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中年の大混乱を乗り越える≪世話≫は?(中年の危機と世話 1/10)

2011-12-01 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 エリクソンの8つの人格形成で、7番目に出てくるのは世話(Care)である。35歳から60歳がこの時期とされ、生殖性やネガティブな感情としては停滞感があげられる。

 この理論は世界のすべての人類に共通するものかもしれないが、日本の文化圏に育つと、それなりに変形され世話、生殖性、停滞感はもっとフィットする言葉で置き換えられるかもしれない。

 35歳のころ、ちょうど私は会社の組合の執行委員の仕事を約一年賜ったことがあった。当時は、このエリクソンの理論の深い意味などを知らなかったが、一年間、それまでの日常ではなく、組合員のことを考えて(世話なのだろう)過ごしたのは大きな意味があったと思う。

 ちょうど、組合の仕事に就くまでは、停滞感(狭い安定した日常に固執することに倦み、大きな変化をふと願う気分:マンネリ感)があったように思う。そして世話の世界がなければ、タガが外れると様々な危機に直面したように、今では懐かしく思う。

 私にとって、35-60歳の世話はどういう行動とつながったのだろうか?組合活動、マンション管理組合の役員、リフレッシュ休暇での家族サービス、子供の育成、好奇心と興味の追及、異業種交流会への参加、福祉ボランティアへの参加、カトリック教会での役員・・・・他人や自分への世話といえるかも。

 そういえば、還暦記念の行事の参加や、今回の京都・奈良への一人旅も世話(Care)に関係しているようだ。これから、しばらく考えてみたい。

 中年の危機と世話 1/10

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