長崎2区選出の福田衣里子さんは、長崎県知事選惨敗後、初めてブログを更新し、謝罪のうえ、「終わってみて、冷静に振り返り考えることもありました」と吐露しました。
その結果、政権交代が起こった「新しい政治のあり方」「命をつなぐ政治」に立ち返りたい、との思いを強調しました。
これは、利益の誘導と組織のしめつけを重視した小沢一郎幹事長や地元選出の一新会系参院議員を暗に批判したものと思われます。
Piquer ~Ennrico’s room:こんばんは - livedoor Blog(ブログ)
(上記ブログから抜粋引用はじめ)
(前略)
このたびの長崎県知事選挙では、ご支援いただいた皆様には、大変申し訳ない結果となってしまいました。
(中略)
今回、初めての応援で、終わってみて、冷静に振り返り考えることもありました。
なぜ、政権交代が起こったのか。そのことを今一度、政権を任された私たちは、考えなければいけないと思います。
新しい政治のあり方を求めたものであったと思います。
そのためにも、私は私の思う「命をつなぐ政治」の実現のため、頑張っていこうと気持ちを新たにしました。
(引用おわり)
やはりこの人はセンスがいいなと感じました。
長崎県知事選では、長崎1区の高木義明さんらが選挙区とする長崎市と、福田さんの選挙区である長与町の2自治体だけ“民主党票”が“自民党票”をおさえて、トップになりました。
高木さんは連続当選7回生の面目を、福田さんは「政権交代の象徴・エリー」の異名を保ちました。
高木さんは、衆院議運委の筆頭理事をさしかえてまで地元に張り付きました。その是非は別として、応援議員が電話作戦を手伝ったところ、「三菱重工長崎造船所」などの名前を出して、「組合から聞いていますよ~」と応じてくれる人が多かったそうで、高木さんの働く仲間には候補者名がよく浸透していたようでした。
小沢流選挙とは、「総決起集会に1万人集めたのに、投票所の記載台で違う名前を書かれて落選する選挙」です。
右肩下がり経済の日本。そもそも「利益」が少ないし、ボスの睨みも利きません。投票所で別の名前を書いてしまうので、現在では「しめつけ」は効果がありません。町村など小規模の自治体では、期日前投票所・当日投票所ともに狭くて投票立会人が知り合いということもあり、多少効果はありますが、県単位の知事選や参院選では「しめつけ」は不可能です。このことは12年前ぐらいにも、連合内の会議で侃々諤々やっていました。
第21回参院選の勝利には、大型連休(ゴールデンウィーク)前後の小沢幹事長辞任が必須で、予算の審議をみながら、倒閣ならぬ「倒幹運動」が勢いを増していくと思われます。