北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-中京区三条恵美須町,ビストロで春待ちよりも雪待ち

2025-02-16 18:12:45 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 ビストロで待つのは春よりも雪なのだ。

 雪は降るのか、ほんとにこの天候で明後日から明々後日にかけて京都市内でも雪が、この10年で最強寒波、が一週間ぶりに襲来するということですので、積雪があるのでしょうかね。ふるならば、無理をしてでも時間造って寺社仏閣を巡りたい。

 京都のビストロ、この街は京都大学が日仏会館を置いているからという訳ではないでしょうし、パリと姉妹都市提携を結んでいるからという訳ではないのでしょうけれども、意外とビストロが多いのがちょっと不思議な感じに思える。

 三条上ル東入恵美須町、この界隈というのは先斗町が近いのだけれども、先斗町ほど気取らないにしても個性的で、そして地下鉄の駅が近いので観光客よりもビジネスマンを大切にしてくれるような価格帯のお店があるという感じなのですよね。

 オーボンモルソー、フランスのリヨンを連想させる料理を揃えているというお店なのですが場所は京都市役所前駅から少し南に下りまして、三条上ル東入恵美須町というところにあります、店先は兎も角、ここは店の中の雰囲気が、異国情緒っぽい。

 ワインで一杯やる際にも、スパークリングワインとシャンパンを分けてくれるほどに取り揃えて価格帯を押えてくれるという、昨今露天で一万以上の牛串を観光特需のおまけに売ろうとしている中で、こういう下町風情を醸してくれるのは、ありがたく。

 本日のスープ、ここオーボンモルソーさんはセットメニューを組んでくれていまして、前菜と主采とともに注文しましてもお手頃な価格帯に収める事ができる気配りがありまして、ビストロっぽい、手狭なテーブルに目一杯、料理とお酒を並べられて。

 ビストロ、こういうところで食事してというのは、味そのものよりも雰囲気、今日は外出したという事と、お仕事頑張ったんだからこういう時間を過ごす権利があるんだー、というような、明日への活力をしたためるという、高尚な目的があるのだから。

 ポークマスタードパン粉包み焼きマッシュポテト添え。ポークマスタードパン粉包み焼きマッシュポテト添え、ポークマスタードパン粉包み焼きマッシュポテト添え?ええ?、ちょっと驚いたのだけれども、ポーク何処行ったんだという素朴な驚き。

 美味しいものが思ったのとは違う仕上がりで一皿に載せられて出てきますのが、こういうドッキリはわたし大好きです。ところで妙な存在感あるぶたさん人形が、ボクのなかまをなんてことをー、と存在感、マダム手作りだとか。こうした風情も、面白い。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)


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【京都幕間旅情】京都市営地下鉄10系電車,写真を撮影する苦労と無断加工転載への一考

2025-02-16 07:00:01 | コラム
■撮影は創造
写真の無断加工転載について。

写真を撮影するというのは意外と大変な事なのだ。なにを急に当たり前のことを、と思われるかもしれませんが、北大路機関はロゴタイプを維持してくれるのであれば、私的な引用について写真はそれほど文句を言っていません。

自衛隊行事でも、装備品の説明にいきなり北大路機関のロゴタイプとともに写真が使われていて、つかわれてまっせ?、と手招きしてくれる知人友人もいますので、北大路機関としては、おお、本職に使われる程の構図なのか、と感心するのですが。

私的引用でも、例えばオリジナル小説を名乗る作品に勝手に表紙写真として北大路機関のものがつかわれていたり、YOUTUBEなど広告料収入が発生する、商用転載として使われているという情報を頂いたりしますと、なんだかなあ、とおもうのだ。

盗んでわがものにするのは楽だろうけれども、一度カメラをもって写真を撮ってみてはと思う、撮影の為の移動計画と宿泊計画を立てて、その上で時間の都合と撮影位置の計算と撮影後の掲載計画まで、やってみると、簡単でも大変だということはわかる。

北大路機関から引用、と一筆記してその上で写真にしめされた北大路機関のロゴタイプを削除せずそのまま使う、このことと、自分で戦車なり艦隊なり編隊なりと撮影に行く手間を考えると、それほど前者が大変とは思わない。あと、商用転載は引用に含まれない。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【G3X撮影速報】富士学校開校70周年富士駐屯地祭(8)本州で戦車を視られる例外的な場所(2024-07-21)

2025-02-15 20:24:32 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■富校70周年祭
 富士学校開校70周年も今回でいよいよ最終回です。

