宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

[地方]辺野古新基地建設反対の玉城デニー候補が圧勝 集団的自衛権の安倍3選自公に野党台風で来年の政治決戦が流動的になるかも

2018年09月30日 20時07分54秒 | 第25回参院選(2019年7月)

[写真]玉城デニーさん、きょねん2017年6月の国会内常任委員長室の野党幹事長会談で、宮崎信行撮影。

 地方選挙(知事、市長、県会議員、市会議員)は基本的に書かないことにしています。地方+選挙→ご当地のテンションが上がったお国事情通を刺激してしまって、私としても情報面で劣った状態で対応することになるので、まるっきり書かないというスタンス。ブログとしては「選挙ネタ」は当日有権者数に限らず、そこそこ読まれることは確かですが。

 前知事急逝に伴う、沖縄県知事選挙が投開票され、玉城デニー候補が自公候補に圧勝しました。

 玉城知事、ニフェーデービタン!

 1996SACO合意の梶山官房長官の一番弟子、菅義偉・官房長官(兼)沖縄基地負担軽減担当大臣にとっては、ここ6年間で最大の失点となりました。

 当日投票の出口調査は、各社、玉城候補が57~60~63で、対する自公候補が42~39~36、という近年まれな圧巻の中間集計がされていました。

 政府がアメリカ海兵隊の辺野古新基地を建設する動きを止めさせることが最大の争点となっていました。若者の中には経済政策を優先してほしいとの声もありました。

 

 ウォルター・モンデール日本大使(元副大統領)と橋本龍太郎首相が、辺野古代替施設の見返りに海兵隊普天間基地を返還させるという橋本龍太郎内閣の「SACO合意」。

 当時の官房副長官、梶山静六さんの一番弟子、安倍内閣の菅義偉(すが・よしひで、衆議院神奈川2区、自民党)・内閣官房長官が地域振興対策などをアメと鞭で担当。

 2012年の政権再交代後、一貫して内閣に居続けているのは、安倍首相、麻生副総理、菅官房長官の3人であり、今週2日(火)の内閣改造の直前に、一角の地位が大きく揺さぶられることになりました。

 元副大統領の大物大使が進めた、アメリカ海兵隊の再編を、今のアメリカ海兵隊の幹部が履行するとは思えません。海兵隊は米4軍の中でも突出して幹部が屑です。海兵隊は話して分かる連中でないことは、日米が一致するところです。辺野古新基地を建設しても、普天間基地は返還されません。北谷のアメリカンビレッジのように繁盛しません。それと、普天間の地主も辺野古新基地建設に反対している人も一定数いるわけですから、1996年SACO合意は完全に空中分解しました。

 今月の北海道震度7全道停電では、26歳の女性の予備自衛官が給水活動にあたり、マスコミで取り上げられました。美談とばかりはとらえられません。防衛省は「派遣社員が年5回気軽に予備自衛権に登録してください」というポスターを張り出しており、限定的「経済的徴兵制」が始まりました。2014年7月の集団的自衛権行使の「限定的」解釈改憲の2015年4月の日米ガイドライン、2015年9月の平和安全法制で、まっしぐらに戦争の道へ転落する2018年日本人。面目を保つ一勝とも言えそうです。

 玉城デニーさんの知事転出に伴う、衆沖縄3区補選は、法律上は、来年の4月第4日曜日に行われますが、改元直前で、統一地方選とともに、1週間前倒しにするような、特別立法も検討されるとみられます。

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枝野立憲「19議席増」大躍進の予想も、安倍自民続投は確実か、週刊現代の第25回参院選予測

2018年09月21日 05時48分48秒 | 第25回参院選(2019年7月)

[写真]安倍晋三自民党総裁(首相)と枝野幸男・立憲民主党代表、きょねん2017年秋に、宮崎信行が撮影。

 新元号元年の第25回参議院議員通常選挙は、立憲民主党が大躍進しそうです。

 現職2人が1議席を争う長野選挙区では、国民公認の羽田雄一郎元国土交通大臣が、吉田博美・参議院自民党幹事長(未公認)をかわすのではないか、との予想が載っています。

 週刊現代は、きょう発売した「2018年10月6日号」で、どこよりも早く、2019年7月開票の第25回参院選の予想を載せました。

 選出議員の任期は2019年7月から2025年7月まで。このうち、2019年7月から2022年7月までは参議院全体の定数は「245」となり、過半数は123に増えます。これは6増0減法が成立し、そのうち改選の3が増えるからです。

 週刊現代は、自民党の議席を、18議席減って、108議席と予測し、3年弱ぶりの過半数割れ。公明党の議席は2増の27議席となります。自公では135議席で過半数を12上回りますので、さらに自民側から見て悲観的シナリオとなっても、自公過半数は確保。

