北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都幕間旅情】京都市営地下鉄,来月末の京都市バス一日券廃止と普段使いにやや高いバス地下鉄一日券

2023-08-27 18:28:17 | コラム
■地下鉄電車に乗って
 地下鉄は駅の数は少ないが早く移動出来て市バスは本数が多いが速度については期待しないという印象で考えていました。

 地下鉄に不満があるわけではないのだけれども。京都市バス一日券が9月末にいよいよ廃止されます。この一日券、便利でした。今は二度にわたる値上げがありましたがコロナ前は一枚500円、バスの一回の運賃は前220円ですので三回乗ればもとがとれる。

 市バス一日券廃止は9月末日、そして来年3月31日までは買いためておけば使えるという。市バス一日乗車券は京都バスやJRバスを加えたバス一日乗車券となって、多少値上がりしているのですが、今後は1100円のバス地下鉄乗車券に切り替わるという。

 地下鉄は早いものです、醍醐延伸から六地蔵延伸、二条から太秦天神川へ延伸、東西線はどんどん伸びている。烏丸線ももう少し伸びて国際会館から叡山電鉄まで延伸してくれると非常に便利になるのだけれども。実際、烏丸御池から醍醐まではバスだと遠い。

 500円のバス一日券、運賃220円の時代には散開乗れば元が取れるといいながら、休日やバス利用の日は、もしかしたら帰りに何処か寄るかもしれないと一日券を購入したものです。往復二回しか乗車しない場合でも、まあ差額60円ならば良いかな、と諦めた。

 1100円のバス地下鉄乗車券ですと、休日に何処か撮影に行く際にはともかくとして、市外に出てしまう場合や平日の移動だけでは基本的に使いません、そして1100円、とりあえず今日はどうなるかわからないから買っておこうかな、という金額にしては高い。

 京都市交通局は廃止理由にオーバーツーリズムを挙げているのがちょっと、と思う。バス一日券は観光客はあまり使わないでしょう、地下鉄も併用した方が便利ですから、京都市民が使いにくいバスとして観光客を優遇する構図が、どこの市の交通局か、とおもう。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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防衛情報-新型FFMは三菱重工案に決定,基準排水量4880t!もがみ型護衛艦に続く多機能護衛艦

2023-08-27 07:00:28 | 先端軍事テクノロジー
■防衛情報-新型FFM決定
 コンパクト護衛艦と呼ばれていた時代もありましたが更に大型化しました。

 FFM新型護衛艦、もがみ型護衛艦に続く多機能護衛艦の建造計画について、25日三菱重工案が採用されたと発表されました。FFM,海上自衛隊はかつて機動運用に当たる護衛艦隊とは別に、横須賀、佐世保、舞鶴、呉、大湊の各地方隊に冷戦時代は2個の護衛隊を、冷戦後も1個乃至2個の護衛隊を置き、旧式艦か沿岸用小型護衛艦を配置していました。

 もがみ型護衛艦は、これら護衛隊が護衛艦隊直轄部隊に再編され、二桁台の護衛隊として運用されている、小型護衛艦あぶくま型、既に全艦退役していますが艦隊護衛艦の護衛艦はつゆき型、そして今後退役が始まる護衛艦あさぎり型、この後継という位置づけで、毎年2隻の要求が行われ、令和五年度予算までに12隻の建造予算が計上、量産が続いている。

 令和六年度計画以降、もがみ型に続く護衛艦として建造される護衛艦は、その建造計画が公募されていましたが、このほど三菱重工案として採用された護衛艦は、基準排水量4880t、これは艦隊護衛艦である、むらさめ型、たかなみ型護衛艦を上回ります。これは要求される多機能装備に対応するものとみられ、新型艦も10隻以上が建造される事でしょう。
■新型FFM多機能艦概要
 汎用護衛艦に伍する能力を持つという以上に幅広い運用が可能となります。

 三菱重工の新型FFM多機能護衛艦概要について。基準排水量は4880tで全長は142m、全幅は17m程度となっていて、最大速力は30ノット以上、CODAC方式によりガスタービンとディーゼルを併用し航続距離を延伸するものとみられます。全体的な形状は、もがみ型護衛艦の拡大型であり、センサーマストなどは類似した形状が採用されるもよう。