 富士学校記念行事はこうして訓練展示まで終了しました。機動戦闘車が戦車を置き換える流れが加速するとともに、今後更に自衛隊の戦車を見ることは、九州の例外的な駐屯地と北海道以外では難しく、こと本州では、更に難しく。

 本州で戦車を見られるのは、富士学校と、駒門と、あとは滝ヶ原は来るのでしょうか、武器学校でもみられるかもしれませんが、あちらは教材としてですので戦車をみようとすると、本州では非常に難しくなるということ。

 機動戦闘車、装輪式ではなく装軌式の機動戦闘車、戦闘重量をアメリカのM-10ブッカー機動砲の40t程度に抑えた装備を開発してくれるならば、戦車の代わりになるのはもしれないとは思う。増加装甲をつけると45tくらいで。

 戦車というものの重要性を考えるのは、この装備が全くの専守防衛用の、つまり上陸してきた敵を踏み潰すという、上陸されなければ使わないという、日本の憲法と合致する専守防衛に適合した装備であるためなのですが。

 反撃能力整備というもので代替できるのかと云えば、もちろん、日本が国民の支持を受けて通常兵器以上のものを持つ覚悟があれば、軍事合理性には合致するかもしれないと、理解は示すのですが、実際にはこの措置は理外だ。

 限定戦争と全面戦争というものがあり、キタチョウセンのように意気軒昂に、わが領土をイチミリでも侵すならば全面的で無慈悲かつ非情な全面戦争に云々、となるのでしょう、それは全面戦争の口実を探すかブラフでしかない。

 島嶼部防衛など、日本が想定するのは東京の国家指揮中枢が蒸発するか否かという全面戦争では無く、領土の末端で生じる地域紛争です。反撃能力は、北海道や沖縄の方には悪いですが、離島攻撃の反撃に北京やモスクワを叩くのは。

 全面戦争の口実を探すならば、つまり先に相手国の首都を叩くための平和以上にブッシュ政権のような自衛権の先制公使という論理ならばあり得るのかもしれませんが、まさかそんなアイクの大量報復戦略を今行えるわけも無い。

 戦車はそういった意味で、限定戦争に対しての抑止力であり、また、戦争の本質である、ひとの服従の強要、という概念を理解するならば、有事に際して民心を安定させるために、陸上の防衛の頑強盤石を具現化する手段ともいえる。

 海軍を持たない国家はあっても陸軍を持たない国家はない点がこの現実を端的に示している。また、日本は人口増加が大きく人命を潤沢に消費できる、現実などは異世界の話で、少子高齢化という現実をみなければなりません。

 戦車部隊というものは、専守防衛という国情と、少子高齢化という現実と、限定戦争への抑止力という概念と、こうした諸々のものに適合する装備体系であるという点から、減らしすぎている現状には、危機感を覚えるのですね。

 戦車、こうした装備品と共に陸上防衛というものを間近に感じられる、また今や多くの情報が行きかっていますので、こうしたなかで我が国陸上防衛力の位置づけをもう少し考えられる場所が増えれば、と思うのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-出町柳,シードルとサーディンとオールドとローストビーフとたまこまーけっと

2025-02-15 14:40:18 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 雪が降ると聞けば少し心おどるもの。

 京都に雪、来週あたりに降るのかもしれないと言われますとどうしても心が高揚します。なにしろ雪景色は冬を象徴する風景だけれども、京都に雪が降る日というのは舞鶴とか北部を除けば若干日のみ。

 シードルでまずは夜の一献を始めます。前回雪が降りました日には、ちょっと一杯、個人的に祝杯を挙げることとなりまして、出町商店街のビストロというかカフェにて、甘いシードルを。

 たまこまーけっと。京都アニメーションの作品で、意外と京都では一部で根強いファンを抱えているのが、この出町商店街が舞台の作品で、このお店では、たまこまーけっとファンノートもおかれている。

 オイルサーディンのマリネを、この日の最初の肴にします。オイルサーディンの青魚どくとくの香りとほろほろ油漬けとなりやわらかく、マリネの酸っぱい酸味が、寒い冷えた身体に活力を生んで。

 マリネそのものはいろいろと自分でも料理することは出来のだけれども、缶詰や瓶詰めのような保存食は自分で料理することが難しい、COVID-19の季節に自家製牛肉大和煮を瓶詰めしたことはあったけれど。

 ダルマを次の酒精に続きを楽しむ。これ、学生時代はダルマ一本、980円くらいだった気がする、北大路機関の秘密会合に使う場所の近くにチコマートがあって、足りなくなると買い足しに行った。

