■海陸ヘリコプター並ぶ
ひゅうが飛行甲板はやはり広いと感じるものです。ここには海上自衛隊のSH-60K哨戒ヘリコプターと陸上自衛隊のUH-1J多用途ヘリコプターが展示されていました。
ひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦、F-35B戦闘機がこれほどあっさりと対日供与が認められるとは思っていませんでしたから、ハリアーを搭載していたならば、と昔は考えたものでした。超音速は出せないがAMRAAMミサイルは搭載できる、という程度にです。
F-35B戦闘機、第五世代戦闘機であり世界のどの戦闘機を持ってしても互角以上に戦える航空機は少ない、F-35A戦闘機とF-35C戦闘機と、あとはF-22戦闘機くらいでしょう。Su-30戦闘機やSu-35戦闘機は駆逐対象、ラファールやタイフーンも半世代前の戦闘機だ。
戦闘機は単なる制空権確保の手段ではなく、戦域優位を確たるものとするための一要素に過ぎない、この視点を加えますと、F/A-18Eスーパーホーネット戦闘攻撃機などよりも、特に空母ではなく全通飛行甲板型護衛艦から運用する場合にはその意味が一際大きい。
スタンダードSM-6艦対空ミサイル、射程が最大で370kmもありアーレイバーク級ミサイル駆逐艦では対艦ミサイルとして運用しようとしているミサイルは、イージス艦からはその射程を最大限活かすことはできません、ここにF-35Bが居たならば非常に役立つ。
センサーノード機という運用なのですが、イージス艦とF-35Bがデータリンクを結ぶことでスタンダードSM-6の目標誘導をF-35自身が行うことができまして、要するにF-35Bは自分がミサイルを撃つことで敵に発見されるリスクを回避し、艦隊を防空できる。
SH-60K哨戒ヘリコプターとともに陸上自衛隊のUH-1J多用途ヘリコプターが並ぶ、ここに小松救難隊のUH-60Jでも居てくれれば陸海空のヘリコプターがそろう、いっそ京都府警と海上保安庁のヘリコプターも居てくれれば、とかどんどん考え、妄想は膨らむ。
消防車まで展示するくらいだから大きいのだ、2009年ひゅうが初公開の際に、飲み物の移動販売を行っていたのは新鮮な感動を覚えた、それだけ大きな護衛艦が誕生したのだ、と。この甲板にF-35Bが配備されたならば、艦隊の能力は更に引き出されよう。
F/A-18Eではここまでは考えていません、いやF-14トムキャットの後継機が開発されていたならば、艦隊防空を第一とするべく能力構築が行われたのでしょうがトムキャットの任務を引き継いだのはF/A-18Eではなくイージス艦、この防空網の突破は難しい。
イージス艦は海上自衛隊では護衛隊に各1隻、改編によりいまは護衛隊にイージス艦を集中配備する分、イージス艦を持たないヘリコプター搭載護衛艦とその護衛艦だけの編成に転換しているようですが、アメリカ海軍では虎の子という扱いでは最早ありません。
タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦が指揮全般を執るのですが、一方でアメリカの駆逐艦はステルス設計に最近ごく超音速兵器を積んだズムウォルト級の3隻以外全てイージス艦ですので、空母を守るイージス艦は7隻から8隻、この防空網突破はかなりの数が要る。
護衛艦隊の場合は、やはり防空中枢、なのですね。すると、F-35Bを少数でも搭載してセンサーノード機に用いた方が艦隊の能力を最大限発揮できる訳だ。むらさめ型後継艦がイージスシステムを搭載した場合でも別に驚かないのですがその話はもう少しさき。
ヘリコプターが各種並ぶ飛行甲板をみますと、自衛隊としてはヘリコプター搭載護衛艦を増強して、イージス艦と1:1の相方として運用できる体制を構築すべきだと思うのですし、そのためには5機でも7機でもF-35Bを運用できるようにするべきだ、と思うのだ。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