 防衛装備庁が公開した提案外洋図によれば、5インチ艦砲とVLS垂直発射装置を備え、ミサイル管制装置をマスト部分に搭載することが明示されており、もがみ型護衛艦は個艦防空用のSEA-RAM簡易ミサイルシステムを搭載するのみでしたが、ある程度の対空戦闘能力を持つとみられます。また対艦ミサイル発射装置が上部構造物内に配置されている。

 もがみ型よりも大型化した点が特色である新型FFMは、併せて回転翼哨戒機とともにUAV飛翔型センサーを搭載する都市、このほかUUV水中無人機とUSV水上無人機など水上水中航空の各種無人機を搭載、またTASS曳航パッシヴソナーとVDS可変深度ソナー、船体に多機能ソナーを備えるなど、機雷戦から対潜用にも大きな能力を付与されるようです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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ワグネル民間軍事会社影響力とアフリカ情勢-ニジェールクーデターとECOWAS西アフリカ共同体の緊張

2023-08-26 20:22:28 | 国際・政治
■アフリカ騒擾と梯子外し
 日本の資源外交は新しい最前線をアフリカとして様々な活動を進めていますが、アフリカは政情不安のリスクが大きく仮に日本がこの地域での活動を展開する場合には邦人救出を常に考えねばなりません。そのリスクについて。

 ロシアで死亡した民間軍事会社ワグネル元トップのプリゴジン氏は、ニジェールでのクーデターを受け、アフリカをより自由にする、としてワグネルなどロシア民間軍事会社によるアフリカ地域でのこれまでの活動を更に強化する姿勢を示唆していました。この状況でワグネルが混乱する場合には、アフリカ情勢全般に大きな影響を及ぼす懸念さえある。

 ECOWAS西アフリカ共同体は既にニジェールへの軍事介入を示唆しており、ニジェール軍事政権は3年以内に民政移管を行うとして軍事介入を思いとどまるよう牽制していますが、ECOWASはこれを拒否する姿勢を示唆しています。クーデター政権を容認するならば自国へもクーデターが波及することを警戒しての西アフリカ諸国の強硬姿勢といえます。

 ECOWASが軍事介入を示唆しつつ、しかし実際に実行に移らない背景には既に軍事クーデターを起こし軍政を開始した諸国からニジェール支援の動きがあり、これは陳腐な表現かもしれませんが、第一次アフリカ大戦ともなりかねない脅威があります。他方、こうした軍事クーデターへ直接乃至間接的に関与しうるのが、ワグネルの支援であったわけです。

 ニジェール情勢など、アフリカ地域への今回の事件影響を懸念します。こういいますのも、ワグネルはロシアの民間軍事会社ではあるもののロシア国内法では民間軍事会社そのものが許可されていないという特別な事情の上にワグネルの公然とした活動がありました。そしてもともと、プリゴジン氏は軍人ではなく飲食店経営者という出自があります。

 ワグネルという公然たる民間軍事会社が黙認される背景には、“ロシア軍が軍事介入しにくい地域にロシア軍の代行として派遣される戦力”という意味合いがある。つまり、アフリカ地域へロシア軍が正規軍を派遣し地域の一部や鉱山などを占拠した場合は軍事介入と非難されますが、民間軍事会社であれば警備を請け負っているだけとの方便が成り立つ。

 アフリカ地域、それでは民間軍事会社という名の非正規軍を派遣する背景とは。ロシアからアフリカを見た場合に少なくない権威主義国家が存在し、つい先日もニジェールにおいて軍事クーデターが発生しています。そして同時にアフリカは地下資源の宝庫でもあり、実はこの権威主義国家と地下資源という二つの要素の連環がロシアを注目させている。

 圧政国家とは西側諸国は取引をしない。かつて2000年代にスーダンなどが例として挙げられていましたが、アメリカやヨーロッパと日本やオセアニアといったいわゆる価値観を共有する西側諸国は、圧政国家から資源を購入することはありません、その収益が武器購入などに充てられ更なる圧政を生む為という理由で、これには権威主義国家の一部を含む。

 資源外交の観点から考えれば、民主化しない国が増えればそれだけ鉱物資源や希少資源を独占できるという方便に繋がります。そしてそのための安定化、権威主義国家の独裁政権を安定化させるということは、反発するテロリストと民主化運動を同時に、独裁政権の意のままにする、という意味があるのですが、こうした安定化政策をワグネルは主導した。