 ローストビーフの小、ダルマはこの一皿を迎えるために。普通サイズがかなりおおきなもので、これを二人で分ける方もいるほど。サントリーオールドはこういう血の気のある肉料理を引き立ててくれて。

 サントリーオールドとともに、このローストビーフと、そしてたまこまーけっとのファンノートをぱらぱらみながら、みんな日本中世界中遠くから来てくれるのだなあという話題をもう一つの肴とします。

 SOUさん、ここは出町柳商店街を河原町通から入って、映画館のまえを通り過ぎて左右に古本屋を眺めました少し先の二階部分にありますお店、階段を上ると、たまこまーけっとの話題がまっています。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都幕間旅情】JR西日本683系特急電車サンダーバード,16日から寒波再来と京都市も降雪の可能性

2025-02-15 07:01:54 | コラム
■寒波再来
降雪再来なるか?。

京都も16日以降、また歓喜に見舞われ、いや、寒気に見舞われ雪が降るという。歓喜と歓喜、だめだ本音が出てしまった。場合によってはまた雪景色が撮影できる、それは今年三度目の機会というべきか。降雪予報の報道は京都新聞が云うのだから間違いない。

サンダーバード、まいづる、きのさき、はるか。京都を発着する特急電車は色々あるけれども、場合によってはこれらの運行に影響が出る、先週の大雪は一瞬で溶けてしまったけれども、京都よりもお隣は滋賀県の湖南地方が物凄い吹雪に見舞われたもよう。

雪景色、北海道とか東北の方には、雪が珍しいのかといわれるかもしれないけれども、京都で雪景色を視られるのは僅かな機会しかないので貴重なのだ、年間で数日間くらいではないだろうか、変な言い方だけれども祇園祭の山鉾が市内に並ぶ日数よりも少ない。

札幌や青森で、祇園祭の山鉾が数十と並んだら、珍しい!、とおもうでしょうけれども、言い換えれば京都の雪景色というのはそれくらいにきしょうな光景を醸すのですね。ただ、次の寒波はこの週末ではなく週明けを狙うという、すると、お仕事とのからみ。

雪景色、あまり積もってしまうと身動きできなくなるという懸念はあるのだけれども、JRはともかく、私鉄は雪に強い、というのもJRの場合は綾部とか高島とか敦賀とか豪雪地帯を運行する為に響くのです。けれども余裕が有れば、鉄道の雪景色も、撮りたいですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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令和六年度二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2025.02.15-2025.02.16)

2025-02-14 20:23:05 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
本日はヴァレンタインデーですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

OSAKA防衛防災フェスティバル2025が日曜日に挙行されます。これは大阪市のATCアジア太平洋トレードセンターを会場に行われる装備品展示と音楽演奏を中心とした行事で、装備品展示ではミサイル防衛特集として、陸上自衛隊の03式中距離地対空誘導弾システム、航空自衛隊のPAC-3ペトリオットミサイルと云った装備品が展示されるという。

ATCアジア太平洋トレードセンターでの装備品展示には、AH-1S対戦車ヘリコプターや16式機動戦闘車、中距離多目的誘導弾等も並びまして、このほかに高機動車体験試乗も行われます。また防衛防災フェスタの防災という部分から、野外炊事器具の炊き出し展示も行われるという、1ヶ月前の南海レスキュー2024を思い出す展示といえるかもしれない。

中部方面音楽隊の音楽演奏が行われますし、後は、公務員ユーチューバーとして、しれっとここまでユルいことも良いんだなあと、これが現代の認知戦か、という感じの中方YouTubeちゃんねるの実況もあるとかで。中部方面隊管内での駐屯地記念行事というのはもう少し先ですけれども、南海トラフ地震やミサイル防衛に関するおまつりという。

ATCアジア太平洋トレードセンター、場所は地下鉄中央線の大阪港駅からもう少し先に行きますトレードセンター前駅とニュートラム南港ポートタウン線中ふ頭駅が最寄り駅となっています。地下鉄中央線本町駅からコスモスクウェア経由で18分、大阪環状線は弁天町から地下鉄のりかえるのが便利とのことでした。

松阪港掃海艇たかしま一般公開、2月16日に三重県松阪港において掃海艇たかしま一般公開が行われるとのこと、場所は松阪港中央岸壁となっていまして、掃海艇乗艦の見学と装備品展示や制服試着が行われるとの事です。時間は0900時から1600時まで、中央岸壁といいますのは、松阪港公園のすぐとなりとなっています。

