昨晩、BS朝日で「惜櫟荘ものがたり」という放送があった。
これはこのブログでも取り上げた『「惜櫟荘だより」から』と関係がある。この放送ではとても魅力的なことが放送されたらしいが、私は残念なことに昼間の疲れで眠ってしまい、見たのは最初の部分と最後の部分くらいであった。
佐伯泰秀さんが自分のことを「惜櫟荘」の番人と謙遜して言われていたのが印象的であった。
そして、佐伯さんは岩波茂雄がこの別荘をつくったのは岩波文庫の収益をもとにしていたが、自分も文庫書下ろしの時代小説でこの荘を購入し、改装して番人になれたことに少なからぬ、縁を感じていると言われていたが、奇妙に納得した。
荘からは熱海の海がよく展望できるし、この放送が長年の企画の末のことであろうと思われた。
なんでも長期間の構想とか企画の末に実現するのであろう。人間の長期間の持続性をここで思わざるを得ない。
(付記) このマイナーなブログの日曜のアクセスが日曜としては結構な数にのぼった。18件ほどのアクセスがあったことが分かっている。これは新聞の佐伯さんのエッセイが単行書化されたときのアクセス数20と匹敵するものである。
マスコミの威力であろう。
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