 反欧米親ロシア政権がアフリカに増えているというもう一つの背景に、人道に関する欧米とロシアの認識が根本から異なる点が挙げられます。これが如実に表れるのはテロ対策だ。マリ共和国は現在、反フランス政権が親ロシア政策を堅持しています。しかし、2013年にはマリ国内で武装勢力による騒擾から国家危機を迎え、マリはフランスに頼りました。

 サーバル作戦としてフランスの軍事行動により武装勢力は一掃されましたが、実はこのサーバル作戦の成功が長期的に見てマリ世論を反フランスとした背景があります。こう説明しますと、フランス軍の残虐行為が世論を離反させたのかと早合点しますが、実際は逆で、残虐行為を行わなかったことがマリ世論の離反を招いたという、皮肉な結果でした。

 テロ対策では、アフリカ地域ではテロリストを捕縛しても転向は不可能であり全員処刑して二度とテロを起こせないようにしてほしいという世論がある、これは過去何度も釈放された武装勢力構成員が再武装しテロを行った歴史に基づくのですが、しかし、フランス軍は戦時捕虜、ジュネーヴ条約に基づく交戦団体要員として捕虜扱いしました、当然のこと。

 ワグネルがアフリカ地域において支持を勝ち得たのは、捕まえた捕虜の処遇です。Webでは書きにくいのですが武装勢力構成員がワグネルに捕縛されると二度と戻ってくることはありません。そして、この強圧的な手法によりアフリカは、力づくでも戦争のない状態を強いられていた構図ですが、ワグネルの衰退が進めば、また紛争の時代に戻りかねません。

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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-三条,雪ノ下さんのところでイチゴのかき氷を頂いたよ

2023-08-26 14:15:07 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 蝉も泣けない程の熱さから台風一過は蝉が鳴ける暑さとなり夜に鈴虫や蟋蟀の声も聞こえる程となったけれども、未だアツイ。

 暑さも彼岸過ぎまで。昔の方はこう述べられたそうですがお盆も日本社会の西洋化に適合するように欧州のお盆に当たるハロウィーンまで暑さが続くことになるのでしょうか。ハロウィーンといえば10月31日、今年は火曜日だそうだけれど、まだ先だなあ。

 三条堀川の交差点、しかし涼し気なアーケード街ではなく東へ三条通を辿ってゆきますと、道なりに起伏があり京都も高低差があるなあ、というその先に古民家を改造したお店がありまして、改造という割には鉄階段を取り付けた力業の改造階段の上にその店が。

 雪ノ下というお店、完熟もも氷、というのを頂くのは目的だったのだけれども、この日は完売という。かつらむきの様な仕上がりで、しかし完売ならば仕方ないということでコーヒー氷か完熟苺ミルク氷かを悩んだのですが、ビタミンを補給ならばイチゴだよね、と。

 完熟苺ミルク氷、かき氷というのは、冷たさを味わうのではなくて、どちらかというと食道と胃の中から体を冷却させるという、原子炉の非常冷却装置のような役割なのだよなあ、溶けてしまいそうな真夏の灼熱にメルトダウンを想像してしまう、だからおいしい。

 かき氷というと時代はミルクフラッペなのかなあ、と感じる今日この頃、具体的に言えば喫茶店など、付加価値を強くしたいところではクラッシュアイス的なかき氷ではなくミルクフラッペの方がウケが良い、ということになるのでしょうか。でも美味しいのでいいや。

 真夏対策、いままではバッテリー式の携帯扇風機は仕事中にパソコン冷却へ活用する程度でしたが、今年はとうとう携帯してしまった。だけれども灼熱の最中に温風を吹き付けてもさすがに涼しさは得られない、そうなってしまうと、もう氷で冷やすほかないのだなあ。

 雪ノ下。ぜったいこれ名前で選んで入った店だろうよ、なあ、と思われるかもしれませんが。雪ノ下雪乃さんとは無関係、ただ、祇園祭の山鉾撮影の際に人ごみに当てられて混雑していない場所を探していて見つけた際に、おお雪ノ下か、とおもったのは事実だけどね。

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ウクライナ戦争-東部戦線一週間以上の膠着と両国悩ます予備戦力枯渇,進むウクライナ用レオパルト1戦車訓練

