■自衛艦隊司令部の船越地区へ
横須賀基地を一周する軍港めぐり遊覧船は船越地区へとゆっくりと進んでゆきます。
自衛艦隊司令部庁舎とともに掃海母艦うらが。掃海隊群は改編により輸送艦部隊である第1輸送隊を隷下においています、これにより水陸両用作戦に必要となる司令部機能を併せて掃海隊群が担う事となり、膨大な情報と陸上自衛隊からの増加幕僚を収容可能となる。
うらが型掃海母艦は1990年代の竣工であり老朽化が始まっています、なお将来的に掃海隊群は多目的護衛艦と哨戒艦を隷下に置く増強改編が計画され、旗艦能力は重要となりますが、その先には掃海ヘリコプター運用能力を持つ、ひゅうが型が後継となるのでは、と。
ゆうぎり。あさぎり型護衛艦の三番艦です、2900t型護衛艦として建造された前型はつゆき型は対空対潜対水上装備を有しオールガスタービン推進で哨戒ヘリコプターを搭載するシステム艦として設計されていましたが、満載排水量4000tの護衛艦では過大な装備でした。
あさぎり型は3500tと船体が600t増大して艦内設計に余裕を含ませ満載排水量も5800tと大型化しています、が、マストとファンネルは二本に増えて上部構造物は低くなりミサイル位置も変更、ヘリコプター格納庫は1機から2機搭載用に大型化、艦容は一変している。
あわじ、ひらど。海上自衛隊最新鋭の掃海艦です。掃海艇と掃海艦の相違点は深海に設置される深深度機雷への掃討能力を有するのが掃海艦です、深深度機雷とは潜水艦を狙うもので重要水道等の潜水艦航路に敷設された場合、非常に大きな脅威となる、これを討つ。
えのしま。えのしま型掃海艇の一番艇です、海上自衛隊は伝統的に機雷に探知されにくく万一触雷した場合でも安全性を担保する木造船体を採用してきましたが、本型からは船体寿命を延伸すると共に建造技術が継承されるFRP船体を採用しています、これは事情も。
えのしま型、あわじ型、共にFRP船体です。海上自衛隊の掃海艇は機雷掃海を重視していましたが時代は秘匿性高い高性能機雷を一つ一つ処分する機雷掃討の時代へ、自衛隊もこの潮流に乗った所建造費が倍増し毎年建造さえ出来ず、結果木造船体建造技術が消失する。
しらせ。横須賀基地で最も新しい潜水艦桟橋に接岸していました、基準排水量12500tで満載排水量22000t、吃水は9.1mあり自衛隊最大の潜水艦そうりゅう型の吃水は8.5mといいますので潜水艦桟橋は、そうりゅう型よりも吃水の深い艦船でも接岸できるということか。
しらせ、クレーン部分を中心に。二代目の砕氷艦しらせ、は南極大陸などに輸送支援を実施する際にコンテナ貨物輸送を重視し、ここからコンテナを船体側面に装着できる利点があります。CH-101輸送ヘリコプターも運用出来る為に、実は輸送艦としての能力も高い。
砕氷艦は長らく海上自衛隊最大の艦船、という位置づけでした。補給燃料を満載した補給艦の方が大きいのですが、これが基準排水量13500tましゅう型補給艦で基準排水量は補給艦が最大となり、ひゅうが型護衛艦の竣工により砕氷艦より大きな護衛艦が誕生している。
しらせ真正面から。艦番号は5003、自衛隊では作戦艦艇を三桁で支援艦艇を四桁艦番号としています。しかし、砕氷艦は良いのですが輸送艦おおすみ型などは4001と四桁であるため、水陸両用作戦の重要性を考えれば後継艦の艦番号は三桁となるように期待したいです。
はしだて、特務艇です。艦番号は91ですがこちらは四桁番号とするわけにはならないのかな、と。ひゅうが、いせ、いずも、かが、といったヘリコプター搭載護衛艦艦番号を二桁として、180番台の艦番号をイージス艦増強に併せて空けるべきだ、とおもうのですよね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
