物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

知りたいフランス文の意味

2024-11-01 16:00:32 | 本と雑誌
知りたいフランス文の意味と書いたが、この文も「まいにちフランス語」応用編に出てきた例文である。

 Il n’y a  rien de nouveau sous le soleil.
  太陽の下、新しいことは何一つない

旧約聖書の言葉だという。どういう意味か説明がなかったので、その意味を知りたいと思っている。

インターネットで検索して得たフランス語の文では

(Proverbial) Rien ne change malgré le changement du monde, cela s’est déjà produit.

とあった。

世界ではいろいろな変化がおこっているのだが、それにもかかわらず新しいことは何も起こってはいないというような意味だろうか。それはどこかですでに起こっていることだというような。

(2024.11.2付記)
se produireはいま仏和辞典を引いてみたら、「生じる」と訳語がついていた。上の文章を見たときには、このきちんとした意味を知らなかった。

多和田葉子のエッセイの一文

2024-11-01 15:12:38 | 本と雑誌
本好きの人なら、多和田葉子のエッセイ本を読んだことがあるかもしれない。

残念ながら、私は彼女の本の読者ではないのだが。いまNHKのラジオの「まいにちドイツ語」の一文をここでご紹介したい。

In einer Fremdsprache hat man aber so etwas wie einen Heftklammerentferner: Er entfernt alles, was sich aneinanderheftet und sich festklammert.

(訳)しかし、外国語のなかにはホッチキスリムーバーのようなものがある。それは,綴じ合わされたもの、しっかりと留められたものをすべて外してくれるのだ。

ここではHeftklammerとは日本でホッチキスと言われているものである。Entfernerとは私のドイツ語力で直訳すると「遠ざけるもの」ということになる。fernとは遠いという形容詞である。entferntとは「遠ざかった」とか「へだった」という意味であろう。またはEntfernungとは「距離」と訳されているかもしれない。

Heftは日本語で言えば、「ノート」であろう。Klammerは「かっこ」であろうか。クリップの意味も辞書によればあるらしい。

私だけに限らないとは思うが、すべての外国のことばのまったく正しく対応する日本語を知った上で外国語を読んでいるわけではない。そうではなくて自分が知っている、この場合なら、ドイツ語のことばのおおよその意味を知って上の文章を自分なりにその意味を取っているのだということがわかる。

もっとも上の訳は担当の先生、松永美穂さんの訳である。もちろん、私の訳ではない。
 

寝坊の私には珍しく

2024-11-01 06:01:38 | 数学
寝坊の私には珍しく6時だのに目が覚めた。

一昨日から修正している四元数の原稿が気になって目を覚ましてしまった。あと図をもう一つ入れたいが、それはともかくとして、文章とか数式の提示のしかたが気になって目を覚ましたのだ。

普通はあと2時間半くらい眠って8時半にいつも目を覚ましている。大体老人は眼が早く覚めるなどというが、私はいまでもそうではない。

これが昼の間にラジオを聞いていたりする時に眠ってしまったりするのだが、朝はそれでも起き難い。もっとも寝つきのいい方ではないのでしかたがない。

四元数による空間回転の式の導出が私の納得できるようになった。こういうことは誰も気にかけて説明をしてくれない。その式自身は誰でも知っているくらい有名なのに、どうしてであろうか。

小著『四元数の発見』に書いたKuipersの説明を補足したものである。