「オオカミが来た」というのはどうも歴史的にみたら、ひかえたほうがいいと思われるが、それでも「オオカミが来た」といい続けたいという感じがするから変だ。
いや別に私の場合には「オオカミが来る」ではない。ただ単に3か月ごとに発行をしてきた「数学・物理通信」の発行を一時的に休刊にすることだ。
だれもそんなサーキュラーを頼りにはしていないし、発行されなかったとしても誰にも何とも思われないだろう。そういう単なる趣味のサーキュラーである。
もっとも最近では私のお送りするリストも増えてきて、たぶん100名は越えていると思う。というのはあまり真剣に何名の方に送っているかということを数えたことがないからだ。
いつだったか半年ほど前だったかに誰かに聞かれてしかたなく数えたら、82名であったが、それからも大分増えていると思うので、すでに100名以上の方にお送りしていると思う。
毎回必ず届きましたというメールを下さる几帳面な方がおられる一方で、大多数の方は何の連絡もない方が大多数である。
いや、これは別に非難とはとらないでほしい。毎回100人近くの人から受け取りましたとのメールをもらったら、私としてはどうしたらいいかわからなくなってしまう。
ただ、毎回読むことのできる論文とかエッセイとは少ないかもしれないが、それでも読むことのできる号があれば、読んでもらえたらいいのだ。
すべての論文やエッセイを生真面目に読んですべて理解なくてはなどと考えたらそれこそ物理も数学も嫌いになってしまうだろうから。