抗が難しい、APG-65レーダーを搭載していますのでAMRAAM空対空ミサイルにて戦闘可能ですがレーダー出力でSu-30戦闘機に劣勢ですし超音速飛行が出来ません、するとSu-30の機動遷移に対し追随する前に突破される可能性が高く、何故世界の戦闘機が超音速を必要とするか痛感する事になる。
F-35Bは全通飛行甲板さえ有していれば母艦を選ばず、そして第五世代戦闘機であり将来第六世代戦闘機の時代が到来した場合でもF-35Bには拡張性と冗長性が設計余裕に含まれ、第5.5世代に進化する事で優位性は簡単に崩れません。その先に第七世代戦闘機として例えば成層圏の上の熱圏でも飛行する時代が到来したらば、話は別ですが遠い先の事でしょう。
MV-22,もう一つの重要な要素はこの新型航空機の配備開始です。既に木更津駐屯地へ配備が開始されている。ヘリコプター搭載護衛艦をコマンドー空母的な母艦として運用できる点は強みですが、F-35Bの必要とする膨大な弾薬などを長大な航続距離と搭載能力に進出速度の高さは洋上へ迅速に補給しえるもので、いわばこの二機種が鍵となるものです。
新しい八八艦隊、このヘリコプター搭載護衛艦を増勢する必要性について、自衛隊が新たに導入する、そして配備が開始された二機種の航空機が全通飛行甲板型護衛艦の能力を大きく高めたため、という視点を前回提示しました。第五世代戦闘機F-35B,そして長大な航続距離と速度を有するMV-22可動翼機です。そしてもう一つ、イージス艦を挙げたい。
スタンダードSM-6艦対空ミサイル、目標高度により迎撃距離が左右されるようですが、最大で370km先の航空目標を迎撃できる新時代のミサイルであるとともに改良型が弾道ミサイル迎撃、中間段階を迎撃するスタンダードSM-3系統に対し着弾へ落下する終末段階の迎撃が可能とさせる構想です。これにより幾つか画期的といえる転換点が生まれるのですね。
まや型ミサイル護衛艦、現在はぐろ公試中であり来年3月に竣工予定です。これにより海上自衛隊は1993年のイージス艦こんごう竣工以来悲願であったイージス艦8隻体制、各護衛隊群へのイージス艦2隻の配備が完了するのです。イージス艦の各護衛隊群2隻体制、これは単純に旧式のターターシステム搭載の護衛艦が置き換えられるだけに留まりません。
イージス艦は広域防空艦として艦隊防空を主管するとともに、弾道ミサイル防衛任務ではほぼ唯一、国家戦略ミサイル防衛システムとしての選択肢となっています。北朝鮮核開発による日本本土への水爆攻撃脅威の顕在化は、従来であれば在日米軍への核戦力配備要請か日本独自の核開発が迫られた事となるでしょうが、ミサイル防衛がこの大前提をかえた。
SPY-1レーダー、こんごう代艦となるDDG-Xなどはより最新鋭のSPY-6を搭載することとなるのでしょうが、電波は直進するため、水平線以遠の航空機や誘導弾は探知できません、この部分について、ヘリコプター搭載護衛艦の艦載機、特に搭載が計画されるF-35B戦闘機は対応しうる、実際、既に2017年よりアメリカ海兵隊が試験を実施しています。
ヘリコプター搭載護衛艦の船体規模では残念ながら航空機の発進と着艦を同時に行えない、こうした難点を指摘する向きはあるようです、発着を同時に行えないならば戦闘空中詳解等の任務を実施できない、とも。しかし、ここでは敢えてその必要性は無い、と強調したい、何故ならば新しい88艦隊は4個護衛隊群に配備する、という前提で示しているため。
護衛隊群は2個護衛隊で構成する、これが前提です。勿論脅威がそれほど大きくないのであれば護衛隊だけで対応する事も可能です、しかし、空母などに対抗する場合には護衛隊群一個を丸ごと、必要ならば複数の護衛隊を更に集めれば良い、護衛艦は移動できない飛行場ではなく自由に行動できるのですから。すると艦載機、発着の問題は解決しましょう。
