■防衛情報-ウクライナ戦争
岸田総理ウクライナ訪問の際にも課題となったのは安全確保というもので一説にはそこまで緊迫する状況は無いという指摘もありましたが、現実はそこまであまくなかったもよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/fe/8df3af77ff29289797cc2af1a12c98e3.jpg)
BBC3月7日付報道によればゼレンスキー大統領が危険にさらされる事件が発生しました。事件は3月6日、ギリシャのミツォタキス首相との首脳会談中のウクライナ西部オデッサにおいて爆発が発生した、ゼレンスキー大統領とミツォタキス首相及び両国政府関係者は無事であったが、ウクライナ海軍の発表では5名が死亡したとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/95/60569829afd6c2ecdb306e5aac276846.jpg)
ミツォタキス首相によれば、首脳会談直後の記者会見においてサイレンが鳴った直後に爆発音を聞き、避難する時間はなかった都市、非常に強烈な体験であり新聞で戦争について読むのと自分の目で見て耳で戦争を知るのとでは全く違うものだったと、記者団に語りました。両国首脳は首脳会談に先立ち、攻撃を受けた民家を視察し献花しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/50/19ebf4d384ca05e9aaca2d047cbb9366.jpg)
ロシア国防省は、この攻撃は首脳会談を狙ったものではなくオデッサのウクライナ軍無人機工場を狙ったものであり目標は正確に破壊されたと発表しています。ただ、首脳会談の会場から着弾点がどの程度離れたものであるかは発表されていませんが、NATO加盟国首脳の参加した首脳会談会場付近に攻撃が加えられたこともまた事実です。
■駐イギリス大使
ウクライナが戦い続けるにはあらゆる意味で同志国の協力により武器と財政支援が必要であるということは不変といえるでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/95/01f32fe7cfbefed6f27399ae4ec4cf28.jpg)
ウクライナ前総司令官ザルジニー将軍は駐イギリス大使へ任命されます。ヴァレリーザルジニー氏はロシアウクライナ戦争開戦以前よりウクライナ軍総司令官に着任し、キエフ防衛戦やヘルソン奪還とハリコフ反転攻勢など不可能と思われた戦いを勝利に導き、国民にも人気の熱い司令官でしたが、2月に総司令官を解任されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/9c/ec052ef40d3aa09cde6d30f8de67b8dc.jpg)
ザルジニー氏の解任について、ゼレンスキー大統領との不仲説が分析などで識者により示されていましたが、2023年夏季反転攻勢における作戦運用、ヘルソンとハリコフ奪還における大統領と総司令官の意思疎通、こうした重要な決定に際し、当時のザルジニー総司令官とゼレンスキー大統領の不協和音が背景にあったのではないかともいわれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/c9/b9eda1dd76ae90e3f33911e9acb3b875.jpg)
BBCの3月8日付報道によれば、ゼレンスキー大統領は、7日のザルジニー氏の駐英大使任命について、ザルジニー将軍は外交に取り組みたいとの意思を示し承認、7日のイギリスシャッブス国防相のキエフでの会談の際にもザルジニー将軍の大使任命を伝えた、と発表しました。イギリスはウクライナの最重要友好国、重用の表れと言えるでしょう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
岸田総理ウクライナ訪問の際にも課題となったのは安全確保というもので一説にはそこまで緊迫する状況は無いという指摘もありましたが、現実はそこまであまくなかったもよう。
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BBC3月7日付報道によればゼレンスキー大統領が危険にさらされる事件が発生しました。事件は3月6日、ギリシャのミツォタキス首相との首脳会談中のウクライナ西部オデッサにおいて爆発が発生した、ゼレンスキー大統領とミツォタキス首相及び両国政府関係者は無事であったが、ウクライナ海軍の発表では5名が死亡したとのこと。
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ミツォタキス首相によれば、首脳会談直後の記者会見においてサイレンが鳴った直後に爆発音を聞き、避難する時間はなかった都市、非常に強烈な体験であり新聞で戦争について読むのと自分の目で見て耳で戦争を知るのとでは全く違うものだったと、記者団に語りました。両国首脳は首脳会談に先立ち、攻撃を受けた民家を視察し献花しています。
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ロシア国防省は、この攻撃は首脳会談を狙ったものではなくオデッサのウクライナ軍無人機工場を狙ったものであり目標は正確に破壊されたと発表しています。ただ、首脳会談の会場から着弾点がどの程度離れたものであるかは発表されていませんが、NATO加盟国首脳の参加した首脳会談会場付近に攻撃が加えられたこともまた事実です。
■駐イギリス大使
ウクライナが戦い続けるにはあらゆる意味で同志国の協力により武器と財政支援が必要であるということは不変といえるでしょう。
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ウクライナ前総司令官ザルジニー将軍は駐イギリス大使へ任命されます。ヴァレリーザルジニー氏はロシアウクライナ戦争開戦以前よりウクライナ軍総司令官に着任し、キエフ防衛戦やヘルソン奪還とハリコフ反転攻勢など不可能と思われた戦いを勝利に導き、国民にも人気の熱い司令官でしたが、2月に総司令官を解任されていました。
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ザルジニー氏の解任について、ゼレンスキー大統領との不仲説が分析などで識者により示されていましたが、2023年夏季反転攻勢における作戦運用、ヘルソンとハリコフ奪還における大統領と総司令官の意思疎通、こうした重要な決定に際し、当時のザルジニー総司令官とゼレンスキー大統領の不協和音が背景にあったのではないかともいわれている。
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BBCの3月8日付報道によれば、ゼレンスキー大統領は、7日のザルジニー氏の駐英大使任命について、ザルジニー将軍は外交に取り組みたいとの意思を示し承認、7日のイギリスシャッブス国防相のキエフでの会談の際にもザルジニー将軍の大使任命を伝えた、と発表しました。イギリスはウクライナの最重要友好国、重用の表れと言えるでしょう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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