たかしま、ひらしま型掃海艇の3番艇となっていて、海上自衛隊が最後に建造した木造掃海艇となっています。2010年に就役していますので、もう15年もたつもの。満載排水量650tで、S-10機雷掃討機具とOYQ-201機雷戦除法処理装置を搭載、すがしま型掃海艇の2本並列煙突と比して、煙突を一本にまとめたのが外見上の特色です。

鹿児島川内港水中処分母船5号一般公開、明日2月15日に川内港京泊埠頭において開催されます、水中処分母船YDT-05は佐世保基地の佐世保地方隊所属、水中処分隊の母船となっています、誤解を恐れずに言えば掃海艇の支援に当る母船といえるかもしれない。一般公開の時間は1400時から1700時、最終受付は1645時とのことでした。

水中処分母船1号型は満載排水量440t、乗員は15名ですが水中処分員15名の区画が有りまして、潜水病対策の減圧再圧装置や作業区画と装備洗浄区画にボンベ装填区画に温水ボイラー装置などが船内に配置されています。護衛艦のような華々しい装備はないのですが、我が国の海上航路安全を維持するために重要な艦船といえるでしょう。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・2月16日:松阪港掃海艇たかしま一般公開
・2月16日:OSAKA防衛防災フェスティバル2025
・2月15日:鹿児島川内港水中処分母船5号一般公開


■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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ウクライナ情勢-ウクライナ軍はMi-24攻撃ヘリコプターをシャヘド無人機対策に活用

2025-02-14 07:00:38 | 先端軍事テクノロジー
■防衛情報-ウクライナ戦争
 自衛隊のAH運用と自爆用無人機対策という視座を中心に。

 ウクライナ軍はMi-24攻撃ヘリコプターをシャヘド無人機対策に活用しているもようです。そしてロシア軍でもMi-24攻撃ヘリコプターをウクライナ軍無人機対策に運用しており、特にシャヘド無人機は空対空戦闘能力を持たない為、弾薬に余裕のある12.7mm多銃身機銃がシャヘド無人機に対してきわめて有効に活用されているもよう。

 無人機対策、2022年から2023年にかけ、大量にイランがロシアへ供給した自爆用無人機シャヘドに対してウクライナ軍は当初、欧米から供与された地対空ミサイルにより迎撃した為に膨大な地対空ミサイルを消耗し、本来地対空ミサイルでなければ迎撃できない巡航ミサイル等に対してミサイル払底危機に曝された事が有りましたが。

 Mi-24攻撃ヘリコプターは視線合致方式の機銃を装備しており、無人機迎撃に活躍しています。実際のところ、匍匐飛行をせず低空飛行するだけのヘリコプターは携帯地対空ミサイルの、また小型無人機の跳梁跋扈により低空飛行し待ち伏せるヘリコプターは格好の標的となっており、ロシア軍とウクライナ軍は攻撃ヘリコプターを十分活用できていません。

 こうしたなかで、無人機迎撃は今後のヘリコプター運用における一つの方向性を示すのでしょうか、それとも自爆用無人機に対しては攻撃ヘリコプターを用いずとも、ジェネラルアトミクス社が提案する様な、滞空時間の長いMQ-9リーパーの様な無人攻撃機に機銃を内蔵したガンポッドを追加してこの種の迎撃に充てるべきなのでしょうか。

 シャヘド無人機は迎撃が簡単ですが、一万数千機単位で飽和攻撃に用いられ、また航続距離は数千kmに達します。ロシアでは大量生産が進み、また北朝鮮へもロシアが技術供与している装備となっていますので、我が国周辺事態では相当数が使用されると覚悟せねばなりません。その場合の迎撃手段を講じるか、反撃能力で敵国首都を叩くのか、課題です。

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【G3X撮影速報】カブールC550-CAVOUR日本初寄港(7)全通飛行甲板型艦艇の大きなポテンシャル(2024-08-22)

2025-02-13 20:01:01 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■パワープロジェクションシップ
 横須賀にて。

 横須賀基地の空母カブール入港、カブール、ハリアー運用を前提としているとともにF-35B戦闘機運用に対応している航空母艦。軍艦は長期にわたり運用することから設計に際して遺漏の内容にといわれるものです。

 カブールについては、設計当時には現在のロシアウクライナ戦争を想定する前の段階ではありましたが、当時は従来型の戦争よりもテロとの戦いを念頭としていた時代ですので、カブールも用途は色々云われて。