発着を一隻で行わずとも護衛隊群に2隻のヘリコプター搭載護衛艦を配置する前提なのですから、発進する護衛艦と着艦する護衛艦を分けて運用すればよい、難しそうに見えますが指揮統制能力は確実に進化しています、同時に着艦する為に戦闘不能、という程通信と指揮能力は陳腐なものではありません。母艦も状況に応じ即座に且つ適宜に選択しうる。
艦載機が自由に母艦を選べるという特性は、ヘリコプター搭載護衛艦に平時には哨戒ヘリコプター数機を搭載しておき、必要に応じF-35Bを増強し航空優勢確保や水上打撃戦へ、掃海任務やMCH-101掃海輸送ヘリコプターとMQ-8無人ヘリコプターを、邦人救出任務にはMV-22可動翼機を、水陸機動作戦にはAH-64DとUH-60JAを加えれば良い、即座に。
海の三種の神器。イージス艦とF-35BにMV-22,この三要素をヘリコプター搭載護衛艦の艦上で連接する事が現在の自衛隊には可能です。まさに海上自衛隊のイージス艦と陸上自衛隊のMV-22に航空自衛隊F-35Bという陸海空統合運用ではありますが、これが海洋の自由、そして最近の中国による人としての尊厳へも挑戦する圧力に対抗する盾となるでしょう。
新しい88艦隊が必要だ、これは一つの覚悟の例示でもあります。旧海軍が八八艦隊を揃えたほどの経済負担は無い、とは前述していますが、それでも覚悟は必要です。しかし戦後75年、世界は、特に北東アジア情勢は、祈るような平和主義ではなく平和を維持する努力を重ねなければ維持できないよう変容しているのですね。故に新しい88艦隊が、必要です。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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いまの日本と国際公序を共有するこの世界には新しい88艦隊が必要だ。88艦隊の日特集は今年について二段構成としました。
88艦隊の日、一週間と少しを経て今年は終戦75周年という事もあり二部構成としました、前回の八月八日が前篇であり本日はこの後篇について。88艦隊、実のところ東西冷戦が終焉を迎え、中国がゆっくりではあっても着実な民主化と地域大国への道を歩むならば、この必要はなかったのかもしれません、少なくとも全通飛行甲板型艦の考えは変っていた。
ヘリコプター搭載護衛艦、全通飛行甲板型護衛艦を本稿では示しています。ただ、上掲の通り平和の時代であれば全通飛行甲板型艦艇であっても水上戦闘よりは多目的ヘリコプター運用艦というものを志向して必要性を説いていたのかも知れませんが、現実的に中国が進める拡張政策は確実に七十五年前の日本が達した道を踏襲しているよう見えるのですね。
祈るような平和主義から平和創造へ。結局のところ中国の試作への憧れを周辺国は感じられないようになっています、言論統制や政府の恣意的逮捕の連続と国際政治の対立を自国内滞在の対立国民間人へ連続して死刑判決という恐怖政治に百万単位の強制収容所建設や外国人人種差別、これを憧れるならば暗黒の帝国主義時代再来を期しているに他ならない。
全通飛行甲板型護衛艦にF-35Bを搭載しイージス艦1隻を広域防空艦とした上で直衛に汎用護衛艦2隻を配置する一つの戦闘部隊、こうした護衛隊に航空隊規模の哨戒ヘリコプターや戦闘機を艦上展開する事で護衛隊と航空隊の二つの隊を合せた任務群を、護衛艦隊隷下に8個配置し、海からの中国による強烈な圧力に凛と対抗する必要が生じている訳です。
