■臨時情報-ウクライナ情勢
ロシアでのワグネルクーデター"六月の十五時間"事件が混乱を招く一方でウクライナではクリミア半島に注目があつまっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/31/d199c4a89b0803c4ab13437bd063d3af.jpg)
ロシア軍はクリミア半島北部のアルムヤンスクに複郭陣地を造成してクリミア半島の防衛を強化しています、これはイギリス国防省の6月21日付戦況報告に示されていました衛星写真により確認できます。複郭陣地は二本の深い対戦車壕と複数の連絡用塹壕から成り、この防衛線は衛星写真で確認できるだけでも全長9kmにのぼっているとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/94/7bab8b79652ff71442429025eb1db5d9.jpg)
アルムヤンスクはクリミア半島とヘルソンを結ぶ地峡にあり、ここを占領された場合クリミア半島にウクライナ軍が進軍する突破口になりうる緊要地形という。この防御線は5月の段階では確認されなかったもので、数週間の間にロシア軍が急速に造成したことを意味します。限られた工兵能力を防御線構築に費やすには相応の意味が考えられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/3a/23ec8311ed609e9d79256ef1a30e4bff.jpg)
クリミア半島への接近経路となる緊要地形にロシア軍が防衛線を強化する背景には、ウクライナ軍にヘルソンからのクリミア北部信仰が可能であることをロシア側が認識していることとなる。クリミア半島は2014年のクリミア併合によりロシア軍が武力奪取した地域であり、同時にロシア軍がクリミア占領の優先度を高く認識していることがわかる。
■チョンガル橋破壊
自衛隊も精密誘導兵器の導入を急ぐと共に何より国産装備体系の長射程化を急ぐべきとおもう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/9e/bf0deb61b8458122f41d1e446d27c49c.jpg)
ウクライナ南部ヘルソン州のロシア占領地域にあるチョンガル橋がウクライナ空軍のストームシャドウミサイルによる攻撃を受け通行不能となっているもよう。これはロシア側が22日に発表したものでメリトポリとクリミア半島を結ぶ最短経路にあるとのこと。またチョンガル橋以外の橋梁も複数、パルチザンの攻撃を受けていると発表されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/70/e9ec10b4401d33151db5b442ca36093c.jpg)
チョンガル橋に命中したストームシャドウミサイルは命中直前のホップアップ軌道を描いたのちに道路部分を破壊し、その上で道路部分の真下にある支柱へ貫通し爆発しており、現時点では崩壊していないものの橋脚部分の損傷は復旧を長引かせるか、簡易復旧後の十車両通行を制限させる可能性があり、この為に修理期間が長引くとも発表されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/01/a72c5c2d14baa1a118a60db3593515f2.jpg)
チョンガル橋に対する攻撃はロシアがヘルソン州占領地域知事に任命したウラジミールサルドが発表しました。橋自体は崩落しておらず精密誘導により中央部が破壊され数週間の修理期間を要するとしています。これら橋梁破壊はクリミア半島を孤立化させるとともに南部占領地のロシア軍部隊についてウクライナ反撃への移動を阻害することになる。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
ロシアでのワグネルクーデター"六月の十五時間"事件が混乱を招く一方でウクライナではクリミア半島に注目があつまっている。
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ロシア軍はクリミア半島北部のアルムヤンスクに複郭陣地を造成してクリミア半島の防衛を強化しています、これはイギリス国防省の6月21日付戦況報告に示されていました衛星写真により確認できます。複郭陣地は二本の深い対戦車壕と複数の連絡用塹壕から成り、この防衛線は衛星写真で確認できるだけでも全長9kmにのぼっているとのこと。
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アルムヤンスクはクリミア半島とヘルソンを結ぶ地峡にあり、ここを占領された場合クリミア半島にウクライナ軍が進軍する突破口になりうる緊要地形という。この防御線は5月の段階では確認されなかったもので、数週間の間にロシア軍が急速に造成したことを意味します。限られた工兵能力を防御線構築に費やすには相応の意味が考えられる。
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クリミア半島への接近経路となる緊要地形にロシア軍が防衛線を強化する背景には、ウクライナ軍にヘルソンからのクリミア北部信仰が可能であることをロシア側が認識していることとなる。クリミア半島は2014年のクリミア併合によりロシア軍が武力奪取した地域であり、同時にロシア軍がクリミア占領の優先度を高く認識していることがわかる。
■チョンガル橋破壊
自衛隊も精密誘導兵器の導入を急ぐと共に何より国産装備体系の長射程化を急ぐべきとおもう。
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ウクライナ南部ヘルソン州のロシア占領地域にあるチョンガル橋がウクライナ空軍のストームシャドウミサイルによる攻撃を受け通行不能となっているもよう。これはロシア側が22日に発表したものでメリトポリとクリミア半島を結ぶ最短経路にあるとのこと。またチョンガル橋以外の橋梁も複数、パルチザンの攻撃を受けていると発表されている。
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チョンガル橋に命中したストームシャドウミサイルは命中直前のホップアップ軌道を描いたのちに道路部分を破壊し、その上で道路部分の真下にある支柱へ貫通し爆発しており、現時点では崩壊していないものの橋脚部分の損傷は復旧を長引かせるか、簡易復旧後の十車両通行を制限させる可能性があり、この為に修理期間が長引くとも発表されている。
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チョンガル橋に対する攻撃はロシアがヘルソン州占領地域知事に任命したウラジミールサルドが発表しました。橋自体は崩落しておらず精密誘導により中央部が破壊され数週間の修理期間を要するとしています。これら橋梁破壊はクリミア半島を孤立化させるとともに南部占領地のロシア軍部隊についてウクライナ反撃への移動を阻害することになる。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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