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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

席を譲られて・・・<私>と<貴方>と<リスペクト> (爽やかな心 4/10)

2018-07-02 | 第九章「愛」

 昨日は電車に揺られて都心に行ったのだが、2回も席を譲られてしまった。一回は中学生、一回は東洋系の外国人観光客。恐らく私が高齢者と見られたのだと思うが、今の日本では珍しくない高齢者でもリスペクト(尊敬、尊重、敬意)してくれているんだなと思うと有り難かった。もちろんお礼を言って席に座った。

 リスペクトは倫理道徳的な文化からくる(べき論)こともあるし、その人の持っている深い部分からくる人間観からのこともある。生き甲斐の心理学の人間観は、多国籍の学生や研究者の多い欧米の大学で常識とされている考え方で、人間が身体やこころ(生育史)だけでなく魂(宗教の領域で愛そのものと考える)から成り立つと考えるものである。これを突き詰め身に着けると自分も他人でもまさにリスペクトする存在と化す。ただ、現実の人間はリスペクトを忘れがちで、傲慢になったり、卑下したり、破局的になったりしがちであることは、自分を見ればすぐ分かる。

 さて、昨日の事例を考えてみたい。先生と生徒。<私>と<貴方>の関係の中で暗い感情の世界が明るい感情の世界に不思議にも変わったのは何故か?

 英語を全く解せない<私>は不安(愛の孤独)の真っ只中にいた。

 日本語を全く解せない<貴方>も不安(愛の孤独)の真っ只中にいた。

 この中で、愛の孤独を満たしてくれるのを待つという受動的なスタンスであれば、なにも互いの不安は変わらないままであっただろう。

 しかし、<貴方>は<私>を<リスペクト>し、あれやこれやと優しい眼差しをもってコミュニケーションを図った。 

 その熱意にほだされたのだろう。<私>は<貴方>を<リスペクト>し答えようと考え、唯一のできること、日本語で答えた。

 <貴方>は意味不明の日本語が返ってきたことに少し驚いたが、返ってきたことに感謝したのだろう。その中でクラスの生徒たちに紹介する方策を思いつき、温かい感情がお互いに流れた。そこには抽象的な愛ではなく、具体的な愛が通っていた。

 <私>と<貴方>の感情の意味を考えること。そして無視したり待つのではなく、<リスペクト>から力を頂くというのだろうか、自分ができることをすることがストレス曲線を幸福曲線に移行させたポイントなのだろう。 

爽やかな心 4/10

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