F-35B戦闘機の導入とMV-22可動翼機の配備開始、まや型イージス艦配備開始にともなうイージス艦8隻体制の実現、実のところこの三点は、ともすれば中途半端とも揶揄されかねないヘリコプター搭載護衛艦の能力を、少なくとも我が国領土及びシーレーンが敵航空母艦やミサイル爆撃機の脅威圏内に含まれた際にも主権を通す鍵となりうるものです。
意義という視点では、F-35B戦闘機です。F-35B戦闘機は航空自衛隊へ配備され、離島などを前線飛行場として運用するとの説明により現在の防衛大綱へ42機の導入が決定され、B型は国産機ではありませんがアメリカ国務省によりF-35Bの転用が6月に許可されています。F-35Aと比較しF-35Bは垂直離着陸が可能なSTOVLで、そして第五世代戦闘機だ。
第五世代戦闘機を運用できる意義は大きいものがあります、Su-30等の第四世代戦闘機を圧倒できるとともにSu-57などの第五世代戦闘機に対しても充分圧倒できる性能を有しています。そのセンサーはイージス艦のスタンダードミサイルを誘導でき、レーダーは弾道ミサイルさえも追尾できるほか、水上目標などへのスタンドオフミサイルも運用可能です。
F-35Bを搭載した護衛艦、F-35Bは護衛艦ひゅうが型規模の艦艇であっても搭載可能です、そして第五世代戦闘機であるF-35Bは中国が開発中の機種を含めて保有する戦闘機で対抗できないものは在りません、Su-30規模の戦闘機が相手でもF-35Bはステルス性を活かし一方的に防空戦闘を展開できる。これがF/A-18Eのような機体であればこうは参りません。
F/A-18Eであれば、カタパルトでの発着が必要となり、ひゅうが型規模の艦艇では搭載不可能で、いずも型でも不可能、エセックス級空母の規模でも搭載は制限され、最小限度でも満載排水量4万2000t規模のフランス海軍シャルルドゴール級空母が必要となります、膨大な人員を必要、何隻も保有できない、1個護衛隊群に1隻を配備する事さえ難しい。
AV-8Bのような垂直離着陸が可能な機体ではSu-30に対抗が難しい、APG-65レーダーを搭載していますのでAMRAAM空対空ミサイルにて戦闘可能ですがレーダー出力でSu-30戦闘機に劣勢ですし超音速飛行が出来ません、するとSu-30の機動遷移に対し追随する前に突破される可能性が高く、何故世界の戦闘機が超音速を必要とするか痛感する事になる。
F-35Bは全通飛行甲板さえ有していれば母艦を選ばず、そして第五世代戦闘機であり将来第六世代戦闘機の時代が到来した場合でもF-35Bには拡張性と冗長性が設計余裕に含まれ、第5.5世代に進化する事で優位性は簡単に崩れません。その先に第七世代戦闘機として例えば成層圏の上の熱圏でも飛行する時代が到来したらば、話は別ですが遠い先の事でしょう。
MV-22,もう一つの重要な要素はこの新型航空機の配備開始です。既に木更津駐屯地へ配備が開始されている。ヘリコプター搭載護衛艦をコマンドー空母的な母艦として運用できる点は強みですが、F-35Bの必要とする膨大な弾薬などを長大な航続距離と搭載能力に進出速度の高さは洋上へ迅速に補給しえるもので、いわばこの二機種が鍵となるものです。
新しい八八艦隊、このヘリコプター搭載護衛艦を増勢する必要性について、自衛隊が新たに導入する、そして配備が開始された二機種の航空機が全通飛行甲板型護衛艦の能力を大きく高めたため、という視点を前回提示しました。第五世代戦闘機F-35B,そして長大な航続距離と速度を有するMV-22可動翼機です。そしてもう一つ、イージス艦を挙げたい。
スタンダードSM-6艦対空ミサイル、目標高度により迎撃距離が左右されるようですが、最大で370km先の航空目標を迎撃できる新時代のミサイルであるとともに改良型が弾道ミサイル迎撃、中間段階を迎撃するスタンダードSM-3系統に対し着弾へ落下する終末段階の迎撃が可能とさせる構想です。これにより幾つか画期的といえる転換点が生まれるのですね。