 参議院本会議の過半数で「安倍首相問責決議」ということにはなりそうもなく、安倍晋三内閣の続投は9割以上確実といえそうです。ところが、いわゆる「改憲3党」が補完勢力も含めて3分の2を割ることも逆に確実で、自民党としては、2019年6月までに改憲発議をしなければ、改憲もまた絶望的となります。改憲失敗で安倍さんの地位が流動化することもありそうです。

 立憲民主党は19議席増やして、42議席と予想し、参議院第2会派に躍進。国民民主党は6議席増やして30議席と予想。

 これにより、1998年以来の「自民党と新緑風会」の参議院二大政党体制は終焉すると思われます。

 予想通りならば、立憲の議席占有率は衆12%参16%になりますので、法案の審議未了廃案日程闘争が、2019年から次期衆院選にかけて、かなり期待できることになりそうです。

 共産党は比例で伸びずに1議席減の13議席、自由党は4を維持、社民党は1議席に半減、その他が4議席、無所属が3議席と予想しています。

 前原誠司さんによる取り返しのつかない失策で、大きく政党の構成は変わりましたが、来年の選挙で、参議院のいわゆる「交渉会派」などの構成は変化しない見通し。枝野代表が、本気で衆で政権交代をする気持ちがあるのかどうかが、新元号の政治をうらなうことになりそう。

 6増0減法により、自民党内で、4つの県連で、2人を2つの合区から当選させ、比例の特定枠で2人を上位当選させようともくろんでいますが、この、自民党内の立法事実は成功し、4県連とも参議院に代表を送れそうです。

 立憲は、比例で13議席を獲得すると予想。ただし、現状はまったく候補者が足りません。筆者が「2019年7月から2025年7月までの間に、枝野連立内閣へ政権交代する可能性があるが、参議院の比例の下の方で変な人が当選してしまい、与党で足を引っ張るのではないか」との懸念に、同党副幹事長(兼)県連会長は「統一地方選や参議院選挙区の候補者が見つからず、実は、その懸念は代表周辺で上がっているが、とてもそこまで考えられない」と答えています。

 比例では、国民民主党は4議席で変わらずとの予想で、3産別と1団体が当選するということでしょうが、変動も考えられます。

 選挙区では、例えば茨城選挙区(改選定数2)で、国民民主党の現職ではなく、立憲公認の新人(未擁立)が善戦するのではないかとの予測も出ています。1人区でも、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、滋賀、三重、佐賀、大分、宮崎の11選挙区で、立憲民主党と国民民主党の統一新人が擁立されれば、自民党現職よりも優勢だ、という予想がされています。

 今回初めて、選挙区別の一覧表を見ても、非常に無風だという感じがします。とにもかくにも、立憲が候補者を擁立できるか、が最大のカギとなりそうです。

 

 上記が、週刊現代の議席予想。

 選挙区別一覧表も載っていますから、そちらは直接見てください。比例一覧表は今号の週刊現代には載っていません。

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立憲民主党、枝野幸男代表の「8月定例記者会見」を9月3日(月)に開催すると発表

2018年08月30日 21時20分15秒 | 第25回参院選(2019年7月)

[写真]立憲民主党本部前周辺、パノラマ撮影、東京都千代田区平河町、きょねん2017年10月下旬、筆者・宮崎信行撮影。

 立憲民主党は、枝野幸男代表の、「8月定例記者会見」を、来週、9月3日(月)に開催すると発表しました。

 きょう、平成30年2018年8月30日(木)に日程を発表しました。あす31日は金曜日。

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自民党総裁選は、9月7日(金)告示9月20日(日)開票、そして、9月30日(日)公明党・沖縄県

2018年08月22日 08時25分10秒 | 第25回参院選(2019年7月)

[写真]秋の自民党本部、3年前の2015年11月に、筆者・宮崎信行が撮影。

 自民党は総裁選を、9月7日(金)に告示し、20日(日)に開票する、ときのう、ホームページで発表しました。

 石原派所属で、自民党最長老の当選16回在職46年の、野田毅さんが選挙管理委員長。

 党員投票は19日締め切り。

 総裁選には、3選をめざす、細田派の安倍晋三首相と、当初は総裁・幹事長コンビを組んでいた、石破派会長の石破茂さんが立候補する見通し。任期は新元号3年2021年9月まで。

