田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

外仕事は一段落 タマネギとストーブの準備

2010年11月08日 | 日記

11月8日(月)  晴   温かな陽射し  昼からは風が強くなる

久しぶりに畑にでた。

9月に秋野菜の種を蒔こうとコンポストの堆肥を入れたのだが、鹿の餌を作るのか?の声に諦めた。

鹿や獣たちに食われないタマネギが良いと云うことで、苗をくれた。

伸びた草を刈りとり軽く表面を起こした、タマネギを植えるには床を叩いて締めなければならない。

一雨欲しいところなのだが ・ ・ ・

 一通り起こしてから、来年の春用に何か種を蒔いてもよいかと思い、適当に起こした。

早く芽がでれば必ず鹿に食われるだろう。鹿も餌場だと思えば仲間を誘い団体で来るようになるが、それはお断りだ。そんなことを思うとなにか適当に種を蒔くと云うわけにはいかない。

 

畑仕事はここで終わりとして休憩がてらに庭を一巡した。

吉祥草は大方、既に花が終わっているが石の間で陽が射さないところの物は花が開きだした。この花は日陰はダメかと思い植え替えをしようと思った矢先だった。

花はストレスがあった方が危機感を感じて子孫を残そうとするそうだが?

果たしてそのストレス加減が分からなくては枯らしてしまうかもしれない。 

 

南側の庭先では小さなミニバラが花を開いているいるが傍らの枝では赤い実が成っている。季節を忘れ、温かさに身を任せて花を開いてしまったのだろう。霜にあたったためか花びらが縮れているのが可哀想だ。  

 

昼飯前に薪づくりでギロチンを2回済ませておきたい。1回積み上げた薪に3カ所チェンソーを入れると4分割される。

この細い薪はストーブの脇に運び込むのは回数が多くなるので嫌がる。と云うか見ていても大変な作業なのだ。

薪ストーブを設置するときは熱効率だけを考えて部屋の奥へ据え付けてしまった。しかし、薪運びを考えると窓際の方がよいだろう。また、真冬の冷え切った空気を遮断しているガラスが耐寒用になっていても近くは寒い。だから窓際にストーブを置くのが常識らしい。

その点、我が家は常識外れは桁外れだと思う。

結局は2回目のチェンソーは終えたが、切られた薪を運び込む間で昼飯の声がかかった。

今日の昼飯はキノコづくしだと云うので、裏山が見えるところを飯場とした。クリタケやナメコ?ヒラタケ、それに大根の煮付け。

もう一つは大野の上庄芋という里芋だが、これが美味いぬるぬる感がなくしかも実が堅いのがよい。焼いてもヨシ煮てもよい代物だ。

飯は友人からもらったシメジを入れた炊き込みご飯だった。

デザートはカイジだろうか?透き通るムラサキピンクの美しい大型のブドウだった。美味い、巨峰のようにくどい甘さではなくほのかな甘さに薫りがいかにも秋を感じさせてくれた。 

       

昼休憩はしばし南の庭を廻ってみた。ここでは夏の間は黄色い花?白?ゲンノショウコウ??の葉が見事に紅葉していた。

野の草も季節の移ろいで彩りを魅せてくれるが、土地の人は枯れてると云う。 

午後は再び薪づくりを開始、積み上げたリンゴの木を一気に18本くらい切るのだが、春の葉がでる前に切り倒した木は暑い夏を過ごし、枯れている。

チェンソーの刃がきしむような音を立てながら重なり合った太い木を切る。結局午後は陽が短く影が長くなってきた。 

 あまり根を詰めて作業をしても怪我をしかねない。少しだけ小休止をしようと思っていると枯れ葉が舞って足下に落ちた。のぞき込むと葉ではなくキタテハだろうか?彼はこの冬は越冬するのだろうか?落ち葉は掃いてしまわずに蝶たちが葉の下で冬を温かく過ごせるようにしておこう。

蝶たちもこの温かな狂った季節をどのように過ごすのだろう?

温暖化だから温かい冬だと思っていたら、ラニーニャとかで厳しい冬になると云う。雪が多い寒い冬を乗り切るには今月中には薪を片付けておきたい。

既に真っ暗になってしまったが、心地よい疲労感がある。

コメント
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