■防衛情報-ウクライナ戦争
黒海上空において一歩間違えれば第三次世界大戦の序章というべき状況が発生していたもようです。しかし情報収集機への嫌がらせは南シナ海においても発生しておりミサイルが使われる事例は聞きませんがイギリスの対応は将来日本の対応に参考となり得る。
BBC報道によればイギリス情報収集機が昨年ロシア戦闘機に黒海上空でミサイル攻撃を受けていたことが西側当局者複数名の話として判明しました。事件は9月29日、黒海上空において発生し、ロシア戦闘機2機がイギリス情報収集機へ接近、ミサイル2発を発射したとのこと。当初ロシアは技術的誤作動と説明しましたが、作為的行動だった、と。
イギリス情報収集機には30名が乗務しており、ロシア戦闘機の内の1機は、地上管制において目標を捕捉との通信を攻撃許可と早合点しミサイルを発射、攻撃を行った操縦士は僚機から怒鳴られる中、命中しなかったためにもう一度ミサイル攻撃を行ったもの。当時イギリスのウォレス国防相はロシアから機械的誤作動と説明を受けていたと話します。
イギリス空軍はこの事件の後に黒海上空での情報収集任務に戦闘機を随伴させることとなり、タイフーン戦闘機による黒海上空の任務が継続されています。イギリス空軍の情報収集機で30名が搭乗するものといえばRC-135電子偵察機、ロシアはソ連時代、アメリカのRC-135の経路上で韓国の大韓航空ボーイング747撃墜事件を引き起こしています。
■セヴァストポリ攻撃
黒海艦隊にとり安全で且つ整備補給を受けられる基地は無くなりつつあるもようです。
ロシア黒海艦隊セヴァストポリ基地内に所在するセヴモルザヴォド造船廠がウクライナ軍ミサイル攻撃を受け、甚大な損害が発生したもよう。イギリス国防省ウクライナ戦況報告9月15日付報告にその詳細が示されていました、攻撃は9月13日に行われたもので、戦況報告は衛星画像やSNS投稿画像を詳細に分析し慎重に損害判定を行ったもよう。
キロ級636型潜水艦ロストフナドヌ、ロプーチャ級戦車揚陸艦ミンスク、この2隻が乾ドック内において損傷し、揚陸艦ミンスクについては上部構造物が跡かたないほどに破壊され船体構造は破壊されていませんが、機関部と艦橋を修理することは事実上不可能、新造艦よりも費用を要する状況とみられます。潜水艦ロストフナドヌは溶け落ちている。
ロプーチャ級戦車揚陸艦はウクライナ南部占領地維持へ橋梁などがミサイル攻撃により破壊された為の物資輸送手段として用いられており、キロ級潜水艦は黒海艦隊に4隻しかない潜水艦の内1隻が数年間の修理期間を要するか修理不能という損害を受け、そして2隻の残骸を撤去しない限りセヴァストポリでは艦艇修理が困難であることを示します。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
黒海上空において一歩間違えれば第三次世界大戦の序章というべき状況が発生していたもようです。しかし情報収集機への嫌がらせは南シナ海においても発生しておりミサイルが使われる事例は聞きませんがイギリスの対応は将来日本の対応に参考となり得る。
BBC報道によればイギリス情報収集機が昨年ロシア戦闘機に黒海上空でミサイル攻撃を受けていたことが西側当局者複数名の話として判明しました。事件は9月29日、黒海上空において発生し、ロシア戦闘機2機がイギリス情報収集機へ接近、ミサイル2発を発射したとのこと。当初ロシアは技術的誤作動と説明しましたが、作為的行動だった、と。
イギリス情報収集機には30名が乗務しており、ロシア戦闘機の内の1機は、地上管制において目標を捕捉との通信を攻撃許可と早合点しミサイルを発射、攻撃を行った操縦士は僚機から怒鳴られる中、命中しなかったためにもう一度ミサイル攻撃を行ったもの。当時イギリスのウォレス国防相はロシアから機械的誤作動と説明を受けていたと話します。
イギリス空軍はこの事件の後に黒海上空での情報収集任務に戦闘機を随伴させることとなり、タイフーン戦闘機による黒海上空の任務が継続されています。イギリス空軍の情報収集機で30名が搭乗するものといえばRC-135電子偵察機、ロシアはソ連時代、アメリカのRC-135の経路上で韓国の大韓航空ボーイング747撃墜事件を引き起こしています。
■セヴァストポリ攻撃
黒海艦隊にとり安全で且つ整備補給を受けられる基地は無くなりつつあるもようです。
ロシア黒海艦隊セヴァストポリ基地内に所在するセヴモルザヴォド造船廠がウクライナ軍ミサイル攻撃を受け、甚大な損害が発生したもよう。イギリス国防省ウクライナ戦況報告9月15日付報告にその詳細が示されていました、攻撃は9月13日に行われたもので、戦況報告は衛星画像やSNS投稿画像を詳細に分析し慎重に損害判定を行ったもよう。
キロ級636型潜水艦ロストフナドヌ、ロプーチャ級戦車揚陸艦ミンスク、この2隻が乾ドック内において損傷し、揚陸艦ミンスクについては上部構造物が跡かたないほどに破壊され船体構造は破壊されていませんが、機関部と艦橋を修理することは事実上不可能、新造艦よりも費用を要する状況とみられます。潜水艦ロストフナドヌは溶け落ちている。
ロプーチャ級戦車揚陸艦はウクライナ南部占領地維持へ橋梁などがミサイル攻撃により破壊された為の物資輸送手段として用いられており、キロ級潜水艦は黒海艦隊に4隻しかない潜水艦の内1隻が数年間の修理期間を要するか修理不能という損害を受け、そして2隻の残骸を撤去しない限りセヴァストポリでは艦艇修理が困難であることを示します。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)