 公明党は9月30日(日)昼に党大会を開きますが、幹事長が交代するのではないかとの観測が有力となっています。

 9月30日(日)夜には、沖縄県知事選挙の開票。

 自民党は総裁以外の幹事長以下の役員の任期は1年間だと党則に定めており、9月下旬の自民党役員会で、幹事長以下総務を含む党本部の全役員が総裁に辞表を出すイメージとなります。内閣改造後に、入国管理法改正案などを審議する、第197回臨時国会が開かれる見通し。

 また沖縄県知事選に絡んで、10月28日(日)に秋の統一国政補欠選が開かれることが有力になりつつあります。

 来年4月には統一地方選などがあります。

 しかし、この9月にそろった、党首・幹事長の顔触れは、最近は政治と金や異性の問題で辞任に追い込まれることはまれになりましたし、年齢的にも健康な人が多いと思われ、秋の人事のまま、大阪サミット、第25回参院選へと突入することになりそうです。

 なお、有料ブログ「宮崎信行の今後の政治日程」は、さきほど更新しました。筆者・宮崎信行にとって、毎月の安定した収入になりますので、ぜひ購読してください。

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前原誠司よ、何か言うことはないか?連合中央メーデーは、加藤勝信大臣と小池百合子知事のみ登壇

2018年04月28日 23時05分00秒 | 第25回参院選(2019年7月)

 かなり不景気なのでしょうか、ことしの大型連休、いわゆるゴールデン・ウィーク(GW)は3連休+谷間の平日2日間+4連休、という並びですが、当ブログを見てくださっている方が多いようです。更新する予定はなかったのですが、連休中も数本書いていこうと思います。

 メーデーに行ってきました。



 しかし、連合の神津会長(基幹労連)の後に、登壇した政治家は、自民党の加藤勝信・厚生労働大臣と、当地の小池百合子・東京都知事(自民党出身)の2人だけでした。

 きょねんまでの、壇上の椅子もなく、神津会長、加藤大臣、小池知事が壇上でそろい踏みすることは一度もありませんでした。今回はパレードも無く簡素化されましたが、政党代表が登壇しないことも含めて、簡素な舞台になったのかもしれません。

 出番前に、神津会長、加藤大臣、小池知事や、相原・新事務局長(自動車総連)、逢坂会長代行(UAゼンセン)らが談笑する場面がありました=このページの写真はすべて筆者・宮崎信行が2018年4月28日、東京都渋谷区代々木公園で撮影=。

 加藤大臣は、招待に感謝の言葉を言った後、「有効求人倍率は44年ぶりの高さ、賃金は4年連続の引き上げ、春闘は5年連続のベースアップ」と安倍晋三内閣の実績を誇りました。

 そして、前日に働き方改革関連法案が審議入りしたとして、労働基準法制定以来70年ぶりの大改正だとして、「ぜひ国会でご審議いただき、成立させていただきたい」と呼びかけました。ここで、「高度プロフェッショナル制度はダメでしょ!」という女性の野次が飛び、段の下から神津会長も振り返りましたが、混乱はありませんでした。加藤さんは「拉致担当大臣を兼ねている」と語り、「UAゼンセンをはじめとする連合のみなさんにも拉致問題でご協力をいただいている」と結びました。



 小池百合子さんは、きょねんと変わって、一人だけ登壇する小さめの壇について「なにか、相撲の土俵から、プロレスのリングに上がったみたい」とジョークを飛ばしながら、壇上で「お招きをいただきましてありがとうございます」とし、改めて選挙での、神津会長は、連合東京の岡田会長(UAゼンセン)に感謝しました。

 なお、加藤さん、小池さんはともに新進党出身(加藤さんは新人総支部長時代のみ)。



 これに先立ち、神津会長は「まず連合フォーラムに集う議員が高プロを削除する法案をつくってくれた」と紹介した後、「2番目に大事なのは、国会の混乱。日本の民主主義の危機と言わざるを得ません」とし、「「何年かバラバラでガタガタになった民進党の大塚耕平代表が、玉木さんのグループ(希望の党のうち玉木雄一郎さんら半数以上の議員)と新たなステップを歩む。二大政党的運営が実現するまで、粘り強く、連合も応援団として、働くなかまを国会に送っていきたい」とあいさつしました。

 大会が始まって30分後、終了予定時刻の30分前に、会場の外(端?)で、大塚代表と玉木代表が、記者の囲み取材に応じました。



 玉木さんと希望の党はSNSで、出店を回す姿を載せました。民進党の増子輝彦幹事長(参議院議員)が「メーデー新党」と表現していた、国民民主党(来月7日結党)ですが、壇上に上がることはできませんでした。登壇できなかったことについて、玉木さんは「中央メーデーに初めて参加したので分からない」とし、「招待されて気持ち良い」と語りました。枝野幸男・立憲民主党代表は地元のメーデーに参加。又市征治・社民党新党首は、会場外で街頭演説をしていたのを目撃しましたが、大会開始後に会場内にいたかどうかは分かりません。

 民進党が大分裂しながら、小池さんは登壇して選挙のお礼をするという、シュールな中央メーデーに、前原誠司(さん)よ、何か言うことは無いか?



