昔、外資系企業に勤めて頃、社内報(世界共通)でよくボランティアの話題が載っていた。
当時は仕事に追われ、また、無償で働くなんて考えてもみなかった。
4年前に外資系企業を辞めてから、反動もあったのか、さまざまなボランティア活動に出会った。長寿社会文化協会(WAC)に出会い、「WACグループリビングの森」という団体を設立した。福祉団体の移送サービスのボランティアにも参加した。そんな活動の中で、いろいろ学ぶことが多かったが、何か自分の中で活動の意味を把握できないでいた。
友人Sさんの紹介で2年前から時々参加している社会福祉協議会関係のボランティアがある。その活動の一つに、施設にカレーを作りに行くボランティアがある。
決められた時間に行き、買い物をしてから、もくもくとカレーを作り、作り終わると利用者と懇談をすることもなく帰宅する。利害関係を完全に離れ、縁の下の仕事に徹したボランティアに、ボランティアの原点を見たように思った。
ボランティアは自分にとって何だろうか。幼いころの、身近な人のさり気無い温もり。7歳の時に、アラスカで出会った暖かさ、そんな愛の原型が、活動の基盤にあるように思う。
人は孤独で病むが、視点を変えて人を愛することによって健康になれることがあるようだ。ボランティア活動は、不思議な側面があるように思える。
現在「生き甲斐の心理学」の普及活動を行っているが、生き甲斐支援の活動の一環としても、自分の活動をもう一度見直してみたい。そんな時期になったようだ。
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