 人道支援任務や災害対処、不思議に思えるのはカブールと同時期に設計された全通飛行型甲板を有する艦艇は、日本のいずも型、イギリスのクイーンエリザベス級、フランスのミストラル級などが挙げられるのですが。

 パワープロジェクションシップ、戦力投射艦という、その国からの遠隔地域への作戦能力投入基盤となることが盛り込まれ、結果、多くの場合はF-35B戦闘機の運用が可能となっている点なのかもしれません。

 F-35B戦闘機、垂直離着陸さえ可能な第五世代戦闘機で、開発は難航し大丈夫なのかと言われたものですけれども、いまのところ各国が現実的に調達できる唯一の第五世代戦闘機がF-35となっていまして。

 かがF-35B戦闘機運用能力付与、日本の視点から見ていますと、2024年に、撮影したいと熱望していた知り合いの方が見事、防衛省の艦上報道公開に映っていたけれども、大きな出来事といえました。

 全通飛行甲板型艦艇の大きなポテンシャルは、航空機を置き換えることで様々な能力に対応することなのだろうなあ、それは設計の時代を超えて情勢が変化しても、艦載機により対応できることにあるのやも。

 SH-60KやSH-60L哨戒ヘリコプターを搭載することで、SH-60は輸送任務にも救急搬送任務にも対応する哨戒ヘリコプターですが、効率性はさておき、多用途性能に対応していることは確かなのですよね。

 V-22可動翼機もF-35B戦闘機も搭載できるので、情勢がどのように変化しようと艦載機の航空隊編成を切り替えるだけでどのような事態にも概ね対応できる、長期間の展望に資する艦艇だと思うのです。

 いずも型と比較しまして、一方で思うのは、いずも型はステルス性を過度に重視した、厳しい周辺情勢に対応する設計となっていますが、カブールはデッキなど、使いやすさを相応に想定している。

 ステルス性の重要性は理解できるのですが、デッキ設計などはもう少しハンドリングを考慮していても良かったのかと思う一方、やはり生存性を考えた場合はステルス性が重要なのか、とも考えて理解します。

 イタリア海軍艦の日本親善訪問、なかなかみることのできない最新鋭艦を見られるとともに、こうした欧州と極東の情勢が艦艇建造にどう影響しているのかも、端的に見られ、興味深いのですね。

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ウクライナ情勢-クピャンスク方面でロシア軍第4戦車師団が中隊規模の攻撃を実施

2025-02-13 07:00:08 | 防衛・安全保障
■防衛情報-ウクライナ戦争
 機械化部隊による中隊攻撃が確認されたということですが、自衛隊などは冷戦時代一杯ソ連機械化部隊を警戒してきました訳ですのでここまで間隔が開くのが不思議に思えるのですね。

 クピャンスク方面でロシア軍第4戦車師団が中隊規模の攻撃を実施した、ISWアメリカセンス研究所2月8日付ウクライナ戦況報告によれば、この地域を防衛するウクライナ軍旅団関係者の情報として、ロシア第1親衛戦車軍隷下の部隊が攻撃に参加したと発表、また同じ譲歩源としてウクライナ軍が装甲車10両を撃破し撃退したとも発表しました。

 ロシア第1親衛戦車軍はロシアウクライナ戦争開戦後、幾度か壊滅的な被害を受けて再編成されている部隊ですが、今回はクピャンスク近郊のペルショトラヴェネヴェ付近において攻撃に参加したとしています。中隊きぼの攻撃であり戦果にはつながっていませんが、依然としてロシア軍がクピャンスク方面に注力している端的な事例といえましょう。

 ウクライナ軍はロシア軍の攻撃に対して受け手が続いていましたが、ISW報告によればクピャンスク近郊において反撃に成功しています。また同じ報告では、ロシア本土クルスク州においてウクライナ軍が実施している作戦についても触れており、全般的な傾向としてロシア軍の攻撃衝力が、最初の限界を超えた限界点から更に低下している印象です。

 ロシア軍の攻撃状況について、シヴァスク方面のウクライナ軍旅団長の発言として、大きく影響しているのは天候だと述べ、地面が凍っている場合には戦車や装甲戦闘車にバギーやオートバイを使った攻撃を加えてきますが、気温が高い状態では小規模な歩兵による徒歩突撃を行うとしています。機械化部隊と徒歩部隊を天候で使い分けているという。