2023-08-26 07:00:44 | 防衛・安全保障
■防衛情報-ウクライナ戦争
 ウクライナにおいて供与装備や保管装備をもとに新設旅団が次々新編されている様子をみますと、日本も用途廃止装備の扱い方を考えるべきだと思う。

 東部戦線は一週間以上膠着している、イギリス国防省ウクライナ戦況報告8月19日発表として示されました。東部戦線でもロシア軍はクピアンスク地方での威力偵察を続けており、これが攻撃の兆候である可能性はあるのですが、際立った前進などは見られないと分析、陽動であるのか再攻撃の兆候かまでは不明ですが現状で再攻撃は行われていません。

 南部戦線においてはウクライナ軍がモクリヤリー川沿いに前進を続けウロジャイン村を奪還したと分析しています。ただ、重ねてイギリスの分析では、ウクライナ軍はロシア軍の構築した防御線陣地からの激しい抵抗を受けているとしており、モクリヤリー川沿いにウクライナ軍が更なる戦果拡張を行うには容易ではないという視点も付け加えています。
■共に予備戦力に余裕なく
 この予備戦力枯渇というてんでは日本も同じですね戦争していませんけれども。

 ウクライナ軍とロシア軍の共通する要素は二つある、イギリス国防省ウクライナ戦況報告8月19日発表では両軍の再攻勢や反転攻勢が進まない背景を分析しています。一つは共に予備戦力に余裕がなく攻勢を展開することの難しさがあるということ。もう一つはロシア軍もウクライナ軍も2022年末の防衛線をそうとう強化しているということ。

 2022年冬までに両軍は攻撃前進をいったん棚上げしており、特にロシア軍はウクライナ軍の春季攻勢を想定し防衛線を強化、ウクライナ軍も戦車が動きやすい冬季での攻撃を想定し防御を掃討強化していました。これにより地雷と塹壕に対戦車火器などを複々線以上にわたり巡らせている防御陣地帯を突破することは共に容易ではない、という点です。
■レオパルド1戦車訓練
 民間企業が保管していたレオパルト1が相当数あるというのが凄い話で74式戦車も万一の際に緊急に世界から戦車を調達する費用を考えれば倉庫代など大したことはないように思うのだけれど。

 ドイツ国防省はウクライナ供与予定のレオパルド1戦車訓練状況を報道公開しました。これはNHKが8月18日0623時に報道したもので、演習ではドイツ東部のザクセンアンハルト州演習場における訓練の様子が紹介、所謂NATO迷彩ではなくOD単色迷彩のレオパルド1A4戦車と思われる戦車が戦車砲を射撃する様子などが紹介されています。

 レオパルド1は第二世代戦車、陸上自衛隊の74式戦車と同世代の戦車ですが、暗視装置が改良されています。ただ、第二世代戦車の限界として防御力は徹甲弾の直撃に耐えるものではなく、一方で訓練を支援する連邦軍のマーロー中将の話として、レオパルド1の強みは三桁を供与できることだとしており、ドイツは100両を供与する計画とのことです。

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令和五年度八月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2023.08.26-2023.08.28)

2023-08-25 20:00:25 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 台風一過の頃から少しはまともな暑さになっているという印象が無いでもないのですが、そうおもったら単に記録的短時間豪雨直前の冷たい風であったという今日この頃ですけれども皆様いかがお過ごしでしょうか。

 松島基地航空祭2023、27日日曜日に行われます。駅前にもT-2が居る宮城県の航空自衛隊基地、ブルーインパルスのホームベースということで有名であり、航空自衛隊を代表する航空祭の一つ。多少は混雑しますけれど、ちかくでは多賀城駐屯地夏祭りなども行われますので、東北で過ごす週末ということで連続して探訪してみてもよいのかもしれません。

 ブルーインパルスの松島基地、ブルーインパルスは第4航空団に所属していまして、航空団にはこのほかにF-2B戦闘機も配備されています、松島救難隊も。ブルーインパルス飛行展示の回数などがほかの航空祭よりも充実していますので、ブルーインパルスの基地ならではの航空祭と戦闘機ならではのきれのあるF-2B戦闘機の飛行展示を十全に楽しみたい。

