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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

食欲旺盛のコアラに幸せを感じる!(もう一つの世界 8/10)

2013-01-10 | 第八章「魂と聖霊」

 動物園に通い始めて3年目になるが、食事(餌)時に動物を見るのがポイントであることが判ってくる。例えば、コアラは殆どいつも寝ているが、ユーカリの葉を食べる食事の時間は、当然のことだが活発に動き見て楽しい。食事の時間が決まっているので(キーパーズトークの時間が多い)、その時間を狙って行くととても楽しめる。

 さて、動物園の動物は本能に従い、ひたすら楽しく食事をするようであるが、人間はちょっと違う側面があるようだ。日本人の多くは、食事に関しては余りタブーはないようだが、世界の多くの宗教や文化では食事に関してタブーがある。

 考えてみると、人間は他の生命(植物、動物)を食して生きる生命体である。その中で、牛肉を食べると罪悪感を感じる人。動物性タンパク質を食べると罪悪感を感じる人など、多彩である。まあ、DNAレベルで考えると、植物も動物も基本的に同じアミノ酸のコードで作られている生物体であるので(もちろん人間も)、本来は、他の生命を殺して生きる事自体にどこかで罪深さを感じるものなのかもしれない。

 罪悪感は、エリクソンの性格形成論からすると、5-7歳の目的志向性の時期に自発性とともに現れてくる感情である。自分の幼いことを振り返ってみても、6歳とか7歳のころは何か魂の目覚めというか、生きることの深い意味を感じ始めるような気がする。

 暗い感情の反対側には必ず明るい感情があるという理論があり、罪悪感も同じで、その感情の意味を深く考えることで、幸福感や統御感に変わるように考えている。罪悪感は結果責任を追及されるようなもので、この世の論理では解決不能の自体に感じるように見える。ただ、世界の宗教などを考えると、非線形の空間といったらよいか、浮世の論理を超えた不思議な世界もあるようだ。

 私はキリスト教信徒なので、十字架の贖罪を信じているが、様々な信仰があるようだ。

 コアラは、ユーカリの葉っぱを無心に食べる。それは、素晴らしいことだ思うのだが。

 もう一つの世界 8/10

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