第1親衛戦車軍の攻撃が確認された事で、ロシア郡機械化装備の状況が枯渇していない事を示していますが、ウクライナ軍が撃破した装備が装甲車と表現している点について、戦車の配備状況や、ウクライナ軍の対戦車装備の備蓄状況についてもう少し深い分析を期待するところですが、ISWはそこまで踏み込んだ情報分析には至っていないもよう。

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【京都幕間旅情】貴船神社雪景色,貴船神社は水の神様をまつる護衛艦くらま艦内神社のご神体

2025-02-12 20:25:11 | 写真
■京都の雪
 雪景色の撮影は大変だけれどものちのち見返してみると嬉しい出来上がりの情景となります。

 貴船神社は水の神様をまつる、護衛艦くらま艦内神社のご神体であったりしまして、そして護衛艦はるな艦内神社のご神体、榛名神社の神様が、実は兄弟であったりする、神様に性別は無いというならば、これは姉妹と言えるのかもしれない。はるな、くらま、調べてみると驚くのですが。

 第52護衛隊を構成した護衛艦が、艦内神社のご神体が姉妹だったということを知りますと、海上自衛隊は無作為に艦名を決めているわけでは無いのだ、ということに、今更ながらですが、背筋に何かが透き通るような錯覚があります。護衛艦の艦名に文句をつけている元自のライターに云いたい。

 京都の雪、驚くほどに早く解けてしまい冬らしい情景を撮影するには、いそがなければならないのですが、少なくとも一年間に雪景色は二回程度は降雪によりしろく雪化粧してくれますので、そういうときに撮影散策するというのは、ある意味、風物詩を楽しむ仕草と云えるのでしょうかねえ。

 貴船神社、閉口したのは階段の雪ががっちがちに氷結していまして、ぬれることの内容にゴアテックスブーツをみにちけて臨んだのですがつるつる滑りまして、これが何というかけっこう危ない十五回ほど、手すりに救われた感じです。そう出なければあの階段で足下を掬われた。

 雪の日は階段の風景が美しいのですが、観光ガイドにあるような無人の階段と雪景色を撮影したいならば、努めて嵐電の始発に乗車しなければなりません、案外長いようで短い階段なのだけれど。そしてこの日に氷結していたのは根雪とかそういう意味では無かったりするのですけれど。

 絶景といいますか、貴船の階段はある程度世界にも知名度を持っているようで、この日は日曜日でしたお出日本と世界のお客様が朝一番からこの階段を撮影するために上っていまして、おそらく一万名以上の参拝者が踏み固めて、アイスバーンを構成している、そういった事情があるのですね。

 社殿が見えてきましたならば参拝します。そして、COVID-19あとの現代と云うところでしょうか、世界中の方が参拝しているのですけれども、なかでも水みくじが人気となっていまして、一方、貴船石の石庭、重森さんの作庭の小さな石庭が雪に埋もれてこの季節らしい存在感を示す。

 日曜日ですから混雑しているのであろうなあ、と思ったのだけれども、思ったほどでは無いのか。いや、午前中に初動で雪景色を撮影したい方は、降りしきる中に金閣寺ころ鹿苑寺や清水寺や慈照寺なんかを巡って、今頃はもう帰宅して暖かいところに居るのかもしれない。

 寒さとともに、雪というのは撮影を困難にさせるもので、こう不利終えてしまったときにはなんとかなるのですが、舞っている風雪はレンズに張り付いて撮影の妨害障害になってしまう、ゆきを避けるために大きめの傘を差していても白雪は舞い込んで切るものですから。

 カメラ用品にシャワーキャップのようなレンズを守る防滴装備があるのだけれど、結局レンズの華道部に入れば漏水ですし、あとは暖かい部屋に入りますと湿度しだいで一気に結露してしまうわけですから、このあたりもどのように撮影機材を動かすか、暖めなければならない状況もでてきます。

 雪の日に撮影へ行きますと苦労はあるのあるの明けれども、しかし、京都では毎日降るわけではありませんので、雪景色というのは非日常感を醸します。気候変動と言われるのですがもう一つ、今年も雪景色が京都で見られたのだなあ、という安堵感も加わるのが重要かもしれない。

 貴船神社参拝、積雪になれていない京都では普通タイヤで交通渋滞が巻き起こることもあります、ただ、この貴船は叡電で行くことが出来まして、もちろん凄い豪雪ならば運休するのでしょうけれども、こういう景色くらいでしたら、電車でちょっと、撮影に行くことが出来る非日常が、愉しいのだ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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