田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

合唱祭 まちづくり につながると云う 落ち着かない一日

2010年11月21日 | 日記

11月21日(日) 晴れ    快晴  無風 暖かい  満月

今年の2月頃だったろうか、第2回合唱祭の準備を始めるとMから聞いた。第1回と云っても年度が変わっているので、今年の1月中頃だったと思う。町の公民館2階 集会室、客席は溢れる程ただ。

だから ・ ・ ・

今年は学校の体育館に場所を移したいと云った。その時は口には出さなかったが心配だった。実行委員会で反対が決議されれば良いと思った。それから10ヵ月で今日に至ったが、どこに彼女たちの活力があるのだろう? 実行委員は町の3つの合唱団から代表がでて組織している。しかも、メンバーには男性もいるが、実行委員になっている人は全員が女性だ。素晴らしい彼女たちの統率力は第1回の昨年に充分判ったが、今年はさらに、小学校の体育館を会場にしたこと、まだ凄いのは、準備に関わってくれた団体は23年間も男子中心で活動している蓼科クラブ、同じく20年間も続いているヤラズ会、更にはコーラス団体の女性メンバーの連れ合いが椅子並べやステージ作り、演奏会の裏方まで黙々とこなしていた。

昨年の合唱祭を聴いて、やる気を起こしてくれた蓼科高校の合唱同好会7名の生徒と先生が凄い。たった7名と思うだろうが、そのハーモニー感覚がよい、そして、リズム感と歌のセンスのよさは“Smile”(作詩/作曲:しおり)に表れていた。

同じように立科中学3年3組の合唱も素晴らしかった。男子が多く、その歌声も響く発声で会場の奥まで響かせていた。

素晴らしいの連続だが、決して身内のヨシミではない。第一回の企画では難色を示していた町役場の職員たちが、新たに合唱グループを作り参加してくれた。衣装もビニール袋を活用し帽子まで揃えて素晴らしくセンス良い、金を掛けないアイディは流石・立科流なのには感服★★

町民の自由意思で企画した合唱祭に、役場職員が参加してくれること、指揮は教育長とこれまた、社会教育の代表格でもあり他の町では見ることができないのではないだろうか!!これには蓼科高校の音楽の先生が重要な役を担ってくれていることを後から聞いた。

立科小学校の合唱クラブは白のベレー帽にカラフルな蝶ネクで登場。歌声も良いのだがステージに変化を着けて全員の合唱から8人6人と重唱の表現が良かった。動きのある歌“教室大笑い”(作詞:風戸 強/作曲:福田和禾子)では子どもたちの表情が生きいきしていた。

ゲストととして東御市の合唱団が登壇し素晴らしい歌声を聞かせてくれた。彼らは毎週練習をしているという社会人コーラスとしては手音?(手本)となる合唱団だろう。 

町長は開会には所用があるとのこと ・ ・ ・ 開演中に駆けつけてくれ最後まで聞いてくれた姿には熱い心を感じた。挨拶をお願いすると、この活動のすばらしさ、町の中が歌声であふれるようになる小さな町ながら素晴らしい文化が芽生えていることに感動するとの言葉だった。

その言葉のあとには会場全員で『もみじ』を唄った。これも自然に二部合唱になり、合唱祭のタイトルのとおり ~ 響け 心をつなぐハーモニー ~ となった。

予定どおり16時に閉会になり片付けには聞きに来てくれた皆さんが手伝ってくれて短時間で終わることができた。会場の外へ出ると満月が浅間の峰々を僅かに照らし始めている。浅間の真の美しさは立科から見るのが一番と多くの人が云うが、浅間のの美しさには負けない程の、今日の歌声は素晴らしかった。 

夜には集落の収穫祭(12月12日)の打合せに出席した。伝統食の《お煮かけうどん》の復活と、恒例のモツ煮、焼き鳥 ・ ・ ・ 『伝統食の復活』は集落の課題でもある。

このところ、いろいろな行事に動きがとれず、やらなくてはならいことが遅れ迷惑を掛けている。明日は雨だと云うので、会議の録音も文字化するには好都合だろう。

家に戻る夜道は満月に照らされ雪が積もったように見えた。 

 

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