 網走分屯基地一般開放、26日土曜日に執り行われます。若干交通不便ですが、第28警戒隊のレーダーサイトでありロシア方面からの航空機をFPS-4レーダーにより警戒しています。実はレーダーサイトを防衛するべく第105基地防空隊が置かれていたのですが、ロシアからの脅威が大きく縮小したことをうけ2002年に基地防空隊が廃止された歴史がある。

 多賀城駐屯地市民夏祭り、26日土曜日に予定されています。ここはもともと海軍工廠が置かれていた場所で現在は第22即応機動連隊が駐屯しています。もっとも、機動戦闘車隊は大和駐屯地に駐屯していますが。装甲化された精強部隊ではあるのですが、納涼祭ということで観閲行進などは行われませんので駐屯地の雰囲気の中でお祭りを楽しみましょう。

 武山駐屯地西地区納涼花火大会、26日土曜日に行われます。横須賀市に数多い自衛隊施設の一つで、ここには東部方面混成団司令部などが置かれているのですが、花火大会、というのが重要です。近年花火大会の有料化が進んでおり大きな論争となっているところなのですけれども武山駐屯地であれば、席料でもめることはありません。開門時間にご注意を。

 宇治駐屯地納涼夏祭り、26日土曜日に予定されています。宇治駐屯地は関西補給処の置かれる駐屯地で、もともとはここに中部方面総監部の前身である第三管区総監部が置かれる予定でしたが、大阪から遠すぎるということで伊丹に移った経緯があります。一般公開と言うよりも純粋な盆踊りですが赤煉瓦建物の一般公開も行われることがあり、おたのしみ。

 イージス艦こんごう大阪港一般公開、26日土曜日27日日曜日に執り行われます。海上自衛隊最初のイージス艦であり、艦齢30年という妙齢のイージス艦です。後継艦計画よりもイージスアショア海上型が優先されるため、当面は現役に留まるのでしょうが、ロービジ塗装ともなっていますイージス艦こんごう、この際みておきたい、こんごうさん、デース。

 大宮駐屯地夏祭り、28日月曜日に予定されている。大宮駐屯地は大宮化学学校と中央特殊武器防護隊、そして首都圏の防衛をになう第1師団隷下の第32普通科連隊が駐屯していまして、納涼祭なのですが大きなグラウンドは楽しみといえる。ところで化学学校の校舎付近だと催涙線香で日常的にいぶされるので蚊にさされにくいとか、あるのでしょうかね。

 霞ヶ浦駐屯地、28日月曜日に予定されています。陸上自衛隊航空の要衝で、予科練の置かれていた霞ヶ浦は現在は陸上自衛隊の補給処であり、陸上自衛隊の航空学校分校などが置かれていますが、昨今話題の旧軍遺跡など、駐屯地祭では見忘れやすい建物の外観、一般開放される範囲内にかぎるものですが、眺めながらの夏祭りも、楽しいかもしれません。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・8月26日:網走分屯基地一般開放
・8月26日:多賀城駐屯地市民夏祭り
・8月26日:武山駐屯地西地区納涼花火大会
・8月26日:宇治駐屯地納涼夏祭り
・8月26日・8月27日:イージス艦こんごう大阪港一般公開
・8月27日:松島基地航空祭2023
・8月28日:大宮駐屯地夏祭り
・8月28日:霞ヶ浦駐屯地

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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ウクライナ情勢-ウクライナ軍F-16戦闘機2023年内運用開始不能とルーブル防衛へ政策金利12%へ利上げ

2023-08-25 07:00:29 | 国際・政治
■防衛情報-ウクライナ戦争
 オランダなどが提供の意向を示しアメリカもその供与を認可したF-16ですが実際の運用開始はまだまだ先となるもよう。F-16の話題を今回もF-2の写真とともに。

 ウクライナ空軍は2023年内にF-16の運用開始見込みはない、ウクライナ空軍のユーリーイーナット報道官テレビ報道発言をロイター通信が8月17日0756時に配信しました。アメリカのバイデン大統領がウクライナ空軍要員へのF-16戦闘機訓練を5月に承認していますが、F-16戦闘機供与についての具体的な供与計画などは明示していません。

