人間のこころは身体と同じように、決して強靭ではないと思う。ちょっとしたことで病理に向かう。また、人生はいろいろなことがある。今日まで良くても、明日になったら何が起こるか判らない。波乱万丈が当たり前である。
そんな中で、ちょっと不謹慎かもしれないが、敢えてセルフ・ウォッチングを楽しんでいる。<特に、自分がどういう時に動揺したりするか。その時どんな感情が起こるか、思考はどうか、行動はどうかを、興味深くウォッチングするのだ。>。
10年前に「生き甲斐の心理学」を学び始めてから、家族の変化、仕事も変わったり、職種も変わったり、経済的にも変化があった。そんな過去を想っても、興味が尽きない。
例えば、仕事という切り口から考えてどうだったか。大企業の管理職、職業訓練の生徒、当事者団体での介助職、福祉車両ドライバー、運行責任者、老人ホーム介護職、NPO法人の仕事など・・・
本当にいろいろな方々と出会い、助けられ感謝しているが、先の<自分がどういう時に動揺したりするか。その時どんな感情が起こるか、思考はどうか、行動はどうか>を考えてみると、自分の姿があぶり出されてくるような気がする。
恐らく、自分の意識の世界だけでなく、幼いころなどの人格形成時期の影響もものすごいのだと思う。
動揺というと範囲が狭くなってしまうが、苦手な人と接するときのこと。嫌な仕事をしているときなどに広げても興味が尽きない。無意識の意識化などで楽になれなくても、自分のこころの傾向を知ることは、結構楽しいものだ。特に笑い飛ばすように考えていく(親しい人と笑い転げるような失敗例)のは良いかもしれない(こころの世界は無理は禁物、苦しくなったらやめるのが鉄則)。
(こころを鍛える⑥(1億2千万人のための生き甲斐の心理学) 27/60)
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