ひゅうが飛行甲板はやはり広いと感じるものです。ここには海上自衛隊のSH-60K哨戒ヘリコプターと陸上自衛隊のUH-1J多用途ヘリコプターが展示されていました。
ひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦、F-35B戦闘機がこれほどあっさりと対日供与が認められるとは思っていませんでしたから、ハリアーを搭載していたならば、と昔は考えたものでした。超音速は出せないがAMRAAMミサイルは搭載できる、という程度にです。
F-35B戦闘機、第五世代戦闘機であり世界のどの戦闘機を持ってしても互角以上に戦える航空機は少ない、F-35A戦闘機とF-35C戦闘機と、あとはF-22戦闘機くらいでしょう。Su-30戦闘機やSu-35戦闘機は駆逐対象、ラファールやタイフーンも半世代前の戦闘機だ。
戦闘機は単なる制空権確保の手段ではなく、戦域優位を確たるものとするための一要素に過ぎない、この視点を加えますと、F/A-18Eスーパーホーネット戦闘攻撃機などよりも、特に空母ではなく全通飛行甲板型護衛艦から運用する場合にはその意味が一際大きい。
スタンダードSM-6艦対空ミサイル、射程が最大で370kmもありアーレイバーク級ミサイル駆逐艦では対艦ミサイルとして運用しようとしているミサイルは、イージス艦からはその射程を最大限活かすことはできません、ここにF-35Bが居たならば非常に役立つ。
センサーノード機という運用なのですが、イージス艦とF-35Bがデータリンクを結ぶことでスタンダードSM-6の目標誘導をF-35自身が行うことができまして、要するにF-35Bは自分がミサイルを撃つことで敵に発見されるリスクを回避し、艦隊を防空できる。
SH-60K哨戒ヘリコプターとともに陸上自衛隊のUH-1J多用途ヘリコプターが並ぶ、ここに小松救難隊のUH-60Jでも居てくれれば陸海空のヘリコプターがそろう、いっそ京都府警と海上保安庁のヘリコプターも居てくれれば、とかどんどん考え、妄想は膨らむ。
消防車まで展示するくらいだから大きいのだ、2009年ひゅうが初公開の際に、飲み物の移動販売を行っていたのは新鮮な感動を覚えた、それだけ大きな護衛艦が誕生したのだ、と。この甲板にF-35Bが配備されたならば、艦隊の能力は更に引き出されよう。
F/A-18Eではここまでは考えていません、いやF-14トムキャットの後継機が開発されていたならば、艦隊防空を第一とするべく能力構築が行われたのでしょうがトムキャットの任務を引き継いだのはF/A-18Eではなくイージス艦、この防空網の突破は難しい。
イージス艦は海上自衛隊では護衛隊に各1隻、改編によりいまは護衛隊にイージス艦を集中配備する分、イージス艦を持たないヘリコプター搭載護衛艦とその護衛艦だけの編成に転換しているようですが、アメリカ海軍では虎の子という扱いでは最早ありません。
タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦が指揮全般を執るのですが、一方でアメリカの駆逐艦はステルス設計に最近ごく超音速兵器を積んだズムウォルト級の3隻以外全てイージス艦ですので、空母を守るイージス艦は7隻から8隻、この防空網突破はかなりの数が要る。
護衛艦隊の場合は、やはり防空中枢、なのですね。すると、F-35Bを少数でも搭載してセンサーノード機に用いた方が艦隊の能力を最大限発揮できる訳だ。むらさめ型後継艦がイージスシステムを搭載した場合でも別に驚かないのですがその話はもう少しさき。
ヘリコプターが各種並ぶ飛行甲板をみますと、自衛隊としてはヘリコプター搭載護衛艦を増強して、イージス艦と1:1の相方として運用できる体制を構築すべきだと思うのですし、そのためには5機でも7機でもF-35Bを運用できるようにするべきだ、と思うのだ。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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