 F-16戦闘機は低空目標を追尾するレーダーのルックダウン性能に優れており、ウクライナを狙うロシア軍自爆無人機などの対処能力が向上しているとされています。ただ、F-16AとF-16VまでF-16には製造開始から長いこともあり様々な改良型が開発され、更にE-3早期警戒管制機などとの連接により性能が発揮されるものでもあり、一概にはいえない。

 アメリカが今年から退役を開始するE-3B早期警戒管制機が仮にウクライナへF-16戦闘機とともに供与されるならば、自爆用無人機への対処能力はもちろん、ロシア空軍戦闘機部隊への極めてつよい抑止力とはなり得るものですが、E-3管制要員の訓練期間はF-16以上に複雑で、またE-3そのものもウクライナ側からは供与要請もだされていません。
■ルーブル防衛戦
 通貨暴落からの防衛はとんでもない利上げを強いられるようです。

 ロシア中央銀行はルーブル暴落を受け政策金利を12%に引き上げる緊急決定を発表しました。これは15日の緊急会合に伴う決定で8月15日1701時にロイター通信が報じたものです。現在すでに高い金利となっている政策金利を更に3.5%あげるというもので、これにより12%、つまり五年間預金した場合は倍額になることをしめしています。

 政策金利は乱高下を続けており、2022年2月下旬には経済制裁に伴うルーブル暴落を回避するために政策金利は20%と5年間で倍増する政策金利としていましたが、インフレ圧力緩和を受け今度は一気に7.5%まで政策金利を下げています。ロシア中央銀行はこの高金利により途上国を中心にロシアへの投資などを期待しているようですが問題も。

 ロシア中央銀行は外貨買い入れを中止するとしており、ロシア国内での両替を大きく制限しているとともに、また金利以外の為替介入を行う金準備や外貨資産は限られています。こうした高金利はルーブル下落への処方箋とも考えられていますが、この政策金利12%という決定を受けてなお1ドル98.17ルーブルという水準になっているもよう。

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プリゴジン氏死亡-民間軍事会社ワグネルトップの搭乗機モスクワ離陸後に墜落,ロシア軍に大粛軍の嵐の懸念

2023-08-24 20:00:12 | 国際・政治
■ロシア国営通信が発表
 今朝は驚かされる事が多かったのです。6月にクーデター未遂事件を起こしベラルーシに出国した後はアフリカやロシアでも目撃されていたプリゴジン氏についてです。

 ワグネルグループトップのプリゴジン氏が死亡しました。搭乗していたプライベートジェットが墜落したためで、航空機はモスクワからサンクトペテルブルグへ向かう航路を飛行、その途中のトベリ州上空で墜落し、煙をあげながら墜落し地上に激突ののち炎上する様子がSNS動画で拡散しています。ロシア国営テレビは乗客乗員10名の搭乗を報道した。

 プリゴジン氏の死亡はロシア国営テレビが続報として墜落したプライベートジェットの乗客名簿を発表する形で死亡を報道、全世界の旅客機位置を公開しているフライトレーダー24によれば現地時間0611時にモスクワ州の上空を高度8500mまで上昇した時点で航路が途切れており、墜落したものと思われます。撃墜か爆発物か機械的故障かは不明です。

 ワグネルクーデターとして、6月24日、ロシア連邦史上最大の反乱事件を主導した民間軍事会社ワグネルのトップであるプリゴジン氏は、6月25日にモスクワへ向かったワグネル部隊を撤収させ、ロシア大統領府は“誰も罪には問われないだろう”との声明を発表、反乱に参加したワグネル部隊の多くはロシアから隣国のベラルーシに移動していました。

 ロシア軍に粛軍の嵐が吹き荒れるのではないか。危惧する点はここです。既にロシア航空宇宙軍司令官のスロヴィキン上級大将が、ワグネルクーデターに関係した疑いで消息不明となっています。スロヴィキン上級大将、ワグネルクーデター後早い段階で軟禁状態にあるともされていましたが、8月23日、ロシアのRBK紙が司令官の解任を報じました。

 セルゲイスロヴィキン上級大将はロシア航空中軍司令官であり、モスクワ防空の全般に責任を持つとともに、現在はウクライナ特別軍事作戦派遣軍司令官とされており、ウクライナでの苦戦とともにモスクワに飛来する無人機攻撃からの防空でも苦戦しています。そして懸念するのは前任の特別軍事作戦派遣軍司令官もつい最近死亡しているのです。