横須賀基地を一周する軍港めぐり遊覧船は船越地区へとゆっくりと進んでゆきます。
自衛艦隊司令部庁舎とともに掃海母艦うらが。掃海隊群は改編により輸送艦部隊である第1輸送隊を隷下においています、これにより水陸両用作戦に必要となる司令部機能を併せて掃海隊群が担う事となり、膨大な情報と陸上自衛隊からの増加幕僚を収容可能となる。
うらが型掃海母艦は1990年代の竣工であり老朽化が始まっています、なお将来的に掃海隊群は多目的護衛艦と哨戒艦を隷下に置く増強改編が計画され、旗艦能力は重要となりますが、その先には掃海ヘリコプター運用能力を持つ、ひゅうが型が後継となるのでは、と。
ゆうぎり。あさぎり型護衛艦の三番艦です、2900t型護衛艦として建造された前型はつゆき型は対空対潜対水上装備を有しオールガスタービン推進で哨戒ヘリコプターを搭載するシステム艦として設計されていましたが、満載排水量4000tの護衛艦では過大な装備でした。
あさぎり型は3500tと船体が600t増大して艦内設計に余裕を含ませ満載排水量も5800tと大型化しています、が、マストとファンネルは二本に増えて上部構造物は低くなりミサイル位置も変更、ヘリコプター格納庫は1機から2機搭載用に大型化、艦容は一変している。
あわじ、ひらど。海上自衛隊最新鋭の掃海艦です。掃海艇と掃海艦の相違点は深海に設置される深深度機雷への掃討能力を有するのが掃海艦です、深深度機雷とは潜水艦を狙うもので重要水道等の潜水艦航路に敷設された場合、非常に大きな脅威となる、これを討つ。
えのしま。えのしま型掃海艇の一番艇です、海上自衛隊は伝統的に機雷に探知されにくく万一触雷した場合でも安全性を担保する木造船体を採用してきましたが、本型からは船体寿命を延伸すると共に建造技術が継承されるFRP船体を採用しています、これは事情も。
えのしま型、あわじ型、共にFRP船体です。海上自衛隊の掃海艇は機雷掃海を重視していましたが時代は秘匿性高い高性能機雷を一つ一つ処分する機雷掃討の時代へ、自衛隊もこの潮流に乗った所建造費が倍増し毎年建造さえ出来ず、結果木造船体建造技術が消失する。
しらせ。横須賀基地で最も新しい潜水艦桟橋に接岸していました、基準排水量12500tで満載排水量22000t、吃水は9.1mあり自衛隊最大の潜水艦そうりゅう型の吃水は8.5mといいますので潜水艦桟橋は、そうりゅう型よりも吃水の深い艦船でも接岸できるということか。
しらせ、クレーン部分を中心に。二代目の砕氷艦しらせ、は南極大陸などに輸送支援を実施する際にコンテナ貨物輸送を重視し、ここからコンテナを船体側面に装着できる利点があります。CH-101輸送ヘリコプターも運用出来る為に、実は輸送艦としての能力も高い。
砕氷艦は長らく海上自衛隊最大の艦船、という位置づけでした。補給燃料を満載した補給艦の方が大きいのですが、これが基準排水量13500tましゅう型補給艦で基準排水量は補給艦が最大となり、ひゅうが型護衛艦の竣工により砕氷艦より大きな護衛艦が誕生している。
しらせ真正面から。艦番号は5003、自衛隊では作戦艦艇を三桁で支援艦艇を四桁艦番号としています。しかし、砕氷艦は良いのですが輸送艦おおすみ型などは4001と四桁であるため、水陸両用作戦の重要性を考えれば後継艦の艦番号は三桁となるように期待したいです。
はしだて、特務艇です。艦番号は91ですがこちらは四桁番号とするわけにはならないのかな、と。ひゅうが、いせ、いずも、かが、といったヘリコプター搭載護衛艦艦番号を二桁として、180番台の艦番号をイージス艦増強に併せて空けるべきだ、とおもうのですよね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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