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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

<生き甲斐の心理学>を≪世話≫に役立てる!(中年の危機と世話 9/10)

2011-12-10 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 自分の人生を振り返ったときに、やはり気になるのは身近な友人や知人が不幸な死にかたをした時である。

 幼友達であったTさんも、そんな一人だ。ちょうど私が関西にいたころ、自殺されてしまった。幼いころは一緒に毎日遊んだが、それから先は余り共通点がなく、近くに住んでいて、ときどき見かけたりすることはあっても、生活が違って話したりすることもなかった。ただ、亡くなって、その状況をあとで知人から聴いて愕然とした。

 死生観とか人間観、いろいろあるが、やはり、わたしは奇跡のように今いることの重みを大切にしたい。そして、悲劇を生まないためにも心の知識はとても大切だと思う。心の知識を生きた知識として死ぬまで磨き身につける。それだけ労力に報いる価値はあると思う。

 生き甲斐の心理学と出会ったのは、本当に偶然であったが、その知識ゆえにどれだけ救われたり役立ったかは言い尽くしがたい。生き甲斐の心理学はU先生がまとめられたものであるが、U先生がシカゴ大学、オックスフォード大学(LICOXONの資格を得られた)で学ばれたエキス、世界の勉強会や臨床経験、日本での大学等での経験が146ページのテキストに詰め込まれている。

 たとえば、身近な人が心の病になるとき、なぜこんな風になってしまったのだろうか?という問いが生まれるが、次のように答えてくれる。

 (1)人それぞれが持つ<理想>と<現実>のギャップから悩みが生まれます。

 (2)その人の遺伝、老化、環境、

 (3)自律神経、免疫、内分泌

 上記の3つの組み合わせいかんで:

 1.正常

 2.神経症

 3.精神病

 4.人格障害

 の4つに診断されます。 (122ページ)

 シンプルな回答であるが、この知識あるか否かで、ずいぶん世話の仕方が変わるように思う(医療等へのネットワークも含め)。これは、一例であるが、こうした知識は何があるか判らない世間ではとても役にたつ。こうした知識を皆しっかり学べばどれだけ世の中が良くなるだろう。日々の精神的なストレス、人間関係・・・そういったものに対処するときに知っているか否かは決定的に違う。

 とはいえ、心理学の知識は、実際に勉強会等で学ばないとなかなか身に付かない。しかも、安心して参加できる心理学の勉強会かどうかは、賭けのようなところがあり、参加に二の足を踏まれる方も多いようだ。

 今回、八王子市生涯学習センターで私の所属するNPOの理事代表 植村高雄先生が<目標達成の心理学>を来月1月21日に講演される。是非応募されたらと思う。

 中年の危機と世話 9/10

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