 ゲンナディジトコ陸軍大将の死亡、もう一つ粛軍を思わせる報道はロシア国営タス通信が18日に、ウクライナ特別軍事作戦指揮を執った東部軍管区司令官でウクライナ戦域司令官のゲンナディジトコ陸軍大将の死亡です。ゲンナディジトコ陸軍大将はロシア軍のキエフ攻略失敗後に司令官に着任し、国防省次官も兼任しましたが、昨年10月に解任された。

 ロシア国営タス通信によれば、長い闘病の末に死亡したという表現を用いていますが、解任は昨年10月であり、長い闘病というには無理がある表現です。しかしタス通信が公開したジトコ大将の経歴にはウクライナでの司令官という言及は無く、過去にシリアでの作戦経験があるとしており、事実上ウクライナでの作戦経験は無かったことにされている。

 粛軍の嵐というのは、ロシア政府、より踏み込んだ表現ではプーチン政権の視点としては二度とプリゴジン氏のワグネルクーデターのような事態を起こさせないという事に繋がるでしょう。しかし問題は現在、ロシアウクライナ戦争の最中であり、軍隊の待遇改善という選択肢は執れない事に在ります。その為のウクライナ撤退という選択肢はありません。

 ウクライナ第一線でのロシア死傷者は既に25万とも30万とも言われています、無論、ロシアではモスクワ及びサンクトペテルブルク居住民とロシア連邦構成国の数多い自治共和国民とは、成文化されていない格差があり、これは徴兵対象者や社会保障公的年金やインフラ整備などあらゆる点で格差があります、しかし、それでもこの損害は大きすぎる。

 不満を蓄積するなという事は土台無理な話であり、自治共和国としてロシア連邦を構成する国以外の旧ソ連構成国で独立国である幾つかの国はトルコや中国との関係を強化し、ロシアから距離を置こうとしている現状です。すると、大損害を出してウクライナから撤退することとなればこの距離感は確実となり、損害を積み重ねるほか選択肢がありません。

 粛軍の嵐は、不満を漏らした指揮官、高級将校や将官も含めて粛清するという、これもスターリン粛軍の再来にはならないと思いたいのですが、既に複数の将官が粛清には至っていないものの長期療養や不審な事故死に繋がっています。ただ、これでは現代的な指揮系統と参謀体系に装備体系と補給系統からなる軍隊を構成するのは難しいといえるでしょう。

 民主主義国家は選挙で政権が敗れるが、権威主義国家では占拠である日突然政権が崩壊する。粛軍がどの段階で完了するかはわかりません、それは粛軍を行うことで忖度を行う制度が暴走する為であり、粛軍と精強な軍隊を天秤にかけた状態ですので、粛軍による反乱を起こさない軍隊を強権に進めることを優先したため、簡単には引き返せないのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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北朝鮮偵察衛星打ち上げ失敗-日本時間24日0400時前,発射後複数に分離し我が国EEZ外に落下

2023-08-24 07:30:12 | 国際・政治
■臨時情報-ミサイル防衛
 北朝鮮が二度目の軍事偵察衛星打ち上げを今朝行い失敗しました。

 防衛省によれば本日0400時頃、北朝鮮から飛翔体が発射されましたが、複数に分離した後に我が国EEZ外の三か所に分かれて落下しました。飛翔体は朝鮮半島からフィリピン沖へ、我が国南西諸島上空を通過したものとみられますが、政府によれば自衛隊による破壊措置命令は執られていないとのことです。また落下物による被害は出ていません。

 飛翔体発射はトンチャンリ付近から。飛翔体落下は0358時頃に朝鮮半島西方300kmの黄海に最初のものが落下、0359時頃に朝鮮半島南西沖350kmの東シナ海へ落下、そして0405時頃にフィリピン東方600kmの太平洋上に落下したものとみられ、落下物はありませんでしたが0400時頃に沖縄県と宮古島の中間空域上空を通過したものとみられています。

 政府は0538時に国家安全保障会議を緊急招集しています。沖縄県による各自治体からの報告の集計でも飛翔体落下物への被害情報は出ていません、また海上保安庁も船舶などへの被害は出ていません、更に飛翔体による落下物は航空航路などを逸れており、全日空や日本航空といった沖縄からの航空便は24日朝から平常通り運行されているとのこと。
■十月に再度実施へ
 北朝鮮は朝鮮労働党創立記念日の月でもある10月に再度打ち上げるとしています。

