■イーグル咆哮轟く小松
イタリア空軍は昨日金曜日2145時頃に到着しました。現地で三日間待機されたみなさま本当にお疲れ様でその粘り強さは正直すごいです。
台風6号、沖縄県に滞留していまして今後は本土に向かう。その影響という訳ではないのかもしれませんが、水曜日、予定されていたイタリア空軍の日伊合同訓練参加部隊が予定していた小松基地展開を延期しました。CAEW早期警戒機やF-35戦闘機など。
シンガポールから小松基地まで、飛行時間は五時間半から七時間を要しますが、途中空中給油を挟んで経由地に着陸せず飛行するという。沖縄県に滞留する台風6号はまさにその進路上に立ちふさがっている構図ですから、仕方ないといえば仕方ないのでしょう。
タイフーンでも来てくれれば、という願いは台風が来て肝心のイタリア空軍が来れない、という状況になりました。ドイツ空軍のユーロファイターはコロナの最中の百里基地へ、その前のイギリス空軍機体は、かなり前の話でしたが三沢基地でしたから、ねえ。
小松基地は、歓迎行事の日程を延期していましたが、なにしろ特急に乗る時点でイタリア空軍の到着予定がどうなるかなんてことは、先ず来るだろうという予定で準備していますので、撮影しました当方としましては、気を切り替えて小松基地を撮影するしか。
F-15戦闘機、考えてみますと航空祭以外では小牧基地と岐阜基地ばかり撮影していますので、戦闘機の基地というのはなかなか新鮮な機会、着陸を真下から撮影するか、離陸直後の旋回のいわゆるヒネリを撮影するか、王道で基地の日常風景を撮影するか、と。
イーグル、小松空港展望デッキから撮影する事としました。王道といえば王道ですが、もともと、小松基地に到着するイタリア軍機を撮影するのが目的ですので、離陸後のヒネリはそれほど考えませんでしたし、なによりここは自販機と売店にクーラーがある。
サンダーバード、しらさぎ、北陸本線は来年の北陸新幹線敦賀延伸により大きく縮小され、馴染んだ特急もすべて新幹線に切り替わります、このことを考えれば夏空の北陸とサンダーバード、という写真も今年限りという事になりますので、貴重な機会なのですね。
CAEW早期警戒機、撮影したかったものです。近年NATOとアメリカは早期警戒管制機の小型化に取り組んでおり、長距離空対空ミサイル飛び交う近未来の第一線では大型の早期警戒機には限界がある、日本の場合は後方のランセット無人機対策も必要だが。
早期警戒機はどうなるのか、CAEWの写真撮影を考えた背景には、まあ浜松にオーストラリアのE-7A早期警戒機が来た時に撮影しておけば、という話にもなるのですが、アメリカがE-3早期警戒管制機の運用完了を視野に入れているための日本の去就のため。
AEW機とAWACS機、大型の早期警戒管制機は空対空ミサイルの射程が500㎞に達しようという時代に、狙われやすい高付加価値目標となるため、中型小型の機体を多数運用する時代に転換しようとしている、E-7Aについてもその表れといえるでしょう。
ただ、2000㎞近い長距離を飛行可能である自爆型無人機の増大は、空対空ミサイルは飛んでこないが自爆型無人機を常時持続的に警戒する航空機が必要であり、それには小型であるよりも交代要員と休息区画を十分確保できる大型機と給油機が必要ではないか。
台風6号、大変だなあ、とは思うのはイタリア空軍を迎える側の航空自衛隊も8月2日と3日が飛行中止となり、小松空港で待つ航空愛好家の方々も待ちぼうけです。そんな中で、改めて今後の早期警戒機の自衛隊におけるE-767去就を考えてしまったのですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
イタリア空軍は昨日金曜日2145時頃に到着しました。現地で三日間待機されたみなさま本当にお疲れ様でその粘り強さは正直すごいです。
台風6号、沖縄県に滞留していまして今後は本土に向かう。その影響という訳ではないのかもしれませんが、水曜日、予定されていたイタリア空軍の日伊合同訓練参加部隊が予定していた小松基地展開を延期しました。CAEW早期警戒機やF-35戦闘機など。
シンガポールから小松基地まで、飛行時間は五時間半から七時間を要しますが、途中空中給油を挟んで経由地に着陸せず飛行するという。沖縄県に滞留する台風6号はまさにその進路上に立ちふさがっている構図ですから、仕方ないといえば仕方ないのでしょう。
タイフーンでも来てくれれば、という願いは台風が来て肝心のイタリア空軍が来れない、という状況になりました。ドイツ空軍のユーロファイターはコロナの最中の百里基地へ、その前のイギリス空軍機体は、かなり前の話でしたが三沢基地でしたから、ねえ。
小松基地は、歓迎行事の日程を延期していましたが、なにしろ特急に乗る時点でイタリア空軍の到着予定がどうなるかなんてことは、先ず来るだろうという予定で準備していますので、撮影しました当方としましては、気を切り替えて小松基地を撮影するしか。
F-15戦闘機、考えてみますと航空祭以外では小牧基地と岐阜基地ばかり撮影していますので、戦闘機の基地というのはなかなか新鮮な機会、着陸を真下から撮影するか、離陸直後の旋回のいわゆるヒネリを撮影するか、王道で基地の日常風景を撮影するか、と。
イーグル、小松空港展望デッキから撮影する事としました。王道といえば王道ですが、もともと、小松基地に到着するイタリア軍機を撮影するのが目的ですので、離陸後のヒネリはそれほど考えませんでしたし、なによりここは自販機と売店にクーラーがある。
サンダーバード、しらさぎ、北陸本線は来年の北陸新幹線敦賀延伸により大きく縮小され、馴染んだ特急もすべて新幹線に切り替わります、このことを考えれば夏空の北陸とサンダーバード、という写真も今年限りという事になりますので、貴重な機会なのですね。
CAEW早期警戒機、撮影したかったものです。近年NATOとアメリカは早期警戒管制機の小型化に取り組んでおり、長距離空対空ミサイル飛び交う近未来の第一線では大型の早期警戒機には限界がある、日本の場合は後方のランセット無人機対策も必要だが。
早期警戒機はどうなるのか、CAEWの写真撮影を考えた背景には、まあ浜松にオーストラリアのE-7A早期警戒機が来た時に撮影しておけば、という話にもなるのですが、アメリカがE-3早期警戒管制機の運用完了を視野に入れているための日本の去就のため。
AEW機とAWACS機、大型の早期警戒管制機は空対空ミサイルの射程が500㎞に達しようという時代に、狙われやすい高付加価値目標となるため、中型小型の機体を多数運用する時代に転換しようとしている、E-7Aについてもその表れといえるでしょう。
ただ、2000㎞近い長距離を飛行可能である自爆型無人機の増大は、空対空ミサイルは飛んでこないが自爆型無人機を常時持続的に警戒する航空機が必要であり、それには小型であるよりも交代要員と休息区画を十分確保できる大型機と給油機が必要ではないか。
台風6号、大変だなあ、とは思うのはイタリア空軍を迎える側の航空自衛隊も8月2日と3日が飛行中止となり、小松空港で待つ航空愛好家の方々も待ちぼうけです。そんな中で、改めて今後の早期警戒機の自衛隊におけるE-767去就を考えてしまったのですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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