田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

具体的比較論(札幌VS地方) 文化の享受度

2007-10-25 19:08:39 | 札幌学 & ほっかいどう学
 文化を享受できる度合いについては、もう議論の余地もなく札幌が圧倒的に優位であると言えるでしょう。
 北海道の人口の約1/3が札幌に集中しています。他府県においては、これほど一極集中現象を見せているところはないそうです。

 それだけ一極集中しているということは、そのことに付随する文化活動やスポーツ活動、その他の活動など全てが札幌に集中してくることになります。
 実際に札幌に住んでみて感ずることは、札幌では非常に多彩な催しや活動が展開されていることを感じます。
 野次馬精神旺盛な私などは目移りしてしまって困ることも度々です。

 地方に住んでいたときはどうだったかというと、自分の置かれている立場が違いますから一概に比較することはできませんが、「行ってみようかな。参加してみようかな」と食指が動くことが少なかったように思います。

 最近感ずることは、地方出身の私の場合「文化」というものをマスメディアを通して吸収し、養ってきたんだなぁ、ということを感じざるをえません。
 それに対して、札幌に長く住まわれている方は、たくさんのチャンネルがあって、そこを通して得た情報から自分の感性にマッチしたものを選択しているんだろう、と思われるのです。
 私が聴いたこともない、私とは異次元にあるような催しやステージが数々行なわれているのを見聞きするとき、そのことをしみじみ感じます。

 情報化時代に突入した今、地方においてもたくさんのチャンネルを有するようになり、地方においても自らの感性にマッチした選択が進んでいくんだろうと思います。
 そして広域での移動がそれほど困難ではない現代においては文化の享受度の格差も小さくなってきているのかも知れません。
 そうした意味では、本稿の冒頭の言葉は修正の要がありそうです。

 都会に住んでいても、地方に住んでいても、
  文化を享受するには個々人が積極的にそれに接しようとする意欲こそが問われている
のではないかと思います。
 そうした意味で私はこれからも意欲的でいようと思っています。