昨日今年の4月に出た、ちくま学芸文庫に収録された遠山啓『微分と積分』の新井仁之さんの解説をちらっと見たら、「イジメで学ぶ ε-δ 論法」とあるのかと思った。
よくよく見たら、「イメージで学ぶ ε-δ 論法」だったのでほっとした。私のように気の小さい者にはどきっとする。
こういうと勝手に面白がって話を面白くしているだけだととられようが、そうではない。本当にドキッとしたのだ。(影の声:これは深刻ですね)
いまごろになって本を読むとなかなか微分積分での ε-δ 論法は難しく感じられるが、実際に微分積分の講義を大学の教養課程で聞いたときにはそれほど難しいとは思わなかった。
講義された当時の先生の教え方がよかったのだろう。だがもうそういう話は忘れてしまっている。それで本で読んで思い出そうをとしてもなかなかわかり難いのである。この『微分と積分』にはイメージでこの ε-δ 論法を解説してあるというのであろう。しかし、そこをまだ詳しく読んでいない。