まや型ミサイル護衛艦、現在はぐろ公試中であり来年3月に竣工予定です。これにより海上自衛隊は1993年のイージス艦こんごう竣工以来悲願であったイージス艦8隻体制、各護衛隊群へのイージス艦2隻の配備が完了するのです。イージス艦の各護衛隊群2隻体制、これは単純に旧式のターターシステム搭載の護衛艦が置き換えられるだけに留まりません。
イージス艦は広域防空艦として艦隊防空を主管するとともに、弾道ミサイル防衛任務ではほぼ唯一、国家戦略ミサイル防衛システムとしての選択肢となっています。北朝鮮核開発による日本本土への水爆攻撃脅威の顕在化は、従来であれば在日米軍への核戦力配備要請か日本独自の核開発が迫られた事となるでしょうが、ミサイル防衛がこの大前提をかえた。
SPY-1レーダー、こんごう代艦となるDDG-Xなどはより最新鋭のSPY-6を搭載することとなるのでしょうが、電波は直進するため、水平線以遠の航空機や誘導弾は探知できません、この部分について、ヘリコプター搭載護衛艦の艦載機、特に搭載が計画されるF-35B戦闘機は対応しうる、実際、既に2017年よりアメリカ海兵隊が試験を実施しています。
ヘリコプター搭載護衛艦の船体規模では残念ながら航空機の発進と着艦を同時に行えない、こうした難点を指摘する向きはあるようです、発着を同時に行えないならば戦闘空中詳解等の任務を実施できない、とも。しかし、ここでは敢えてその必要性は無い、と強調したい、何故ならば新しい88艦隊は4個護衛隊群に配備する、という前提で示しているため。
護衛隊群は2個護衛隊で構成する、これが前提です。勿論脅威がそれほど大きくないのであれば護衛隊だけで対応する事も可能です、しかし、空母などに対抗する場合には護衛隊群一個を丸ごと、必要ならば複数の護衛隊を更に集めれば良い、護衛艦は移動できない飛行場ではなく自由に行動できるのですから。すると艦載機、発着の問題は解決しましょう。
発着を一隻で行わずとも護衛隊群に2隻のヘリコプター搭載護衛艦を配置する前提なのですから、発進する護衛艦と着艦する護衛艦を分けて運用すればよい、難しそうに見えますが指揮統制能力は確実に進化しています、同時に着艦する為に戦闘不能、という程通信と指揮能力は陳腐なものではありません。母艦も状況に応じ即座に且つ適宜に選択しうる。
艦載機が自由に母艦を選べるという特性は、ヘリコプター搭載護衛艦に平時には哨戒ヘリコプター数機を搭載しておき、必要に応じF-35Bを増強し航空優勢確保や水上打撃戦へ、掃海任務やMCH-101掃海輸送ヘリコプターとMQ-8無人ヘリコプターを、邦人救出任務にはMV-22可動翼機を、水陸機動作戦にはAH-64DとUH-60JAを加えれば良い、即座に。
海の三種の神器。イージス艦とF-35BにMV-22,この三要素をヘリコプター搭載護衛艦の艦上で連接する事が現在の自衛隊には可能です。まさに海上自衛隊のイージス艦と陸上自衛隊のMV-22に航空自衛隊F-35Bという陸海空統合運用ではありますが、これが海洋の自由、そして最近の中国による人としての尊厳へも挑戦する圧力に対抗する盾となるでしょう。
新しい88艦隊が必要だ、これは一つの覚悟の例示でもあります。旧海軍が八八艦隊を揃えたほどの経済負担は無い、とは前述していますが、それでも覚悟は必要です。しかし戦後75年、世界は、特に北東アジア情勢は、祈るような平和主義ではなく平和を維持する努力を重ねなければ維持できないよう変容しているのですね。故に新しい88艦隊が、必要です。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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