また金曜がやってきた。本来私は教えたがりの性質だが、それでも最近は金曜は重たくなる。別に私の体重が重くなるわけではない。気が重たくなるということだ。
すいすいと勉強してくれれば、こちらも気分がよくなるのだが、そうではないので気分が重くなる。
それでも負けずに準備をして期待に応えることが必要である。第一私自身が60年くらい前には数学がわからなくて、お先真っ暗だったではないか。
そして、そのときには私自身はだれかの先生に直接教えられたのではなくて、学習参考書を読んで自分の高校数学のわからなさを時間をかけて、なんとか克服したのではあったが、そういう学習参考書も最近では適当なものを見つけるのが難しいかもしれない。
そういう意味では現在は選択肢は広がっているものの、それから何を選んだらいいのかが、却って難しくなっている時代なのかもしれない。