北朝鮮の朝鮮中央通信は打ち上げ失敗を認める報道を行いました。これによれば、今回打ち上げられたのはマルリギョンⅠ号軍事偵察衛星で、打ち上げに用いられたのは新型ロケットというチョルリマⅠ号、三段式ロケットだとしています。一段目と二段目の切り離しには成功したものの、三段目の切り離しにおいてエラーが発生したとしています。

三度目の打ち上げは10月に実施する、朝鮮中央通信によれば切り離しシステムの不具合であり、エンジンそのものには問題はないとしている事から対策を講じた上で10月にも三度目の打ち上げを行うとしています。ただ、前回の発射失敗も今回の発射失敗も切り離しのシステムに問題が生じており、前回よりは落下物が遠方に飛散した程度でしかありません。

軍事偵察衛星はその能力以上に国威発揚を目的としたもので、人工衛星を軌道に乗せる技術は再突入体により核弾頭を目標付近へ到達させる技術を誇示する用途にも用いられるため、今後北朝鮮は成功するまで継続するのでしょう。他方、繰り返し失敗する事での技術への周辺国の疑義は、他の技術が確立したミサイル演習強化に繋がるのかもしれません。

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北朝鮮第二次軍事偵察衛星打ち上げ予告期間-前回は韓国西方沖落下,沖縄南西諸島ミサイル防衛部隊厳重警戒

2023-08-24 07:00:09 | 防衛・安全保障
■臨時情報-ミサイル防衛
 夏休みの観光シーズンである沖縄県に緊張が走っています。

 北朝鮮は本日8月24日から31日にかけ、軍事偵察衛星打ち上げを行うと我が国海上保安庁へ通告しました。軍事偵察衛星の打ち上げロケットは朝鮮半島から沖縄県に向け発射され、切り離したロケットはフィリピン近海に落下するとされています。ただ、5月にも同様の発射を行い失敗、その結果朝鮮半島西方沖に落下し大量の破片が回収されました。

 マルリギョンⅠ号偵察衛星という、5月の打ち上げ失敗は、新型ロケットチョルリマⅠ型が二段エンジン点火に失敗し落下したという実情があります。なお、ロケットの日本本土への落下を警戒し政府は自衛隊へ破壊措置命令を発令、周辺海域にイージス艦を遊弋させるとともに南西諸島へペトリオットミサイル部隊を派遣し、警戒を強化しています。
■沖縄県が危険
 ロケット打ち上げの何が危険なのかについて。

 人工衛星について、留意すべき点は多段式ロケットを用いて偵察衛星の周回軌道に乗せるために沖縄県上空を飛翔する点で、特に前回失敗したロケット打ち上げの際には韓国軍が洋上でその残骸を回収しており、液体燃料ロケットであった事が燃料タンクから判明しています。宇宙を目指すロケットは酸化剤を添加しなければ酸素がなく燃焼できません。

 ロケットの燃料タンクが落下した場合は酸化剤を添加されたロケット燃料が拡散することとなり、ロケット燃料の酸化ヒドラシンなどは発癌性を持つ有害物質となっています。これが人口密集地域へ落下する可能性は高いとは断言できないのですが、上昇中に空中分解した場合は広範囲に破片が拡散する為、その経路上の沖縄県が危険だとされる所以です。
■沖縄県での迎撃態勢
 イージス艦とペトリオットミサイルが備えています。

 沖縄県での迎撃態勢について。石垣島では沿岸部へペトリオットミサイル部隊が展開しており、ミサイルが配置される射撃陣地は市道と接している為、ミサイル発射時にはブラスト被害などが発生する懸念があるため、発射時には自衛隊員が指導を通行しないよう呼びかけるとしており、市道通行に対しては射撃の際を除いて交通規制は行われないという。

 宮古島では航空自衛隊のレーダーサイトが置かれる宮古島分屯基地へペトリオットミサイルPAC-3-MSEが展開しているもようで、MSEはPAC-3よりも射程が延伸しており周辺地域の防空が可能とのこと。与那国島では自治体情報連絡室が置かれ24時間体制で警戒態勢を執り、ロケット発射の場合には防災無線により退避を呼びかけるとのことです。

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