イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

本との出会いも!

2007-12-02 | 第十章「今ここでの恩寵」

 人との出会いも重要であるが、本との出会いも人生を左右する。

 本を読むことが出会い?自分の中では、何かずっと違和感があった。昔高校生の時に、国語の先生と同級生と喫茶店で話したことがあった。その中で、「何で本を読むのか?」という話題があった。「純粋な興味がある一方、読まねばならないという義務感のようなものがある。」と答えたように思う。

 あれから40年。今何と答えるのだろうか。やはり同じような回答になるだろうか?あまり変わらない部分もあるが、もうひとつあるのは、著者の心意気に触れるという感じが増えたように思う。

 手元にあるのは、W.ジェイムズの「宗教的経験の諸相」。これは1902年3月にハーバード大学で書かれた序文がのっている。宗教心理学の分野を切り開いた方の熱い思いが感じられる。もちろん私が生まれた50年前の米国も著者も知らないが、その知恵がここにあると思うと、感動を覚える。

 年をとってくると、本ひとつも、単なる物体というより、親しみのある方の何かといった感じに変わってきたように思う。

 本との出会い。大学生の時に読んだ様々な本。やはり、今の自分を導いてくれていると思う。また、今読んでいる本も、これからの自分を導いてくれるように思う。

 文字文化のある時代に生まれて幸せである。

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新しい自分自身との出会い!

2007-12-02 | 第十章「今ここでの恩寵」

 自分自身に出会うという、ちょっと変なことを考えている。言葉を換えてみると、自分自身が違うように見える時といってよいかもしれない。

 幼いころから自己のイメージというのはいつも付いて回ってくるように思う。青春時代は、幼いころのの自己イメージと戦い、新しいイメージをたくさん獲得してきた時でもある。それ以降もいろいろ新しい自分を発見してきた。

 ただ、その中でも幼いころの、たとえば自分に対する暗いイメージのいくつかは岩のように残っていたようだ。心のどこかに、無意識の世界に残っていることも。

 そういった自己イメージを変えるような、自分自身との出会いとは何か。

 その出会いの必要条件として、自分のことを愛するということがあるように思う。貪欲等の自己愛そのものではなく、自分を他人を見るのと同じように、ちょっと間をとって、さらに愛をもって受容するような・・・

 カウンセリング理論でお馴染みのカール・ロジャースの6条件で自分に接する、ということだと思う。

 さらに、自分自身の幼い頃、若い頃、などに関心を持つことかもしれない。関心を持つことは、先の意味で自分を愛することでもある。

 そして、暗いイメージに関して、必要に応じて周りの人に訊いてみるなど、行動してみることかもしれない。

 この一年、自分との出会いがあった。6歳のころ、幼馴染を交通事故で失った事件での自分。同じころに、お手伝いさんから言われたこと。私の場合は、ブログを書いたりした行動でハッと新しい自分自身に出会った。

 暗い自分のイメージが、不合理に自分を無意識に苦しめる。そんなことから解放された。

 優しい読者の皆様のコメント等が、重要な出会いを産んだこともあった。深く感謝をしている。

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