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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

最良なこと、最悪なことを思案する!(こころを鍛える⑫)

2010-04-21 | 第七章「光と復活体」

 20歳台のころ、営業の仕事につき、いろいろ苦労したときに、上司が言った一言は忘れられない。「営業の仕事はいろいろあるが、お客さんに殺されることはない」。なるほどと思った。

 嫌な話に巻き込まれ、ウツの感情で悶々としている時、意外とこの最悪の事態を考えることは役にたつ。漆黒の奈落の世界をみるより、暗いなりにも底が見える方が良い。意外にも気分がすっきりする。

 最悪の事態を考えることのほか、最良の事態も考えるとよい。嫌な話がうまくいくことを、意外にも深く考えないものである。何か、こころの重しがあって、良いことを避けてしまうようである(これは私だけだろうか)。

 そして、事態が最悪から最良の間にだいたい落ち着くだろうと想定できれば、さらに楽になれるものである。ここから先は個性で対処の仕方が異なるのだろう。

 最良を追求する人。最悪を回避することに全力を挙げる人。事態を静観する人。状況や個性で変わってくるのだろう。

 最良なこと、最悪のことを思案すること。これは個人の問題だけにとどまらない。経営や事業などにも応用できる。さらに、いろいろ考えると、生命に与えられた、何か根源的なプレゼントのような気もしてくる。

(こころを鍛える⑪(1億2千万人のための生き甲斐の心理学) 32/60)

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