【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

さあ、国民の出番だ。

2010年02月08日 18時51分25秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導

[写真]民主党代表の演説に耳を傾ける国民、2009年夏

 報道によると、鳩山由紀夫・民主党代表(総理)は、8日昼、政治資金の不正問題で、国民の政治への信頼を傷つけた小沢一郎幹事長から、「私がこの仕事を続けていってよろしいか」と問われ、鳩山総理は「ぜひ一生懸命頑張って欲しい」と述べたそうです。

 こうなれば、仕方がありません。鳩山総理には、小沢幹事長と共倒れしていただくしかありません。

 私は元々、政権交代後は、「新進党を解党し政権交代を遅らせたけじめ」というカードを突きつけて、小沢さんを政界引退に追い込むシナリオを考えていました。ところが、実際はその反対になってしまい、小沢さん、山岡賢次さん、松木謙公さんら旧自由党一派に民主党を乗っ取られてしまう結果となりました。それでいて、誰もが「見て見ぬふりをする」。こんなことは自民党では考えられませんでした。

 なんとか、総理には、小沢さんをトカゲのしっぽのように切って、民主党政権を進めていただきたいと思うのですが、こうなったら仕方がありません。鳩山さんが巻き添えになるのはやむを得ないという覚悟で、小沢一郎さんを政界追放に追い込みましょう。

 まずは村越祐民さん、枝野幸男さんら、小沢さんの幹事長辞任や議員辞職を求めている民主党議員をシッカリ守りましょう。参院選の敗北に期待するより前に、まずはシッカリと民主党議員に圧力をかけていきましょう。

小沢氏幹事長続投、会見で表明 首相も容認(朝日新聞) - goo ニュース

 民主党の小沢一郎幹事長は8日夕、党本部で行われた記者会見で、去就が注目されていた幹事長職を続投する意向を示した。同日昼に鳩山首相と首相官邸で会談した際の内容について、「私が『この仕事を続けていってよろしいか』という申し上げた。首相からは『ぜひ一生懸命頑張って欲しい』ということだった」というやりとりがあったことを明らかにした。(後略)