イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

この百年

2006-06-02 | 2006年度(1/13まで)
 フロイドが心理学の基礎を築いたのは今から約100年前といわれる。心の問題を扱う学問は本当に新しい学問である。仏教やキリスト教、イスラム教などの長い歴史を考えれば生まれたばかりである。
 近代の科学の基礎を築いたとされるニュートン(1643-1727)はだいたい300年前の人であり、力学など近代科学の基礎を築いたとされる。同時代に同じく微分積分を別のアプローチで考案したりモナド論を発表したライプニッツがいる。
 量子力学はだいたい75年の歴史といわれる。またアインシュタインは1905年に特殊相対性原理を発表しており、古典的な力学をひっくり返すような科学の出現はこの100年のできごとなのだろう。
 混沌とし、悲しい事件が多いこのごろを思う。この百年の歴史を踏まえ、質的に新しい一歩が求められているように思う。