 全労連、全労協の大会は、5月1日(火)の本来のメーデー当日に開かれます。

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新元号2019年G20サミットは、大阪市のカジノの夢洲近くの国際展示場「経済&外交」の安倍で改憲&参院選へ

2017年12月25日 14時32分45秒 | 第25回参院選(2019年7月)

[写真]安倍首相、2017年10月、茨城県内で、筆者・宮崎信行撮影。

 安倍首相は、日本で開く、2019年G20サミットを、大阪市・大阪府で開く方向性を固めたようです。各紙が報じました。

 大阪市・大阪府は、先月、「誘致に向けた応募書類」を外務省に提出。IRカジノ施設誘致予定地の夢洲に近く、大阪咲洲庁舎が在る南港(なんこう)の「インテックス大阪(大阪国際見本市会場)」に誘致したいとしています。大阪市・大阪府の現首長らに近い「維新」に対して、安倍晋三首相・菅義偉官房長官が、改憲に向けた秋波も含めて、来月から再来月に決定することになりそうです。

 また、時期は新元号の、2019年の5月以降になります。2019年は4月に統一選、5月に改元、6月に第25回参院選を予定。このため、参院選の前後に、サミットをやることで、「経済と外交に強い安倍」のイメージを打ち出すことになりそうです。これは、1992年に、宮澤喜一首相(自民党総裁、宏池会会長)が成功させ参院選勝利。バブル崩壊を招いた土地融資総量規制という政策ミスを覆い隠すことになりましたが、翌年の衆院選では惨敗しました。

 G20サミット自体は、1泊2日ということで、それ自体がどれだけの、政治的・経済的波及効果があるか見通せませんが、安倍一強は当分続きそうな兆しが出てきました。

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2019年は、日本でG20サミット決定、第25回参院選(7月)に前後か、宮澤東京サミット参院選では与党自民党勝利

2017年07月08日 09時09分00秒 | 第25回参院選(2019年7月)

(9日付午前9時投稿で、8日付にバックデート)

 2019年に、G20サミットが初めて日本で開かれることになりました。

 G20(金融・世界経済に関する首脳会合)は、2017年7月8日(土)=現地=、首脳声明を発表。このなかで、「2018年にアルゼンチンで,2019年に日本で,2020年にサウジアラビアでG20を開催予定」と盛り込まれ、「2019年G20日本サミット」開催が確定しました。

 G20の過去の開催時期をみると、4月が1回、6月が2回、7月が1回、9月が3回、11月が5回となっています。

 宮沢喜一(宮澤喜一)首相(自民党総裁)が取り仕切った「G7東京サミット」は、1992年7月9日の閉幕当日に第16回参院選が公示され、その前2回にわたる「土井たか子ブーム」から脱して、自民党が議席を増やしました。当時すでに景気は落ち始めていましたが「アメリカ英語」「所得倍増計画」の申し子、宮澤さんのイメージが颯爽としていたようです。

 第25回参院選は、任期満了が7月28日なので、7月21日(日)頃が投開票日になるであろうという見立てが順当でしょう。この場合は、G20サミットは、6月、7月に設定される公算が高いと考えられます。安倍晋三首相は英語が堪能なので、ホストとして、金融、経済に関する政策パッケージ・予算・法案などを打ち出してくるかもしれません。一方、2019年通常国会は、延長しづらいため、与野党が対立する法案の提出を各省庁がためらることも予想されます。

 いずれにせよ、与党は強いというところですが、1992年に関しては、日本新党も4議席で橋頭保を得て、翌年の衆院選で政権交代に成功し、55年体制が崩壊しています。あくまでも、政権選択は衆院選。2018年の衆院選で、蓮舫首相となっているかもしれません。

 月864年(税込)の購読料を頂戴している、「宮崎信行の今後の政治日程は」は既に上の内容を反映して更新済みです。政治は9月から本格再開という雰囲気ですが、ぜひ7月中から大局観で圧倒的な定評をいただいている、もちろん、政治ですから時に勘違いもいっぱいありますが、おおむね評価をいただいいてる、宮崎信行の今後の政治日程の手続きをとってください。

【追記 2018年2月20日午後9時】

 以下のエントリー記事も参考にしてください。

新元号2019年G20サミットは、大阪市のカジノの南港で、「経済&外交」の安倍で改憲&参院選へ



【追記終わり】

 このエントリー記事の本文は以上です。

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